開催概要
2020年度に創立60周年を迎えた本学は、現在、創立100周年に向けたビジョン「新たな知と地をデザインする大学へ-もっと意外に。もっと自由に。-」を掲げ、2030年度までの中期計画として「文理芸融合のグローバル総合大学へ」をスローガンに、教育研究、産学連携などの取り組みを推進しています。
今回の「KSU VISION DAY 文×理×芸=展」は、「Social Innovation」をテーマに、文系・理工系・芸術系の学部学科の垣根を超え、「産学一如」を建学の理想に進化し続ける、本学ならではの研究成果を紹介する展示会です。
本学の研究者が有するシーズや研究成果を一挙にまとめて紹介し、企業の技術課題などのニーズ発掘や事業化につなげ、地域社会の発展や課題解決に貢献します。また、本学の特色あるプロジェクト型教育やボランティア活動などの紹介に加え、11月1日(土)には、株式会社今治.夢スポーツ代表取締役会長で元サッカー日本代表監督 岡田 武史 氏による基調講演も開催します。
新たな叡智を生み出しながら活力ある地域づくりを目指す本学の取り組みを、ぜひご覧ください。
学長挨拶
「文理芸融合のグローバル総合大学」を目指す本学の“VISION”を感じていただける日、それが「KSU VISION DAY」です。
教職員と学生が新たな発想のもとで行った取り組みを発表する本展示会は、“産学官金協働の成果の結実“として4回目の開催となりました。
本年度は、社会を取り巻くさまざまな課題に対応し、地域とともに発展していく「Social Innovation」をテーマに、基調講演や企画展示をはじめ、地域活性化、人材育成、環境保護など、社会課題の解決に繋がる取り組みを発信いたします。

出展内容
企画展示
本年度のテーマである「Social Innovation」に関連した取り組みを紹介します


廃材に新しい命を~太陽光パネルガラスを活用したリサイクルプロダクトの開発~
- 芸術学部 生活環境デザイン学科 清水 稔 教授
- 廃棄された太陽光パネルのガラスを、新たな価値を持つ製品へと再生し、資源の有効活用を促進するための研究プロジェクトです。「ガラスの再加工技術」や「デザインと機能性の統合」をテーマに研究を推進し、廃材ガラスの新たな商業価値の創出を目指しています。
学生がつなぐ九州の魅力~産学官連携による都市型サービスエリアの企画運営~
- 地域共創学部 観光学科 大方 優子 教授
- 地方地域の魅力(特産品・文化等)を、都市部住民に伝える機会を創出するために、高速道路のサービスエリアの概念を応用した“地域アンテナショップ”を実験するプロジェクトです。期間限定オープンのショップでは、学生たちが現地調査に基づき選定した商品を販売。地域と都市を結ぶ新たな交流が生まれています。
ICTを活用した地域公共交通運行管理支援~持続可能な交通サービスの実現に向けて~
- 理工学部 情報科学科 稲永 健太郎 教授
- 本展示では、減便や路線廃止などの課題を抱える地域公共交通に対し、ICT(情報通信技術)を活用した運行管理支援の研究成果を紹介します。効率的で持続可能な交通サービスの実現に向けた取り組みを、実証事例やデモを交えて紹介します。
見えない微生物が見える世界へ~大学・企業・研究機関が、ひとつの“標準”をつくる挑戦~
- 生命科学部 生命科学科 中山 素一 教授
- 食品の安全性確保や食品ロス削減に向け、大学・企業・研究機関が連携して微生物同定の標準化に取り組む「MALDI-TOF MS微生物同定コンソーシアム」。九州産業大学を拠点に、迅速・正確・安価な手法を社会実装する挑戦が進んでいます。見えない微生物を“見える化”する未来づくりの最前線。ぜひご覧ください。
研究シーズ
カラー電子顕微鏡や新規蛍光色素、人工知能による故障検知システムの開発など、地域の課題解決や産業支援を目的とした、特色ある研究事例を紹介します。


