*KSUヨークとリーズの会(事務局=九産大経済学部岡村研)
皆さんお元気ですか?
2010年、今年は同窓会を開きます!
開催予定は①2010年8月(お盆辺り)、②2010年11月(大学祭期間中)
参加希望者は、メールを下さい。okamura.t@ip.kyusan-u.ac.jp
日にちは、参加者の希望で決定します。よろしく。
2004年夏には,「99年組」が同窓会を開きました.ちょくちょく開いていますよ。
2007年と2008年夏には富士山に登りました。次は屋久島を狙っています。
2004年の4月30日に,「96年組」がプチ同窓会を開きました.
2003年の年末には,「98年組」と「99年組」が同窓会を開きました.
2002年秋に岡村の帰国に合わせて「98年組」が同窓会を開いてくれました.
2001年6月5日、午後7時から天神にて初めての同窓会を開きました。当日は、福岡に近いところに在住されている卒業生のうち、24名が参加した他、リーズ・メトロポリタン大学のエルスペス・ジョーンズさん(同大学言語研究センター所長)も参加されました。
平日の夜にもかかわらず、皆さん忙しい中、集まっていただき、有難うございました。おかげさまで、色んな話をするには時間が足らない状態でした。第2回 は、岡村が国外研修(2001年8月から2002年7月まで;英国ヨーク大学社会科学研究所:IRISS)を終えて帰国してから開催予定です。
在外研修とは?
<案内>
経済学部では、毎年 「在外研修」を開講しています。
2004年度から内容を少し変更することになりました.一番大きな変更は,研修時期を夏から春先に変えたことです.これによって,航空運賃が大幅 に安くなり,文字通り誰でもが参加できる予算になりました.何しろ,夏は航空運賃が高く簡単には行けなかったのが,今年からは相当安くすることができま す.
研修先は,変わらず,英国のヨークです.研修期間を4週間から3週間に減らしたのも,費用を抑えるためです.しかし,ホームステイをしながらの3週間は, 誰もが納得するほど内容充実したものになります.午前中はヨーク・カレッジで2コマ英会話を学び、午後は各自のプロジェクト・ワーク、週末にはヨークとそ の近郊にある都市や歴史的な建造物・博物館・工場や貴族の館などの見学をします.英会話の授業では、日本人に英語を教えることに慣れている先生が担当して くれますし、学期期間中ですから,地元の学生との文化・スポーツ交流もあります。
経済学部のヨーク研修は10年以上の実績をもっています.過去に参加した学生は全員が人間的に大きく成長して帰国しています。彼らは皆、「はじめは不安 だったが、ホストファミリーが親切にしてくれたので安心してステイできたし、是非、もう一度ヨークに行きたい」と語っています。実際に次の年にホストファ ミリーを訪ね、大変親切にしていただいた学生や卒業生もたくさんいます。英国社会を肌で感じながら、英会話能力の向上や国際感覚の育成、国際交流を図ると いう狙いは、しっかり実現できています。
「在外研修」 は、その準備を兼ねた「総合文化」とのセットになっています。各4単位なので、修得すると合計8単位になります。「総合文化」の授業で しっかり準備してから出発しますので、幸いにも過去にはこれといった事件、事故に遭遇していません。また、旅行および滞在中の安全に関しては、参加者全員 に旅行保険に入って頂きます。専任教員が福岡より引率、滞在します。加えて、ヨーク・カレッジによるケアのほか、現地の英国人学生のアシスタント、現地居 住の日本人による支援態勢を作っており、万全を期しています。参加者が常識を守って行動すれば、安全にステイすることができます。
研修内容については年をおって充実させておりますが、 費用は極力抑制しています。
<実績など>
1.研修地 ・ 期間 ・ 経費
(1)1993年度 ~ 2000年度実績
研修地はいずれも英国のヨークです。
年度 期間 人員 費用
