スマートファクトリーの研究紹介
人工知能・ロボットの発展により、現在の仕事の約半分がAIロボットに奪われてしまうという予想があります。「働き方が変わる」⇒「必要な知識・技能が変わる」⇒「大学で学ぶ内容が変わる」。九州産業大学理工学部では、この社会変化に迅速に対応するため、スマートファクトリー実習装置を導入しました。この装置は部品製造工場における生産ラインの約1/10の大きさで、メカニズム、アクチュエータ、センサー、コントローラ、PLCプログラミング、VR(シミュレーション)に関する様々な技術を学ぶことができます。生産ラインで何か異常が起きた場合、自分で問題を見つけて解決するワンランク上の技術を身に付け、新しい部品を組み立てるための新しい生産ラインを自ら企画、設計、製造、運用できる(システムインテグレータ)、そんな技術者の育成を目指します。
(上)3つの部品を、色、形状を判断しながら重ね合わせる作業を実現しています。
(下)学生が様々なメカニズム(機構)とアクチュエータ(モータ、エアーシリンダ)を組み合わせてセンサ信号による動作開始、自己保持回路などを学んでいます。