先端テクノロジー・工学
九産大が見せるローカル5G を用いた未来
- 理工学部 電気工学科 松岡 剛志 准教授
- QTnet株式会社と九州産業大学が2021年より取り組んでいるローカル5Gに関する共同研究の内容をご紹介します。この共同研究により九州産業大学のキャンパス内に整備されたSub6帯のローカル5Gネットワークを活用し、通信の基礎データとなる電波伝搬や通信品質の評価を行うとともに、高速・低遅延・多数同時接続といったローカル5Gの特長を活かした、多様なユースケースの開発にも取り組んでいます。この共同研究により得られた知見を紹介します。
AI時代のデータエンジニアリングとその基盤に関する研究
- 理工学部 情報科学科 成 凱 教授
- AIの急速な進化により、データエンジニアリングは単なる収集・保管の枠を超え、高度な分析・モデリングを支える戦略的基盤へと変容しつつあります。本展示では、我々の研究室で構築・運用してきた複数の応用事例(施設予約、偽情報検出、微生物同定、混雑検知)をもとに、それらを可能にするデータ基盤の設計手法や実装技術を紹介し、AI・データサイエンス時代に求められるデータ基盤の要件と設計哲学を示唆します。
スマホと環境センサによるデータ収集可視化システム
- 理工学部 情報科学科 田中 康一郎 教授
- 本研究室では、主にスマートフォン向けアプリの開発と、環境センサを用いたデータ収集に取り組んでいます。対象とするスマートフォンはAndroidとiPhoneの両方です。活用するセンサは、二酸化炭素、風速、温度、湿度、気圧、揮発性有機化合物など多岐にわたります。また、スマートフォンやApple Watchに内蔵されたセンサも併用しています。本ブースでは、それらを活用したシステムの開発事例をいくつかご紹介します。
身近に広がる、”じゃない”電気電子デバイス
- 理工学部 電気工学科 福田 枝里子 助教
- 液晶材料をテレビやスマートフォン、微生物を発酵や製薬用途…ではない使い方をする、省エネルギーな”じゃない”電気電子デバイスをご紹介します。
切削工具寿命のインプロセス同定
- 理工学部 機械工学科 村田 光昭 准教授
- 金属を削る工具も我々が普段使用している包丁などと同様に,使用しているとどんどん摩耗し,削れなくなっていきます.本研究は,この切削工具の寿命を切削加工中に同定する技術についての研究です.この研究によって,現場作業者が監視していた工具状態を自動で判断できるようになり,適切な工具交換時期で工具の交換を行うことができるようになります.この技術が実用化すれば,日本の熟練技能者不足解消の手助けとなります.
大容量光伝送用光ファイバ接続技術の研究
- 理工学部 電気工学科 阿部 宜輝 教授
- 世界中に張り巡らされた光ファイバネットワークにより、あらゆる場所で快適なコミュニケーションを享受できる時代になりました。その一方で、通信需要の増大は、現状の光ファイバで伝送可能な通信量の限界に近づいています。そこで、新たな伝送媒体であるマルチコアファイバ(MCF)を使った伝送技術が国内外の機関で研究されています。本研究室では、MCFを低損失・低反射に接続するための高機能・高信頼な接続技術を研究しています。
ナノ構造制御による高機能超伝導材料の創製と物性解明
- 理工学部 電気工学科 西嵜 照和 教授/末吉 哲郎 准教授
- 理工学部電気工学科の超伝導研究グループのプロジェクトを紹介します.西嵜研究室では,多元素で構成される新しいタイプの合金「ハイエントロピー合金」の磁場中超伝導特性についてパネル展示します.また,末吉研究室では,重イオンビームを利用したナノ構造制御による高機能高温超伝導材料の研究開発について紹介します.研究内容の一部は,学部学生と大学院学生が説明を行います.