93 8月 1日~8月29日 (26泊29日) 30名 360,000
94 8月12日~9月 9日 (25泊29日) 24名 297,662
95 7月29日~8月24日 (25泊27日) 25名 322,442
96 7月31日~8月28日 (27泊29日) 30名 313,780
97 8月 1日~8月31日 (29泊31日) 30名 390,000
98 7月31日~8月31日 (28泊32日) 24名 320,000
99 7月30日~8月31日 (30泊33日) 29名 340,000
00 7月26日~8月29日 (31泊34日) 25名 340,000
注 ; 費用については任意の旅行と保険代金を除いた金額です。
また外国為替相場によって多少変動がありえます。
2.研修内容
英国のヨークで3週間ホームステイをし,その間、ヨーク・カレッジに通学し、午前中は英会話の研修を受け,午後は各自のプロジェクト・ワークやヨークと近郊にある歴史的な建造物 ( シティ・ウォール、ヨーク・ミンスター、シャブルズ)、各種の博物館 (カースル・ミュージアム、国立鉄道博物館)の見学を行い、毎土曜日には、世界遺産、貴族の館等への小旅行を行う。 これらの見学や研修には、現地の英国人学生がアシスタントとして参加する。
その後,ロンドンに移動し,3泊して,大英博物館やナショナル・ギャラリーなどを見学する。
(福岡とマンチェスターの往復には、キャセイ・パシフイック航空またはシンガポール航空を利用)
3.募集案内と申し込み、 およびガイダンスについて
(1) 「在外研修」は「総合文化」とセットで受講しなければならない.年度始めの履修登録の際に,あらかじめ両科目を登録しておくこと.
(2) 「総合文化」の受講生は,6月と12月の二度,TOEIC・IPテストを受験し,その結果で「在外研修」の参加・不参加を決める。
(3) 1月末に次年度のガイダンスを行う。参加希望者は全員参加すること。
4.経費の支払いについて
(1) ヨーク・カレッジへの支払分(3週間のホームステイ料金とカレッジでの研修料金、貸し切りバス代等)約17万円程度は1月末に集金予定。
(2) 旅行会社への支払い分(航空運賃等)約10万円についても1月末の支払いを予定。
注;ローン希望の学生は直接旅行会社へ申し込むこと。
*ヨークはどんなところ?
英国のヨークをご存知ですか。知らない人が多いと思います。英国の地図を思い浮べて下さい。誰でも知っているイングランドの首都ロンドンから、北の方角 に眼をやるとスコットランドの首都エディンバラがあります。これら二つの首都を結ぶ線を引くと、丁度その中間辺りにヨークがあります。インターシティと呼 ばれる高速列車でロンドンから約2時間です。
とても美しい町で、 ヨークに住んでいる人の中にはこの町を日本の古都、京都のような所だと形容する人もいますが、町の規模で比較すると、京都ではなく鎌 倉が妥当なところでしょうか。住んでいる人びとが自慢したくなるのは町の風景だけではありません。正午になるとヨーロッパでもっとも美しい音色と言われる ヨーク・ミンスターの鐘の音を聞くことができます。
シティ・ウォ-ルやウッズ川沿ぞいの散歩は、この町ならではの格別の雰囲気があります。また、夜間照明にてらされたミンスター近辺やストーン・ゲイトを歩くと、まるでおとぎの国の風景のようです。
イギリス人が二度、三度と訪ねたいと思っている、国内で最も人気のある観光地がヨークなのです。といっても、ケバケバしいネオンなどを想像してはいけませ ん。家族連れで訪れるに適した、極めて健全な町です。ものの本によれば、ヨークの三大産業は、鉄道・チョコレート・観光だそうです。市内には、ネスレ (ラウントリー)やテリーというチョコレート会社がありますし、ロンドンの科学博物館の別館として1975年に開かれた鉄道博物館には、スティーヴンソン 作の世界初の蒸気機関車をはじめ、数多くの珍しい機関車が置いてあります。2001年には,日本の新幹線が博多から船ではるばる運ばれてきました.英国人 には大人気で,大人も子供も車内に入り,テレビ画面に流れる日本の風景に見入っています.また、町の小さな通りは年中イギリス国内のみならず、ヨーロッパ や全世界からの観光客で溢れています。
