アドミッション・ポリシーの解説Admission Policy

人間科学部 子ども教育学科

学科の専門(教育研究)と社会背景(問題)との関係

①不登校、貧困、児童虐待など、子どもを取り巻く課題は複雑化・多様化しています。こうした課題に対応するために、専門性のある質の高い保育者、地域の特別支援教育に貢献できる特別支援学校教員の2本柱を掲げた人材育成に取り組んでいます。

②小学校との接続を踏まえた幼児教育、特別な支援を要する子どもの療育・教育活動などを対象とした実践研究に現職の保育者、教師とともに取り組んでいます。学生も現場の先生とともに学ぶ、考える機会を得ることができます。

③共生社会の形成に向け、子どもの貧困、障害や慢性疾患のある子どもなど、子どもの多様な実態を認め合い、個々のニーズに応じた保育・教育実践の創出を目指しています。

④子育て支援室では、地域の親子がじっくり遊ぶ場を提供したり、教員による子育て講座を開催するなど地域に貢献する活動を展開しています。そうした活動を支えるボランティア活動は、子育て・保育に関する新たな気づきや学びを深める機会となります。

アドミッション・ポリシー

子ども教育学科では、大学及び学部のポリシーに加え、次の能力・意欲をもった人を受け入れる。

  • 1.子どもの心身の健やかな成長を、支援するための知識や技能の獲得に、意欲的な人
  • 2.教育や保育の現場に不可欠なコミュニケーション力を、身につけている人
  • 3.保育に関する文化及び技能の獲得に、意欲的な人

解説

  • 知識・技能
    「何を理解できるのか、何ができるのか」

    高等学校の教育内容を幅広く学習しており、子ども学・保育学・特別支援教育を学ぶために十分な基礎学力を有している人

  • 思考力・判断力・表現力
    「理解していること・できることをどう使うか」

    子ども教育学科で得た子ども学・保育学・特別支援教育に関連する知識・技能等を実生活の様々な場面に活用したり、様々な課題解決のための構想を立て実践し評価・改善する力を有している人

解説
  • 主体性
    「学びに向かう力・人間性等の涵養」

    子ども教育学科への進学・学修意欲を持ち、本学で身に付けた子ども学・保育学・特別支援教育に関連する知識・能力を将来のキャリアにつなげるビジョンを持ち、主体的に行動できる人

高等学校段階までに培ってほしい力

①子どもを取り巻く環境の変化に伴い、保育・学校現場では様々な課題が生じています。幅広い視野を持ちながらそうした課題について考える、考えたことを自分の言葉で表現するためには、高等学校までに身につけた知識・技能を前提とし、子どもに関わった現代的な教育課題に関心を持ち、適切な情報を選択できるよう日頃から心がけることが求められます。

②コミュニケーション力の中心となる「話す」「聞く」、論理的な思考力を支える「読む」「書く」といった国語力が必要です。総合的な言語能力は、子どもの発達や保育・教育についての様々な制度や理論と実践に関する知識・技能を身につけることにつながります。

③「総合的な学習(探求)の時間」や「特別活動」における様々な活動で多様な人々と協働していく主体性と協調性を身につけておくことは、子どもを巡る複雑な問題に対応するためのチームで協働して問題を解決していく力につながります。

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