竹下(光エレクトロニクス)研究室   

Takeshita Lab

九州産業大学 理工学部 電気工学科
竹下 達也

よくある質問

オープンキャンパス、高校訪問でよく質問されること、また、1年次前期に開講される基礎ゼミナールで紹介していることを以下に示します。

1 資格取得のサポート

電気工学科では学生は主にインフラ系企業に就職しています。現在、インフラ系企業では人手不足のため活躍できる人材(学生)が求められており、先取りした資格取得の推進で企業の欲する人材を供給したいと考えています。

資格取得にはすべの科目合格が必要ですが、もちろん1科目合格でも就活で自己アピールが可能となります。その結果、学生には資格取得で就職先(出口)が広がると期待されます。また、資格問題に取り組むことで講義科目への理解が深まります。そこで、以下の科目をカリキュラムに配置しています。

(1)電気工学演習Ⅰ(2年次前期):電気工事士の筆記試験問題を使い演習

(2)電気工事実習(2年次後期):電気工事士の筆記試験合格者を対象に実習

(3)電気工学演習Ⅱ(3年次前期):電験3種の理論問題、又は、DD1種の基礎問題を使い演習

さらに、科目合格すると単位認定する制度を導入し、これにより学生のやる気度を向上させるようにしています。

試験名(科目) 水準 認定単位数
電気主任技術者一次次試験(理論) 合格 2単位
電気主任技術者一次試験(電力) 合格 2単位
電気主任技術者一次試験(機械) 合格 2単位
電気主任技術者一次試験(法規) 合格 2単位

※ 電気主任技術者の第一種~第三種は区分しない。

試験名(科目) 水準 認定単位数
電気通信の工事担任者[DD第一種/AI・DD総合種](基礎) 合格 2単位
電気通信の工事担任者[DD第一種/AI・DD総合種](法規) 合格 2単位
電気通信の工事担任者[DD第一種/AI・DD総合種](技術及び理論) 合格 2単位

2 数学と物理のサポート

数ⅡB・数Ⅲ、物理基礎・物理を高校で履修していない学生さんのために、1年次に下記の(1)と(2)でこれらの科目を勉強できるようにしています。また、わからないところは(3)又は(4)で直接指導を受けられます。これにより無理なく2年次からの専門科目を履修できる体制を作っています。

(1)基礎数学と基礎物理

(2)リメディアル教育(補習)

(3)基礎サポートセンター(8号館2階、教員常駐)

(4)オフィスアワー(担当科目教員)

3 担任制に関して

電気工学科では1教員あたり学生を8~9人/学年を担当し、同じ学生を3年間、さらに、4年次には研究室配属の学生を担当し指導を行っています。

(1)1年次:前期に開講される基礎ゼミナールで単位の取り方等のガイダンスを行い、学生生活で困らないように指導しています。また、学期末の9月と3月に担当学生の面談を行い、修学・生活の相談に応じています。

(2)2年次:学期末の9月と3月に担当学生の面談を行い、修学・生活の相談に応じています。

(3)3年次:学期末の9月と3月に担当学生の面談を行い、修学・生活の相談に応じています。

(4)4年次:学期末の9月に研究室に配属された学生の就職・修学・学生生活の相談に応じています。

4 電気主任技術者認定に関して

電気主任技術者は電気設備及び電気配線等の工事、維持及び運用に関する保安監督を行う技術・管理者資格です。所定の科目を修め、必要な単位を修得し卒業した人は実務経験後、免許状申請ができます。建築学科では建築士を目指すのと同様に、電気工学科でこれに対応する資格として電気主任技術者があり、所定科目の単位取得を特に勧めています。

5 電気と情報の違い

電気工学科では電気回路・電磁気学をベースに電気・電子・通信系の専門科目を勉強していきます。一方、情報系学科ではこれらの科目がなく、就職先が大きく異なってきます。本学電気工学科の学生は主に次に示す分野に就職しています。

(1)設備エンジニア業

(2)情報サービス業

(3)電気・電子・情報関連製造業

(4)公務員、学校教員等

竹下研究室ではハードウエアを主に研究対象にしています。一方、測定の自動化などソフトウエアをツールとして使っており、双方の勉強ができます。

6 卒業に必要な単位に関して

卒業に必要な単位に関して質問が多いので資料を作成しました。

6.1 専門科目

(1) 必修(赤):56単位すべてを修得する。

(2) 選択必修(オレンジ):電気エネルギーコースを選択した人は電気工学実験ⅠとⅡ(4単位、要件1)、通信システムコースは情報通信工学実験ⅠとⅡ(4単位、要件1)を取得することが望ましい。

(3) 選択・専門共通(緑):12単位(要件1)を修得する。

(4) 選択・コース(緑):選択したコース(電気エネルギーコース、又は、通信システムコース)から12単位(要件1)を修得する。

(5) (2)(3)(4)で要件1を超えた単位(緑):要件2にカウントされ、要件2全体で20単位を修得する。

6.2 基礎教育科目

14単位(要件1)を修得する。これを越える単位は要件2にカウントされ、要件2全体で20単位を修得する。

6.3 外国語科目

英語科目6単位(要件1)を修得する。6単位を越える英語と英語以外の外国語は要件2にカウントされ、要件2全体で20単位を修得する。