2日目 『内なる葛藤の中に生き生きとしたエネルギーを見出す』 #2 アクションブロック 「やりたくない」という部分、それに対して「やるべき」だと強いていく部分がコントローラーだ。 (私自身はスタッフの仕事をしていてこのワークをしていないので、以下、記録として要点を記載しておく。) ・コントローラーの特徴 <コントローラーは実際に物事を起こす力をもっていない。パワーレスであるからこそいろんなことについて心配してしまい、ディフェンダーを批判する。 でもそういう姿に共感、同情を持って接することも可能じゃないかなと思います。> ・コントローラーの感情 <いつも心配しています。いつも不安で、あなたのことを気にかけている。 これを覚えておくことは大事です。というのもコントローラーは一見心配しているようには見えず、怒っているというふうに見えることが多いです。 > ・コントローラーの表現 <身体の感じですと硬い感じ、限定、縛る感じ、声としてこうすべき、なんでやってないんだという言葉で出てくることが多いです。 コントローラーは未来についてネガティブなことを言います。 このままだと食べていけないよ、友達を失うよ、結婚できなくなるよと言ったりします。心配して言っているんですね。 > ・コントローラーについてのフォーカシングの教示 <ディフェンダーの教示とほとんど一緒ですが“優しく”は入っていません。 コントローラーはあなたからの優しさを必ずしも求めていませんけど、感謝するということは非常に求めます。 ディフェンダーの教示の7番は、コントローラーの教示では「一緒にいる」となります。> 7. それと一緒にただそこに居ることがOKかどうか尋ねてみましょう 8. 「それが何かについて心配していることを知っているよ」、と伝えてみましょう 9. それが何について心配しているのか、時間をしばらくとって感じてみましょう 10. それはあなたを何かネガティブな出来事から守ろうとしているのかも知れません 11. それに対して、「ちゃんと聞えているよ」と伝えてあげましょう 12. それに対して、「守ってくれてありがとう」と伝えてみましょう 論争して変えようとするのではなく、より大きな自分としてちゃんと耳を傾けて聞いて行く態度が大事です。 それは、あなたが何らかのポジティブな体験をしてほしいと願っているかもしれません。> ペアで1人17分間、コントローラーのフォーカシングが行われた。 <人間の経験はいろいろです。 ディフェンダーとコントローラーが一緒に出てきて、もしその2つの部分が葛藤をしている場合は、 大きな自分がその間に入って、それ同士ではなくてそれぞれ私に話してくださいと伝えます。> 対話に次ぐ対話とともに、2日目が終了した。 アン・ワイザー・コーネル来日ワークショップ福岡2011年 3−(1)に続く |