コロナ禍による旅行制限が行われていますが、私たちは移動の自由、遊ぶ自由、集まることの自由を簡単に手放すことはできません。そうだとすると、コロナ禍後の人々の流れはどのように変化するのか、コロナ禍に負けない観光地の取り組みは何か、持続可能な観光産業の発展策は何か、等々について探究していかなければなりません。それは観光が人々の生活を豊かにするだけでなく、国や地域の経済発展、国際交流にも大きく貢献している産業だからです。
地域や観光企業の新しい価値を創造する現場に触れ、理論と実践を組み合わせた学びを通じて、国際観光、観光まちづくり、観光ビジネスについての専門知識を身につけ、新しい時代を切り拓く人材が求められています。そのため、国内・海外の観光研修と語学研修、国内外の長期・有給インターンシップ、実践型教育を通して、これからの観光を取り巻く様々な産業や地域を担う人材に求められる企画力、実践力、語学力スキルを養います。
大学及び地域共創学部のアドミッション・ポリシーに基づき、観光学科のアドミッション・ポリシーを以下のとおり定めている。観光学科では、上の要件に加え、次の意欲を持った人を受け入れる。
観光学科では観光の基礎を学ぶ学科共通科目を設け、その他各コースの目標に対応した専門科目を配置していることから、高等学校の教育内容を幅広く学習しており、観光学を学ぶために十分な基礎学力を有している人を求めます。
観光学科では、国内・海外の9つの観光研修と語学研修、国内外の長期・有給インターンシップ、地域連携・実践型教育により、これからの観光を取り巻く様々な産業や地域を担う人材に求められる企画力、実践力、語学力スキルを養います。これらの力を実生活の様々な場面で活用したり、直面する様々な課題解決のための構想を立て、実践し、評価・改善することができる人を求めます。
観光学科への進学・学修意欲を持ち、地域の観光ビジネスを盛り上げる多様なプロジェクトに積極的に参加するなど、本学で身に付けた実務で使える幅広い観光学の知識・能力を将来のキャリアにつなげるビジョンを持ち、主体的に行動できる人を求めます。
観光学は国内外からの観光客の誘致と行動、観光客が訪れる観光地の形成と発展、そして観光客と観光地をつなぐ観光ビジネスについて体系的に学ぶ学問です。観光学を学ぶ上で大事なことは、まず自分の住んでいる地域の社会、文化、自然などの魅力をよく知ることですが、日本と世界のこれらに関心を持ち、主体的な行動に必要なスキルを意識することが重要です。
高等学校の学習においては、基本的な科目全般にわたって基礎学力を充実させるとともに、自らが興味関心を持ったテーマに対して粘り強く取り組んでいく姿勢でいることが大切です。入学後の学びの中で地域や観光ビジネスを盛り上げる多様なプロジェクトに参加することが多くありますが、高等学校段階までに培ったこれらの姿勢や力は大学での学びに生かされ、さらに大きく成長する基盤となります。