機械工学と電気電子工学の両分野に跨る広域的・複合的な知識を持ち、現代の技術課題に対応できる創造的な問題解決能力や工学的センスを備えた技術者を養成する。
このような人材の育成を通して、機械と電気電子の技術を融合した革新的な製品やシステムを開発し、産業界のニーズに対応するとともに、持続可能な社会の実現に資することを研究上の目的とする。
メカトロニクス系では、メカニクス(機械工学)とエレクトロニクス(電気工学)の融合分野を学び、モノづくり系では、機械四力学、機械設計をベースにモノづくりを学びます。
また、電気エネルギー系では、電力の発生・変換・供給・制御を学び、半導体・電子通信系では、半導体の設計・作製から測定・分析、電子通信を学び、未来の日本を創る機電エンジニアを目指す。
機械電気創造工学科では、学部の要件に加え、次の意欲を持った人を受け入れる。
高等学校の教育内容を幅広く学習しており、機械工学(メカニクス)や電気工学(エレクトロニクス)を学ぶために十分な基礎学力を有している人
機械電気創造工学科で得た機械工学や電気工学の知識・技能等を実生活の様々な場面に活用したり、様々な課題解決のための構想を立て実践し評価・改善する力を有し、積極的に社会貢献するなど活用できる人
機械電気創造工学科への進学・学修意欲を持ち、本学で身に付けた知識・能力を将来のキャリアにつなげるビジョンを持ち、主体的に行動できる人
機械電気創造工学科で学ぶためには、高校までに数学や物理、化学などの理科の勉強をしっかりして、工学を学ぶための土台をつくっておくことが大切です。
ものごとを筋道立てて考えたり、自分の考えをわかりやすく説明したりする力も、これからの学びや将来の仕事に役立ちます。
また、身の回りにある機械や電気のしくみに目を向けて、「なぜこのように動くのか」「どうすればもっと便利になるのか」といったことを考えることが、将来エンジニアとして活躍するための第一歩になります。課題を自分なりに考え、行動してみる経験も大切です。
学校の授業だけでなく、部活動や地域での活動などを通じて、自分から取り組む力や、最後までやり抜く力を少しずつ身につけてください。
そして、「将来こんなことをしてみたい」「こんな技術を学びたい」といった夢や目標を持ちながら、高校生活を前向きに過ごしてほしいと思います。