パルスパワー発生技術とその応用
- 理工学部 電気工学科 今坂 公宣 教授
- パルスパワーとは、時空的に圧縮された巨大な電力のことで、様々な分野への応用が期待されている新しい電力技術です。パルスパワー技術のナノ材料への応用と燃料電池への展開について紹介します。
可変リアクトルの開発とその応用
- 理工学部 電気工学科 山光 史哲 助手
- 可変キャパシタや可変インダクタを使って、電力システムで生じる無効電力を効率的に制御する技術に取り組んでいます。これにより、電力の安定供給や効率向上が期待されます。ブースでは、可変インダクタを使ったデモをご覧いただけます。
めっき(表面処理)プロセスの見える化と解析技術
- 生命科学部 生命科学科 河野 俊輔 教授
- めっき皮膜の高機能化や生産性改善の鍵となるのは,析出プロセスの把握と制御です。当研究室では,電気化学測定法を利用して,めっき析出プロセスの見える化(電流-電位曲線)による解析とその制御に取り組んでいます。また,めっきを含む表面処理材料の機能性向上に向けた,腐食挙動や熱伝導などの特性評価と材料分析(表面・断面の観察と分析,結晶構造解析)にも取り組んでいます。
入口条件が不安定な浅水流向け小水力発電の開発
- 理工学部 機械工学科 松下 大介 教授
- ごく低流量の農業用水を利用して電力として利用するには,水路から水を溢れさせないために高性能な水車が必要ですが,同時に水質を悪化させないことが必須の課題です.また,降雨などにより流量が大きく変化するのも特徴です.本研究室では,傾斜地に設置するのに最適な小型の水車システムを開発しています.この水車は,流れの条件が変わっても水車性能に影響が小さいことが利点で,現地消費できる小電力需要向けに開発を進めています.
健康・スポーツ・福祉
すべての感覚特性の人にとって優しい環境づくり
- 基礎教育センター 猪本 修 准教授
- 感覚処理感受性 (いわゆるHSPあるいは繊細さん) は,周囲の刺激に敏感で,細かな変化に気づきやすく,共感性が高いといった特性があります。一定数の人がこの特性をもつとされていますが,この特性を正しく理解することは自分自身を十分に知り,さらに周囲の人々とのコミュニケーションを円滑にする上で重要です。このブースではこの特性の研究手法や成果とともに,すべての人にとって優しい環境づくりのアイディアを提案します。
人の情動・感性の可視化と産業応用 - 近年の脳波研究のトレンドから -
- 基礎教育センター 猪本 修 准教授
- 脳波はニューロンの集団的活動によって生じるリズム現象です。本研究では,大脳皮質の各部位がタイミングをそろえて振動する「同期現象」の仕組みとその精神状態との相関を明らかにします。さらに同期状態をリアルタイムに測定し,音や映像で本人に伝えるニューロフィードバック技術の開発に取り組んでいます。ストレスの軽減,発達障害やうつ病など多様な脳機能障害に対する新しい非侵襲療法の確立を目指します。
静的ストレッチング効果の個人差を規定する神経機序
- 健康・スポーツ科学センター 齋藤 輝 講師
- 下腿三頭筋(ふくらはぎ)の静的ストレッチング中に2種類の脊髄反射(腱反射とH反射)を計測して、静的ストレッチング効果と脊髄反射の変化の関係を調べました。5分間の静的ストレッチング後に足関節の可動域は平均2.3-2.9度拡大しました。ストレッチング効果の低い対象者と効果の高い対象者の間で腱反射とH反射の変化に差は見られませんでした。
投球運動の力学分析
- 健康・スポーツ科学センター 本山 清喬 助教
- ドッジボールの投球を対象とした研究成果を報告いたします。ドッジボールは小学生において非常にポピュラーな競技でありながら、ボールを片手で握ることができないため、上手に投げることが難しい競技です。握ることができる投球動作との違いや握れないことによって偶発的に習得する掌屈保持(手首を曲げて指、手のひら、前腕でボールを巻き込むように保持する)投球様式の特徴を明らかにしました。これにより小学生や指導者の選択基準が明確になることを目標としています。
