SPECIAL COLUMN

芸の術を結集し産み出された先輩の作品たち。

熊本地震・阿蘇チャリティーTシャツ2016

田添 賢Satoru Tazoe

2007年卒
有限会社 ひめ路 調理担当
熊本県阿蘇市出身。熊本県立大津高校の美術コースを卒業し、九州産業大学に入学。実家である「郷土料理 ひめ路」の初代店主である父が病気をした事を機に阿蘇に戻った。
現在は「郷土料理 ひめ路」、「いろりの宿 乙姫の里」で調理を担当。
2016年にチャリティーTシャツを製作し、阿蘇百然に認定。
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2016年4月16日に熊本地震が起き、阿蘇は甚大な被害を受けた。余震が続く車中泊の中で阿蘇のために何か出来ないかを考え、自分が大学で学んだデザインを生かしチャリティーTシャツを製作する事を決めた。阿蘇の元気をいち早く伝えるため、早期復興のために地震後すぐにTシャツの製作に取りくんだ。阿蘇五岳を力こぶに見立て元気が伝わるデザインと、阿蘇の地域名や名物、阿蘇への想いをハートの中に詰め込んだデザイン。FacebookなどのSNSで宣伝をし、沢山の方にご賛同を頂き、飲食店・保育園・福祉施設などのユニフォームに採用して頂いた。Tシャツの益金は阿蘇市へ寄付、被災した子供達へのプレゼント活動を行なった。(寄付金は今現在130万円)個人的な活動にも関わらず多くの方にご賛同していただき、人の温かさが力になった。デザインの力で阿蘇を少しでも元気に出来た事をとても嬉しく思います。