現代社会では、AIやICT技術が急速に発展し、人と人、社会と個人、地域と世界とを結ぶ「コミュニケーションのかたち」が大きく変化しています。その一方で、情報の過多、誤解・分断、孤立化などの新たな課題も浮き彫りになっています。
スマートコミュニケーション工学科は、こうした社会課題に対し、AI・データサイエンスなどの先端技術と人間の感性・創造性を融合させて、「伝わる」「わかり合える」豊かなコミュニケーションを創出することをめざします。理系的な論理性と文系的な感受性、国際性を兼ね備えた人材の育成を通じて、持続可能で多様性を尊重する社会の実現に貢献します。
スマートコミュニケーション工学科では、学部の要件に加え、次の意欲を持った人を受け入れる。
高等学校の教育内容を幅広く学習しており、社会問題を解決に導くために十分な基礎学力を有している人
スマートコミュニケーション工学科での学びにおいて論理的に考え、自分の意見を多様な形で発信・共有しようとする意欲があり、かつ探究心を持ち、課題に対して柔軟かつ創造的に取り組むことができる人
スマートコミュニケーション工学科で取り組むプロジェクトにおいて、異なる価値観をもつ人々と建設的に関わることができ、チームで協力しながらプロジェクトを進め、社会課題の解決に向けて、自ら行動しようとする意欲がある人
文章をしっかり読んで内容を理解する国語力、基本的な英語を読み書きできる英語力、そしてグラフや数字、データを正しく理解し活用できる数学の力(数学Ⅰ・A程度)など、高校で学ぶ基礎的な学力をしっかり身に付けておいてください。
スマートコミュニケーション工学科では、学びの中でデジタルツールを積極的に活用します。スマートフォン、アプリなどを利用して、ネット等から必要な情報を自分で探し出したり、言葉や文章、図、イラスト、動画など、さまざまな形で自分の考えを相手に伝える経験も大切です。
探求学習や文化祭、クラブ活動において、課題解決・目標達成に向けて他者と協力して取り組んだ経験はスマートコミュニケーション工学科での学びで活きてきます。
普段から自分の身の回りの地域社会のことだけでなく、世界の情勢に目を向ける習慣をつけ、自分とは違う意見や文化、価値観にも関心を持ち、相手のことを理解しようとする姿勢が必要です。