機器一覧【観察】

走査型電子顕微鏡

加速電圧5~30kV、分解能3.5nm、倍率は8~30万倍である。操作はパソコン(OS Windows XP)で行い、データは、利用者で用意したCD、メモリースティック、外付けハードディスク等に保存する。写真撮影機能はない。試料導入口が大きいため、大きな試料も観察することができる。試料台は、10mmφと32mmφが使用できる。冷却水循環装置(EYELA CA-1112)を備えている。

(付)イオンコーター(エイコーエンジニアリング製 IB-2型)
走査型電顕用試料の表面を導体化するために、金をコーティングする装置である。生物、高分子材料等のイオンエッチングも行える機能をもつ。

機器名 走査型電子顕微鏡
メーカー・形式 日本電子 JSM-6060
主な用途 固体試料の表面形態観察

3Dデジタルファインスコープ

(付属レンズ)
VC-Ol350T (350~3500倍)
VC-HRM20FZ(20~160倍)

凹凸のある試料でも、高さを変えて画像のデータをとり、それを合成することで、鮮明な画像が得られる。また、3次元画像で表すことができる。データはUSBポートからフラッシュメモリーなどへ保存できる。

機器名 3Dデジタルファインスコープ
メーカー・形式 オムロン VC-7700
主な用途 最大倍率3500倍の光学顕微鏡で、3D画像に合成することができる

高精細デジタルマイクロスコープ

25~175倍と、450~3000倍の2種類のズームレンズがあり、光学式で、最大3000倍の明るい像が得られる。高倍率では、反射と透過の両方の像が得られる。90万画素のCCDを使用。長さ、面積、角度などの計測機能を持つ。3.5インチのフロッピーディスクに保存できる。

機器名 高精細デジタルマイクロスコープ
メーカー・形式 キーエンス VH-6300
主な用途 光学式で3000倍までのデジタル拡大画像を作成

卓上電子顕微鏡

絶縁物試料も金属コーティングせずに、そのまま観察できる。また、付属したエネルギー分散型X線分析装置(Bruker Quantax70)により、試料の軽元素分析ができる。試料は、最大寸法70mm,厚さ50mmまで観察可能。倍率は、15倍〜30,000倍。画像の記録媒体は、CDのみ。

機器名 卓上電子顕微鏡
メーカー・形式 日立TM-3000
主な用途 個体試料の表面観察、元素分析ができる

文化財赤外紫外線撮影装置

赤外線カメラは、可視光の下では見えない、隠れた文字の判読、例えば、古建築物や仏像等に書かれた文字,あるいは、絵画の下絵等の判別に使用される。紫外線カメラは、紫外線に反応する絵の具が使われている絵画の判別などに使用される。

装置付属品は、
1)画像取り込み装置 M6958-03 Dell
2)赤外用レンズとフィルター(800nm以上)、紫外用レンズとフィルター(350nm以下)
3)赤外・紫外用LED光源用電源 MLEX-A080W1LR-100V
4)赤外用照明MBRL-CIR7530(λ850nm)、紫外用照明MBRL-CUV7530(λ360nm)

機器名 文化財赤外紫外線撮影装置
メーカー・形式 浜松ホトニクス製 デジタルCMOSカメラ ORCA-Flash
主な用途 可視光の下で見えない隠れた文字判読に使用する

ビジネスプロジェクター

機器名 ビジネスプロジェクター
メーカー・形式 EPSON EB-Z10005U
主な用途 屋外施設へ映像を投影できる