チラシ詳細PDFはこちら→2023国際シンポジウム
<キーワード>博物館浴/子ども・若者/メンタルヘルス・Wellbeing
令和4年度 文化庁「大学における文化芸術推進事業」
2023九州産業大学国際シンポジウム
博物館と医療・福祉のよりよい関係
〜日本・英国をつなぐオンライン開催〜
<開催趣旨>
博物館は地域社会で、どんな役割が果たせるのでしょうか?
私たちは、そんな疑問を持つ中、「博物館と医療・福祉の連携」に注目しました。そして、文化庁からの支援を受け、米国や英国の先進事例調査を進め、両国の博物館関係者と交流を続けてきました。
近年は、その成果を広く日本の博物館関係者と共有するため、2019年は「地域社会での博物館の役割」、2020年は「博物館と医療・福祉とのよりよい関係」、2021年は「コロナ禍での博物館活動」「博物館と高齢者の健康、幸福感」、そして2022年は「博物館浴と高齢者の健康、幸福感」をテーマに、米国、英国をつないだ国際シンポジウムを対面やオンラインで開催しました。
2023年は、「博物館浴/子ども・若者/メンタルヘルス・Wellbeing」をキーワードにします。
ユネスコの「世界子供白書2021」によると、世界の1億6000万人強の10歳〜19歳の子どもや若者が、メンタルヘルス支援の必要があると報告しています。日本(国立成育医療研究センター調査)や英国(NHS=国民保健サービス調査)でも、6人に一人の割合となるという調査結果があります。こうした深刻な事態の改善に向け、地域の社会資源の一つである博物館は、どのようなメンタルヘルス支援ができるのでしょうか?
そこで今回は、「芸術文化と健康」に関する国家プロジェクト=‘SHAPER’(Scaling-up Health-Arts Programmes:Implementation and Effectiveness Research)を主導する、英国、King’s College London、そして「博物館コレクションを活用した、子ども・若者のメンタルヘルス支援プログラム=‘Together Through Art project’を展開している英国、ダリッチ・ピクチャー・ギャラリーから事例報告を受け、その概要・成果や今後の展望について、日本の参加者と一緒に考えていきたいです。
※博物館浴:博物館見学を通して、博物館の持つ癒しの効果を人々の健康増進・疾病予防に活用する活動。
オンライン開催(Zoomを使用)
2023.2.18SAT 日本時間19:00-21:30
「芸術文化・博物館浴による、子ども・若者のメンタルヘルス支援を考える」
定員100名(先着順) 要事前申込・受講料無料・同時通訳あり
〈申込方法〉
1月31日(火)をもちまして、申込みを締切いたしました。
多数の参加申込みいただきありがとうございました。
次の情報を明記の上、お申込みください。2023年1月9日(月)から先着順に受け付けます。
受講決定可否、またZoomの参加用URLを後日メールにて通知します。
件名:2023国際シンポジウム 内容:①氏名、所属 ② このシンポジウムに期待すること
メールアドレス:museum03@ip.kyusan-u.ac.jp
〈問合せ先〉
九州産業大学「2023国際シンポジウム」事務局
E-mail:museum03@ip.kyusan-u.ac.jp(事務局長:中込 潤)
〈開催内容〉
2023.2.18 SAT 司会進行:緒方 泉(Izumi Ogata)/九州産業大学地域共創学部教授
日本時間19:00 開催の挨拶:大日方 欣一 (Kinichi Obinata)/九州産業大学美術館長
19:05-19:25 発表:ニッキー・クレーン(キングス・カレッジ・ロンドン Arts,Health & Wellbeing Lead)
なぜいま「芸術文化と健康」に関する国家プロジェクトを行うのか?-‘SHAPER’が目指すものとは?-
19:25-19:50 発表:ジェーン・フィンドレー(ダリッチ・ピクチャー・ギャラリー Head of Programme and Engagement)
博物館のコレクションを活用した‘Together Through Art project’ は、若者・子どもたちのメンタルヘルスをどう支援しているのか?
19:50-20:10 発表:キンバリー・クッキー-ガム(ダリッチ・ピクチャー・ギャラリー Creative Peer Facilitator)
私が‘Together Through Art project’ に参加して得た「幸福感」とは?
20:10-20:25 休憩(チャットで質問募集)
20:25-21:15 質問を基にしたディスカッション
モデレーター:緒方 泉
パネリスト:ニッキー・クレーン
ジェーン・フィンドレー
キンバリー・クッキー-ガム
21:15-21:25
英国の3名から、まとめのメッセージ
21:25-21:30 閉会の挨拶:大日方 欣一 (Kinichi Obinata)/九州産業大学美術館長
〈主催〉
「2042年問題」解決に向けた社会資源を活用した「健康寿命」増進プログラム開発とリンクワーカー人材育成事業実行委員会(九州産業大学美術館<代表>、海の中道海洋生態科学館、九州大学総合研究博物館、福岡市博物館、福岡市美術館、田川市石炭・歴史博物館、直方谷尾美術館)、九州産業大学