心理査定法
1 紹介

 
臨床心理学科2年生前期の選択科目です。
 授業の前半は、質問紙法の心理テスト(「YG性格検査」など)を実施します。
 残りのコマは、「バウム・テスト」「ロールシャッハ・テスト」といった、投影法の心理テストの取り方と解釈の仕方を勉強する予定です。


2 評価
 
 レポート90%、出席10%で評価します。学期末の試験は、いたしません。



3 連絡
 
(1)この授業はロールシャッハがあまりに難しいですから、最後の回は、自由参加の質問日とします。

(2) 前年度不合格だった人の中で「D判定」だった人は、もう1つ〜3つレポートを「充分に」書いて提出すれば合格だったかもしれない人です。この方々は、今年の授業に出席しなくても、前年の不足レポート分を提出すれば、Cで合格とします(B以上の単位がほしい人は、今年フルに受講しなおしてください)。D判定だった人で、あとどのレポートが必要なのかを知りたい人は、森川に直接尋ねに来てください。
昨年度E判定だった人は、今年、フルに、一緒に頑張りましょう。









2010年4月30日(金)
第4回

今日から2週間かけて、P-Fスタディという投影法のテストを勉強します。1週目である今日は、自分でテストに答えていただいて、反応を、9つ(細かく言うと11)のカテゴリーに分類するところまで、していただきました。次回は、自分の値が平均とどう違うのかを通して、自分の特徴を分析していただきます。また、次回は、GCRという指標についても勉強します。

2010年4月23日(金)
第3回
今日は、YG性格検査をしました。レポートの締め切りは5月21日です。
レポートをうまく書いてSクラスにするコツは、下位尺度全体に言及することです。一部の目だったところだけ書くのではなく、平均的だった下位尺度にも触れながら書くほうがよいです。

あと、プロフィール(折れグラフ)のでこぼこがある方は、そこに詳しく踏み込んだ所見を書くことにチャレンジしてみられると、とても、個人の特徴がよく言い表せる所見が書けます。ここは高いけどこれは低い。つまり、こういう
性格かな、と…。

ところで、YGは、尺度名の意味がわかりにくいですので、プリントをよく読んで、尺度のニュアンスをつかんだほうがよいでしょう。
それでも分かりくければ、ぜひ項目まで戻って、その意味をつかむと、解決します。たとえば「思考的外向」って何かな、と思ったら、テスト用紙をよく見て、項目番号3,15,27‥に書いてあることを、読んでみるのです。

YGはもともと、外国のテストを、日本語訳して、日本人向けにして、って経緯の、しかも古いテストですから、ちょっと言葉が不自然なんですね。
でも、今でもとてもよく使われているテストです。
2010年4月16日(金)
第2回
心理学の中では、性格を大きく5つの因子でとらえることが可能ではないかと言われており、ビッグファイブという呼び方で、統計的にもその有用性が確認されてきています。
今回行ったFFPQは日本人向けに作成されたビッグファイブのテストです(2002年)。
150問ありますから、面倒だったと思いますが、結果はばっちり偏差値で出ますし、新しいテストなので解釈も妥当で読みやすく、やりがいはあったのではないでしょうか。
このテストのレポート課題の提出期限日は、3週間後の、4月30日です。
2010年4月9日(金)
第1回
心理査定法は、心理テストに関する授業です。第1回目、始まりました。
自分で自分の性格を分析していただくことを通して、心理テストの使い方を学びます。

レポートを出していただく回数が多いです。決まった書式で、プリント1枚程度のものを、提出していただけばOKです。

第1回目は、オリエンテーションのあと、「星と波テスト」を行いました。

ファンタジックで、綺麗で、非侵入的なテストで、私は好きです。非侵入的というのは、害がないってことです。
皆さんミニレポートをなかなかいい感じで書いておられました。

心理テストの授業を通して、心理の素養を開発していただけるのではないかと思っています。

参考文献:「星と波テスト」ウルスラ・アヴェ・ラルマン 川島書店

フォーカシング
気まぐれ日記
学生ラボ
自己紹介・研究
LINK
TOP
授業・試験
何でも体験記
授業・試験
森川研究室ホームページ