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展覧会2025年度

ヒュッゲな暮らしを彩る 北欧のあかり展
2025年6月14日(土)~7月27日(日)
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで) ※金曜日は19:00まで開館
休館日:月曜日
入館料:一般:500円 大学生・専門学校生:250円 高校生以下、65歳以上の方は無料
心地よい時間や空間を意味する「ヒュッゲ」というデンマークの言葉があります。高緯度に位置する北欧諸国は、夏は暗くならない白夜に対して冬は寒くて暗い時間帯が長く続きます。この特異な光環境の中で北欧では古くから独特で豊かな光の文化が育まれてきました。
北欧の人々は「ヒュッゲ」な暮らしを営むために、照明器具やキャンドルの「あかり」を上手に用います。また北欧には、建築と調和的にデザインされたあかりや質の高い照明器具が数多くあります。
本展は、現地の暮らしに見るあかりの扱い方、建築と調和的するあかり、北欧の名作照明とそれを生み出したデザイナーたち、さらには北欧のあかりと日本の関わりなどを紹介しながら、豊かなあかりの世界をお楽しみいただく展覧会です。
会場構成
第1章:北欧のあかりと暮らし
第2章:近代照明3巨匠の功績
第3章:建築と調和するあかり
第4章:名作照明とデザイナーたち
おわりに:北欧のあかりと日本
チラシの詳細はこちらからご覧になれます→展覧会チラシPDF
【関連イベント】※どなたでも参加できます。聴講無料、申込不要(満席になり次第締め切ります)
〇オープニングトーク 「企画者が語る 展覧会と北欧のあかりの魅力」 *詳細ページ
日 時:6月15日(日)13:30~15:00
場 所:九州産業大学15号館15202教室
登壇者:小泉 隆(九州産業大学建築都市工学部 住居・インテリア学科教授)
土屋 和美(九州産業大学美術館学芸員)
〇トークイベント① 「北欧に学ぶ 実践あかり講座」 *詳細ページ
日 時:6月20日(金)17:40~19:20
場 所:九州産業大学15号館15201教室
登壇者:高橋 亜須未(ルイスポールセンジャパン(株)照明コンサルタント)
小泉 隆(九州産業大学建築都市工学部 住居・インテリア学科教授)
〇トークイベント② 「あかりを楽しむ、照明器具を楽しむ、造形を楽しむ」*詳細ページ
日 時:7月4日(金)17:40~19:20
場 所:九州産業大学17号館17403教室 照明実習室
登壇者:安齋 哲(九州産業大学芸術学部 生活環境デザイン学科教授)
小泉 隆(九州産業大学建築都市工学部 住居・インテリア学科教授)
〇トークイベント③ 「北欧のあかり デンマークの留学体験と照明デザイン」*詳細ページ
日 時:7月18日(金)17:40~19:20
場 所:九州産業大学15号館15201教室
登壇者:廣木 花織(リュスフース代表 照明デザイナー 多摩美術大学非常勤講師)
小泉 隆(九州産業大学建築都市工学部 住居・インテリア学科教授)
【コラボ企画】
〇学内カフェ「カフェ・デ・ボザール」(美術館前) *詳細ページ
日替わりで北欧をテーマにした手作りスイーツを限定販売します。(開店日のみ)
〇学生食堂「アルテリア」(中央会館) *詳細ページ
北欧メニュー「ミートボール&サーモンスープセット」と「空飛ぶヤコブさんセット」を週替わりで提供。(数量限定、開店日のみ)
〇図書館特設コーナー
1Fメインカウンター前に北欧関連の書籍を展示します。
開館時間等は図書館のHPをご覧ください。
https://libwww2.kyusan-u.ac.jp/
【北欧のあかり展 サテライト展示】
7日間限定で、北欧のあかり展のサテライト会場をOPENします。名作照明と北欧家具にかこまれた場所で、ゆったりヒュッゲなひと時をお過ごしください。
北欧のあかりに関する書籍も自由に読んでいただけます!
〇サテライト会場
8号館8階 住居・インテイリア学科プレゼンテーションルーム
〇開室日時 10:00~17:00(入室は30分前まで)
[6月]
14日(土)、15日(日)、20日(金)、27日(金)
[7月]
4日(金)、18日(金)、26日(土)

