体育・スポーツは人々の健康に寄与するだけでなく、子どもたちに夢を与えたり、個人や地域のつながりを創り出したりする、人間の生活にとって欠かすことのできない文化です。しかし、新型コロナウイルスが蔓延する現在およびその後(アフターコロナ)には、これまでとは違う新しい体育・スポーツの姿を模索していかなければなりません。スポーツ健康科学科では、こうした情況の中での体育・スポーツのあり方を科学的に追求していきます。例えば、オンラインを使ったスポーツの指導や感染症などの疾病に負けない健康づくり、新しい体育授業のあり方やビジネスを通じたスポーツの活性化を追求しています。こうした取り組みによって、21世紀にふさわしいスポーツを「する、みる、支える」方法を提案していくことができます。本学の充実したスタッフや最新の研究設備は、人々の生活を豊かにするスポーツをより豊かに生み出していく「スポーツを通じて人々を支える人」になるための最高の環境を提供します。
スポーツ健康科学科では、大学及び学部のポリシーに加え、次の能力・意欲をもった人を受け入れる。
高等学校の教育内容を幅広く学習しており、スポーツ科学・健康科学を学ぶために十分な基礎学力を有している人
スポーツ健康科学科で得たスポーツ科学・健康科学に関連する知識・技能等を実生活の様々な場面に活用したり、様々な課題解決のための構想を立て実践し評価・改善する力を有している人
スポーツ健康科学科への進学・学修意欲を持ち、本学で身に付けたスポーツ科学・健康科学に関連する知識・能力を将来のキャリアにつなげるビジョンを持ち、主体的に行動できる人
スポーツ健康科学科では、人々が様々な方法でスポーツを楽しみ、健康を維持増進していくことをサポートするための学習を行います。そのためには、スポーツや人間のからだや運動を科学的に分析する力(理科や数学の基礎的能力)と対象者に必要な内容を正確かつ論理的に伝える力(自分の考えをまとめる力、他者に文章や言葉で伝える力)が必要です。そのためにも国語や数学はもちろん、理科(物理、化学、生物)の知識が必要になります。さらに、世界中の優れた取り組みについて学ぶためには、基本的な英語の力も必要となるでしょう。また、スポーツ健康科学科での学びは、疑問について自ら調べたり、対話を通じて様々な考え方に触れ、意見をまとめ上げたり、自分たちでイベントを企画・運営したりする形で進められます。よって、他者と協力して学習を計画したり、実行したり、まとめたりする力(自発的に学びに向かう力、リーダーシップ・フォロワーシップなど)が必要となります。