見過ごされてきた床反力成分と歩容制御 ~床反力のモーメント成分が失われたら?~
- 健康・スポーツ科学センター 安陪 大治郎 教授
- バリアフリーが国内に導入されて約40年が経過するが、高齢者の転倒事故死亡者数は減るどころか過去25年間で2.3倍も増加した。これは交通事故死の3.3倍に相当する。この転倒事故の要因として足底に作用する回転モーメントが関係しているようである。本展示では足底モーメントをゼロにする点接触靴を公開する。実際に靴に足を通してモーメントフリー状態を体験して頂きたい。
高齢者・障害者支援技術
- 理工学部 機械工学科 寺西 高広 教授
- 少子高齢社会において、高齢者や障害者を適切に支援しながら活躍する社会を目指します。社会的ニーズの高い、高齢者の見守り(熱中症、ヒートショック)、障害者の移動(就業)支援、障害者のコミュニケーション支援の技術をご紹介します。
教育・人材育成
有機半導体デバイスのハンズオンセミナー
- 理工学部 電気工学科 貞方 敦雄 講師
- 有機分子の持つ個性を探索し、「発電」、「発光」、「制御」を行う有機半導体デバイスの研究を行っています。本ブースでは、発電する色素増感太陽電池、発光する有機EL、電流の流れを制御する有機トランジスタ、色を制御するエレクトロクロミック素子などの電子デバイスのハンズオンセミナーを実施します。有機半導体デバイスの面白さを体験してみませんか。中学生以上であればハンズオンセミナーに参加できます。
AI面接が変えるアントレプレナーシップ教育
- 商学部 経営・流通学科 山下 淳司 教授
- 本研究は、株式会社favと九州産業大学山下研究室の共同研究により、AIによる模擬面接とフィードバック機能を活用した新たなキャリア教育手法を開発するものです。発話内容や態度の解析を通じて、学生が自己理解を深め、社会で通用する表現力や思考力を養う教育モデルの構築を目指しています。
特別支援学校(知的障害)の教育課程に関する研究
- 人間科学部 子ども教育学科 阿部 敬信 教授
- 2017年の特別支援学校学習指導要領等の改訂では、「学びの連続性」を確保するために、知的障害特別支援学校の各教科の目標及び内容が、「育成すべき3つの資質・能力」によって構造化されるとともに自立活動の内容も改訂されました。このことが実際の特別支援学校(知的障害)の教育課程編成においてどのように反映されているのかを明らかにしたいと考えています。
相対的貧困状態の児童に向けた学習支援プロジェクト
- 人間科学部 臨床心理学科 命婦 恭子准教授
- 経済的理由による教育機会の格差を無くすため、本学の学生が主体となり、地域の子どもたちに無償で体験教室を行っています。貧困は、心身の健康や教育機会の不均衡、進路選択など様々な面で子どもに影響を与えます。そこで、アート活動や英会話といった教育の機会を提供し、子どもたちの心の健康を守ることを目標とし活動をしています。 子どもたちが体験を通して、のびのびと興味・関心を追求できる環境を目指しています。
みんなとつくる、みんなでつくる学校カリキュラム
- 国際文化学部 日本文化学科 田内 直彦 教授
- 学校の教員が、「体験活動と教科学習を融合した」新たなカリキュラムを構想します。
〔ポイント1〕:教員の手で「ここ(のこのしま)でしかできない」カリキュラムをつくります。教員が“対話”を通して、試しながら改善を繰り返します。〔ポイント2〕:子どもの「主体性」を大切にします。子どもたち自身の“学びたい”を実現できる環境やカリキュラムを整え、その中で「主体性」とは何かを追究していきます。
総合機器センター 第16回研究発表会
- 総合機器センター 金子 賢介 講師/向髙 新 助教
- 総合機器センターでは50台を超える先端機器を備え、授業や学生・教員の研究活動を日々支えています。また、地域の企業や大学からも多くの利用者が訪れています。 様々な学部・研究科の学生・教員が、総合機器センターを活用して取り組んできた研究成果を発表します。最先端の研究に触れられる貴重な機会です。ぜひご来場ください!