イギリスで古い建造物が最も数多く残っている都市は、言うまでもなくロンドンですが、2番目が実はヨークなのです。こうしてヨークという一つの小さな町の 中に、異なる時代の文化がごく自然に生きながらえ、かつ共存しているのです。だから、ヨークは英国の歴史のミニチュアと呼ばれるのです。ヨークにステイ し、町を見てまわるだけで英国の歴史が学べるのです。
午後の早い時間に研修が終りますから、夏であれば英国の昼間の長さを大いにエンジョイできます。午後9時半頃までは明るいので、夕食後気軽に市内へ出かけ ることができます。ウッズ川辺りやシティ・ウォールをのんびり散策したり、パブで地元の人達と一緒に地酒ならぬ地ビールを楽しむのも良いでしょう。 週末 には再開発されたクリフトン・モアーへでかけ、映画を見たり食事を楽しむこともできます.冬場だと,鉄道で30分の場所にある,リーズ市やハロゲート市に 買い物を兼ねて出かけるのがいいかも.リーズは人口72万5千人の英国第3の都市です.ここには,国立甲冑博物館やビール会社Tetlyの博物館がありま す.ハロゲートの方は,アガサ・クリスティが失踪中に隠れ住んでいた所で,昔からお金持ちの住む町でした.広大な公園があり,春先にはクロッカスやラッパ 水仙が見事に咲き誇ります.
ヨーク市内の観光だけではなく,周辺には日帰りの見学・観光コースとしてほかに,産業革命の中心地マンチェスター、豊かな自然の広がるヨークシャ・モアー とデールス、そしてピーター・ラビットも棲息する(?)湖水地方、大富豪の館であるカースル・ハワードやヘアウッド・ハウス、そしてブロンテ・シスターズ で有名なハワース、さらにはポップスファンなら一度は訪ねたいビートルズの故郷リヴァプール、イギリス庶民の保養地スカーバラなど。週末の自由な時間を活 用すれば、こうした地方を観て回れます。これら以外で今までに訪れた主な場所・施設を挙げると、世界遺産のダーラムとファウンティン・アビー、キャプテ ン・クックで有名な港町ウイットビー等があります。
ところでヨークの人達は、一般的に質素で倹約家だけれど人は良いと言われています。これは過去のステイで体験済みです。ステイ先も年毎に良い家庭を選んで きています。過去の参加者たちは、口を揃えて「最初は不安だったけど参加して良かった。是非、もう一度行きたい」と語っています。ごく普通の庶民的な英国 人の家庭にステイし、彼らの暮らしにふれることによって、彼らの持つ嗜好や習慣が私達のそれとはおおいに異なるのを知ることは、皆さんにカルチャーショッ クを与えるのみならず、皆さんの国際感覚を養うのに最適です。英国人のゆったりした時間の感覚は、きっと皆さんにこれまでの自分や日本という国について再 考するきっかけをもたらすに違いありません。3週間とはいえ、ホームステイが皆さんに「生涯忘れられない程の経験と自信」を得させることは確実です。学生 時代にしか体験できないチャンスを生かし、未知の世界へ飛び出し、おおいに見聞をひろめるために、自己の可能性に挑戦してみよう!
2003年の夏の参加者を含めて、経済学部のヨーク研修ならびにリーズ・メトロポリタン大学の研修に参加した学生数は約300名を数えます。その中で、再度ヨークや英国を訪れた人も30名を超えています。1年以上英国で過ごした人も数名います。また、Leeds Metropolitan Universityからはこれまでに5名の交換留学生が来ています。95年参加の島川さんは,その後米国でMBAを取得した後,ついに英国で職を得て働いています.
かつて研修でお世話をしてくれたジェニーはいま,東京に来ています.
この秋には,LMUの方が福岡に来られると思います.うまく時間調整ができたら,集まりましょう.