SPECIAL COLUMN

各業界の最前線を走り続ける“九芸卒”の先輩たちから、熱いメッセージ。

白黒写真→カラー化=記憶を蘇生+時代を彩る

  • 青藍デザイン事務所・代表(起業)伊藤 晃生
九州産業大学付属九州高等学校デザイン科(現:芸術造形科)出身 井上貢一・岩田研究室|井上友子研究室

学部生の頃に取り組んでいた白黒写真カラー化研究「monokara.」を続けるために大学院へ。白黒写真をカラー化するには、たくさんの芸術・郷土資料から色のヒントを得て、当時の色を「再現」しなければなりませんが、その点、九芸は大変恵まれた環境でした。また、企業や団体と連携して、福岡地域の貴重な古写真数百点を修復・カラー化し展示会を開催し、いろんな方々に喜んでいただいたことは将来に繋がる良い経験となりました。院修了後は、白黒写真カラー化でもっとたくさんの人を元気づけたいと起業を決意。現在は、九州でも数少ない、デジタル上で白黒写真を修復・カラー化する仕事をしています。起業家としての道を歩めているのは、九芸で磨いたコミュニケーション能力や高度なデザイン力のおかげです。九芸は、自分の可能性を最大限に引き出せる素敵な所です。限りある4年間、デザイン・芸術漬けの日々を過ごして、明日の自分に近づけるよう精進していきましょう!


1957年(昭和32年)7月福岡市博多区千代


1950年代熊本県阿蘇郡小国町 杖立温泉