統計的因果推論による入学前教育、リメディアル教育の効果検証手法の開発
- 基礎教育センター 中世古 貴彦 准教授
- 大学における入学前教育やリメディアル教育の重要性が高まっていますが、受講の有無以外の様々な要因の影響が入り込み、一般的な方法では正確な効果を確認することができません。本研究では、Rubin流の潜在的結果変数アプローチを適用し、入学前教育やリメディアル教育の効果を厳密に推計し、それらの改善に資することを目指します。
ライフサイエンス
魚の免疫応答に関する研究
- 生命科学部生命科学科 齋藤 武尊 助手
- 近年、世界的な食糧不足や環境問題の対策として、魚の養殖が重要視されています。養殖では高密度で魚を飼育することから、疾病の蔓延が甚大な被害を与えます。そのため、養殖において魚を健康的に飼育することはとても重要です。私は魚の免疫応答を解明・応用することで、養殖における疾病問題を解決し、健康な魚を人々の食卓に届けることを目標としています。現在は、魚の免疫応答を活性化させるアナフィラトキシンC5aというタンパク質について研究しています。最終的には、C5aを利用してワクチン効果を高める免疫賦活剤の開発や、免疫力の高い耐病性養殖魚の開発を考えています。
魚類の生体防御機構
- 生命科学部 生命科学科 松井 信太郎 助教
- 養殖業では、魚病による年間の被害額が数十億円にのぼるとされています。こうした深刻な被害に対応するためには、魚自身が病原体から身を守る仕組みや、病原菌が発症するメカニズムの理解が欠かせません。私たちの研究室では、魚が傷を負った際に最初に起こす生体防御反応である「止血」に着目し、その仕組みの解明を進めています。
食品向けダイズ品種の食味成分の違いを深堀りする
- 生命科学部 生命科学科 田中 征矢 助教
- 大豆は豆腐や味噌、エダマメなど幅広い食品に利用される作物で、品種ごとに食味のもとになる糖やアミノ酸の含量が異なります。食味成分の品種間差は明らかになっていますが、それを制御する遺伝子の動きについては未解明な点が多いです。本研究では、食味成分に関わる遺伝子を探索し、環境変動による成分変化との関連を調査することで、食味成分の制御メカニズムを紐解き、良食味の大豆品種開発や食味成分の安定化技術の確立を目指します。
遺伝子ゲノム研究センター紹介
- 生命科学部 生命科学科 髙橋 芳弘 教授/満生 慎二 教授/金子 たかね 准教授
- 生命科学部を中心とした教員により、最新の研究動向や実験技術に関する情報・研究設備などを共有し、本学の遺伝子・ゲノム関連の研究成果を最大限に発信する事を目的とした研究センターを設立しました。
セラミドのプロファイリング技術と皮膚の健康
- 生命科学部 生命科学科 佐々 貴之 教授
- 皮膚の重要な機能として、外部からの異物や微生物の侵入および体内からの水分喪失を防ぐバリア機能があげられます。皮膚の表皮、中でもその最も外側に位置する角質がバリア機能に重要です。角質には脂質、特にセラミドが多く、バリア機能と密接に関わります。本出展では、多様なセラミド分子を網羅的に分析するセラミドプロファイリング技術とバリア機能の指標(マーカー)としてのセラミドの可能性について紹介します。
蛍光電子顕微鏡と新規蛍光試薬の生命科学分野での製品化
- 生命科学部 生命科学科 礒部 信一郎 教授
- 生命科学分野では、がん研究などが盛んに行われています。細胞内の物質は分子レベルのため目視では不可能なため、生体組織や細胞内の生体分子を蛍光試薬で選択的に標識し、発光させ可視化します。しかし、蛍光試薬などの技術は、欧米が特許を握っており、日本の技術でこの研究分野をリードするのは不可能です。これまで、福岡県、久留米市などの支援の基、Made in Japanの製品化を目指し、世界初の蛍光電子顕微鏡と高性能な新規蛍光試薬の開発に成功し、製品化を検討しています。
地球・環境・デザイン
北欧諸国の都市・建築・インテリアのデザインに関する研究
- 建築都市工学部 住居・インテリア学科 小泉 隆 教授
- デンマーク、フィンランド、スウェーデン、ノルウェーなどの北欧諸国には、都市・建築・インテリアのデザインにおいて優れたものが数多くあり世界的に評価を受けています。それらはモノのデザインとしてだけでなく、自然環境との共生、人間中心の空間や暮らし方、公共性の在り方など、現在我々が学ぶべき内容がたくさんあります。本展示では、これまでに刊行した書籍や展示会の紹介、照明・家具などの実物展示などを行います。
Nature positiveの実現に向けた既存の緑化空間の活用
- 建築都市工学部 古野 正章 助手
- 現在,生物多様性の損失が地球規模で問題となっています。そのため,生物多様性の損失を抑制し,回復させる必要があります(ネイチャーポジティブ)。しかし,これを実現するためには,人口が密集している都市においても生物多様性を創出する必要があります。しかし,開発が進んだ都市では,緑地などの大規模な生物の生息・生育の場を新たに整備することは困難です。そこで本研究では,既存の緑化空間による生物多様性の創出の可能性を探っていきます。
行動が未来を変える!カーボンニュートラル体験ブース
- 理工学部 電気工学科 橋口 卓平 教授
- 私たちは、カーボンニュートラルについての理解を深めるための活動を行っています。さて、“カーボンニュートラル”という言葉を聞いたことがありますか?おそらく多くの方が、「聞いたことはあるけど、意味まではよく知らない」と感じているかもしれません。私たちのブースでは、そんな“これからの地球のこと”を、ジオラマやクイズなどの参加型コンテンツを通じて、楽しく・わかりやすくご紹介しています!ぜひお気軽にお立ち寄りください!
