※PDFはコチラ→2020九州産業大学国際シンポジウム_チラシ
令和元年度 文化庁「大学における文化芸術推進事業」
2020九州産業大学国際シンポジウム開催要項
キーワード:①博物館と医療・福祉のよりよい関係、②処方箋に「博物館」と書ける!
1 開催日時:2020年2月26日(水)10:00-17:00(9:30〜受付)
2 開催場所:九州産業大学グローバルプラザ(福岡県福岡市東区松香台2-3-1)
3 主催:「博物館と医療・福祉のよりよい関係づくり」の構築に向けた博物館マネジメント人材育成事業実行委員会(九州産業大学美術館<代表>、九州大学総合研究博物館、福岡市博物館、福岡市美術館、海の中道海洋生態科学館、田川市石炭・歴史博物館、直方谷尾美術館)、九州産業大学
4 開催趣旨:
我が国は、団塊世代が75才以上となる2025年を目途に、要介護状態になっても住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最後まで続けられるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築が急がれる。
ところで、閣議決定された「文化芸術推進基本計画(第1期)」(2018年)では、博物館、美術館について、「教育機関・福祉機関・医療機関等の関係団体と連携して様々な社会的課題を解決する場としてその役割を果たすことが求められている」と提言している。
実際にカナダでは、2018年から、医師が処方箋に「博物館」と書けるというプロジェクトが始まっている。また英国でも2020年から文化省と保健省が連携する博物館教育プログラムが計画されており、米国でもその事例研究が数多くなされている。
そこで、今回の国際シンポジウムは、「博物館と医療・福祉のよりよい関係づくり」をいち早く進めている英国・米国の博物館関係者を招聘して、地域博物館、医療・福祉機関が協働する意味、そしてプログラムの評価方法などの基調講演、そして両国の視察報告などを基に、参加者との議論の場を設け、今後の「博物館健康ステーション」のあり方を考える機会としたい。
*2025年:団塊の世代(1947-49年生)が75歳を超え、5人に1人が後期高齢者という超高齢化社会になる。
5 内容:
09:30 受付開始
10:00 開会挨拶(全体司会進行:吉田 公子 九州産業大学美術館准教授)
10:10 講演①
「英国における高齢者に向けた博物館教育の事例と評価の方法- ロンドン・ダリッチ・ピクチャー・ギャラリー −」
ジェーン・フィンドレー / Jane Findlay(ダリッチ・ピクチャー・ギャラリー ヘッド・オブ・ラーニング)
10:55 質問カードをまとめる
11:00 講演②
「米国における高齢者に向けた博物館教育の事例と評価の方法- ニューヨーク・Arts & Minds−」
キャロリン ハルピン-ヒーリー/ Carolyn Halpin-Healy(Arts & Minds エグゼクティブ・ディレクター)
11:45 質問カードをまとめる
11:50 昼食
12:50 シンポジウム趣旨説明(緒方 泉 九州産業大学地域共創学部教授)
13:00 報告
「英国の博物館教育プログラム -ダリッチ・ピクチャー・ギャラリーの視察報告」
吉田 公子 九州産業大学美術館准教授
13:20 報告
「米国の博物館教育プログラム – Arts & Mindsの視察報告」
中込 潤 九州産業大学美術館学芸室長
13:40 グループワーク
(個人の質問カードを基に英国・米国の取り組みに対する意見交換、各班の質問事項の整理、各班からの代表質問をまとめる)
14:00 休憩(コーヒーブレイク、名刺交換)
14:30 シンポジウム
「博物館教育プログラムの評価方法を英国・米国の事例から考える」
◎パネリスト Jane Findlay(ダリッチ・ピクチャー・ギャラリー)
◎パネリスト Carolyn Halpin-Healy(Arts & Minds)
◎指定討論者 吉田 公子(九州産業大学美術館)
◎指定討論者 中込 潤 (九州産業大学美術館)
◎モデレーター 緒方 泉(九州産業大学地域共創学部)
*各班からの代表質問の質疑応答、課題を見つけて議論を展開
16:00 休憩
16:15 パネリストからの補足説明
16:30 ふりかえり
16:55 閉会行事
17:00 終了
6 申込方法:受講希望の方は、①件名:2020国際シンポジウム ②内容:氏名、所属、職名、このシンポジウムに期待することを書いて、
E-mail:museum03@ip.kyusan-u.ac.jpへ、お申込みください。
なお、定員を超えた場合は抽選とします。また、受講決定可否はメールにて通知します。
【申込締切1月31日(金)】
7 対象者:博物館関係者、大学教員、学生、博物館に関心のある市民
8 定員:30名
9 受講料:無料
10 問合せ先:九州産業大学「2020国際シンポジウム」事務局
E-mail:museum03@ip.kyusan-u.ac.jp