第35回九州産業大学美術館所蔵品+展 「巴里、ルオー、ザッキン。」 + 「元倉眞琴 集まって住む」
2025年4月1日(月)〜5月25日(日)
開館時間:午前10時―午後5時(入館は午後4時30分まで)※金曜日は午後7時まで開館
休館日:月曜日休館 ※休館日 4月29日(火)、5月3日(土)〜5月6日(火)
入館料:一般200円、他⼤学⽣100円 ⾼校⽣以下・65歳以上無料 ※福岡ミュージアムウィーク2025期間中(5月17日〜5月25日)無料
会場:九州産業大学美術館 1階「巴里、ルオー、ザッキンーボヘミアンたちの街」 2階「元倉眞琴 集まって住む」
主催:九州産業大学、特定非営利活動法人 建築文化継承機構/JIA‐KIT建築アーカイヴス
後援: 福岡市、福岡市教育委員会、(公財)福岡市文化芸術振興財団、朝日新聞社、西日本新聞社、毎日新聞社、読売新聞社
本展は、《巴里 ルオー、ザッキン−ボヘミアンたちの街―》と《元倉真琴 集まって住む》という、二つのパートからなっています。二つを結ぶのは「つながり」というテーマです。
20世紀初頭のパリ市、セーヌ右岸のモンマルトル、左岸のモンパルナスには、フランスだけでなく世界各地から集まった、沢山の若い芸術家たちが暮らしていました。これらの界隈で、彼ら、彼女らは20世紀芸術の新たな地平を切り拓く創作を繰り広げます。孤独で貧しく無名な芸術家たちの営みをいつも支えたのは、「蜂の巣」や「洗濯船」といった集合アトリエ兼住宅、そしてモンマルトル、モンパルナスの街でした。《巴里 ルオー、ザッキン−ボヘミアンたちの街―》のパートでは、本学の所蔵品から、「洗濯船」にかつて住んだアンリ・マティス(1968-1954)や藤田嗣治(1886-1968)の版画、「蜂の巣」に住んでいたオシップ・ザッキン(1888-1967)の連作版画、モンパルナスに長年暮したアルベルト・ジャコメッティ(1901-1966)のドローイング、そして同時代のパリで活躍したジョルジュ・ルオー(1871-1958)の連作版画、及びルオーのよき理解者だった高田博厚(1900-1987)の彫刻作品などを紹介します。
本展後半、《元倉真琴 集まって住む》のパートでは、空間・建築・都市など広範なフィールドにわたった建築家・元倉真琴(1946-2017)の業績をたどります。彼は、そこに暮らす人々の日常を観察、丹念なリサーチに基づいて、戸建ての住宅、集合住宅や都市建築など、数多くのプロジェクトを手がけました。元倉はつねに、人々のありかた=「集まって住む」ことをめぐる根本的な問いをもって、制作を続けました。このパートでは、元倉のダイナミックな思考の軌跡を、手書きの図面や日常を描いた様々なスケッチなどをまじえ、浮き彫りにしていきます。
会 期 2025年4⽉1⽇(火) 〜 2025年5⽉25⽇(⽇)
(毎月曜日、4月29日(火)、5月3日(土)〜6日(火)は休館 )

R7所蔵品+展
「巴里、ルオー、ザッキン」+「元倉眞琴 集まって住む」 (ポスター画像の無断転載はご遠慮ください。)
【関連イベント】
(1) アート・トーク 「モンパルナスのエコール・ド・パリ」
日時=2025年4月25日(金)17時40分~19時00分 無料、予約不要
場所=九州産業大学15号館101教室
講師:井上友子(九州産業大学芸術学部教授・西洋美術史)
(2)アート・トーク 「元倉眞琴のまなざし―人、街、環境」
日時=2025年5月16日(金) 17時40分~19時20分 無料、予約不要
場所=九州産業大学15号館101教室 登壇者:高橋真奈美 (株式会社プラネットワークス代表取締役、建築家) 聞き手:栗田 融(九州産業大学芸術学部長・教授)
(3) アート・トーク 「建築がもたらす共同体と孤独」
日時=2025年5月24日(土)14時00分~15時30分 無料、予約不要
場所=九州産業大学15号館102教室
講師:長島明夫(出版編集・評論、『建築と日常』発行)