BLUE WAY 2025/ハコザキブループリントプロジェクト
- 造形短期大学部 造形芸術学科 中谷 正史 准教授
- 九州産業大学芸術学部出身のアーティスト・銀ソーダと地元有志・箱○堂が主催する箱崎の芸術祭「BLUE WAY」。筥崎宮参道に青の道を描く銀ソーダのライブペイントパフォーマンス映像と、銀ソーダ・九州大学総合研究博物館・中谷研究室が協働する箱崎の昔の写真を収集して人々の記憶の断片として青写真で展示する「九大博物館✕BLUE WAYハコザキブループリントプロジェクト」を紹介します。
ビジュアル表現の研究 ー和紙と楮によるレリーフ制作ー
- 芸術学部 ビジュアルデザイン学科 三枝 孝司 教授
- 私の作品のテーマは、「記憶」です。私の場合「河原にある石たち」が記憶の標本箱となり、インスピレーションを受け、版画とレリーフの表現研究をしています。レリーフ作品の素材は和紙と楮(こうぞ)を使用し、実際の石の上に糊を含ませた和紙や楮を貼り付け成型し、「石」を制作しています。今までの固定概念に囚われない造形の独創性と新たな表現の可能性を追求しています。
Bee Hotel プロジェクト
- 建築都市工学部 都市デザイン工学科 内田 泰三 教授
- 芸術学部 生活環境デザイン学科 栗田 融 教授/新 啓太郎 准教授
- 経済学部 経済学科 澤田 英司 教授
- ハナバチ類などの花粉媒介者(ポリネータ))は、世界的に減少傾向にあります。ハチたちに住まい「私たちはBee Hotelと呼んでいます」を提供することで、ポリネータの重要性やその保全に対する普及啓発に取組んでいます。既に北米ではとっても盛り上がっている活動です!
人文・社会科学
デジタル立憲主義から考える決済ネットワークのルール形成
- 地域共創学部 地域づくり学科 瑞慶山 広大 准教授
- 立憲主義とは、権力分立や人権保障などの原理で国家権力の暴走を防ぎ、個人の自由を守るための思想です。GAFAMのような巨大デジタル企業がグローバルにサービスを提供する現代において、立憲主義をこうしたグローバル・デジタル企業にも当てはめようという動きが出て来ています。このデジタル立憲主義の考え方を、グローバルな決済サービスに適用しよう試みる研究です。
国鉄文書データベースの公開に向けた研究
- 地域共創学部 観光学科 菅沼 明正 准教授
- 商学部 経営・流通学科 草野 真樹 准教授
- 本研究は、2021年秋に九州旅客鉄道株式会社(JR 九州)から貸し出しを受けた門司鉄道局「局報」史料のデジタル化と活用に向けた共同研究です(国内7つの大学と2つの研究機関の研究者で組織しています)。これまで、約3年をかけてデジタル撮影とデータの処理を進めてきました。今後の展開としては、アーカイブした資料へのタグづけを進め、最終的には研究者をはじめ社会への公開と活用を目指しています。
産業経営研究所の魅力紹介
- 産業経営研究所
- 産業経営研究所は教員及び学生の研究をサポートする施設です。専門的な月刊誌や統計資料、他大学の紀要等を収集しています。また、会議室では授業や各種行事が行われ、学生についても、プレゼンの練習や勉強会等も開催する事ができます。
八女文化研究の一事例
- 芸術学部 ソーシャルデザイン学科 井上 友子 教授
- 八女福島燈籠人形の伝播や歴史的背景を中心にした文化的重要性の研究事例を紹介します。
九州の伝統工芸の今を知る―持続的発展に向けて―
- 伝統みらい研究センター 濱川 和洋 助教/大淵 和憲 研究員
- 九州7県には国指定の伝統的工芸品が21品目、県指定の伝統工芸品が約200品目存在しています。伝統みらい研究センターでは、九州の各産地組合・事業者を主な対象に、様々なテーマでアンケート調査を実施し、各品目の現状や課題意識の把握を進めています。これらの調査結果を基に、課題解決や政策提言を行い、産地存続への貢献を目指しています。
古典×ものづくりプロジェクト
- 国際文化学部 日本文化学科 森 あかね 講師
- 『源氏物語』等の古典文学は、現代人が気軽に楽しむには敷居が高い部分があります。その魅力を伝えるためには、「古典文学のビジュアル化」が有効です。この取り組みは、教育現場での活用や、次世代へ作品を継承するための課題にも繋がることが期待されます。本プロジェクトは高等専門学校と連携し、古典を元にした作品の制作を行い、現代における古典文学の活用方法を研究しています。
宇宙を学ぼう!~始まりから今日まで~
- 理工学部 電気工学科 榎本 成志 助教
- 基礎教育サポートセンター 廣瀬 拓哉 助教
- 理工学部 情報科学科 柿内 健佑 助教
- 私たちの宇宙はどのように始まり、なぜ今の姿になったのでしょうか?素粒子や天体の研究者たちが、宇宙のはじまりから現在までをわかりやすく紹介します。宇宙について気になることを質問してもよし、難しい話を専門家にぶつけて困らせても(たぶん)OK!お気軽にブースにお越しください。
産学官金連携事例
共同研究や受託研究など、産業界と大学・行政・金融が直結した産学官金連携による成果事例を紹介します。


ニューロテクノロジーを活用した広告価値換算システム
- 人間科学部 スポーツ健康科学科 萩原 悟一 教授
- 脳波などのニューロテクノロジーを用いて広告視聴時の脳活動を計測し、視認性・印象度・感情反応を可視化することで、広告の潜在的価値を定量化します。さらに、従来の広告換算価値指標を応用し、AI技術と組み合わせることで、自動的に広告価値を算出するシステムを開発。産学連携により、科学的かつ実用的な広告評価の新たな枠組みを提案します。
- 株式会社Nextstairs×株式会社Yg R&D
九産大 文理芸融合型半導体人材教育の取組み紹介
- 理工学部 電気工学科 貞方 敦雄 講師
- 九州産業大学で取組んでいる半導体人材教育として文理芸融合型半導体人材育成について紹介します。各学部学科の専門を軸に半導体産業で求められる付加価値(文理芸融合)を備えた教育を実施し、九州及び全国に根付いている半導体関連企業で活躍する人材を九産大から送り出すことを目的としています。本年度からKSU実践コラボ講座「半導体産業概論」では、各学部の教員に加えて、九州半導体デジタルイノベーション協議会や企業との連携講義を行います。
- 九州半導体デジタルイノベーション協議会
ないものづくりグランプリのご紹介
- 芸術学部 生活環境デザイン学科 清水 稔 教授
- 同グランプリは「すでにあるものじゃ面白くない。プロが本気を出してみた。」をキャッチコピーに、まだ見たことがない革新的なアイデアをプロフェッショナルの技で形にするもので、県内のものづくり企業9社によって立ち上げられました。本ブースでは、“第0回”として試行的に開催された2025年度の受賞作品をご紹介します。
- ないものづくりグランプリプロジェクト委員会
産学官連携で目指す宮若市の持続可能なまちづくり
- 地域共創学部 地域づくり学科 田代 利惠 教授
- 福岡県宮若市において、地域農業の再生と持続可能なまちづくりを産学官連携で行っています。高齢化や耕作放棄地の課題に対し、学生のアイデアから地域・企業・行政と連携することで、次世代につながる産学官連携モデルの構築をめざしています。
- 里山レモンの会×宮若市
「保育士としてはたらく。」を考えるー学生と保育士の対話からの学びー
- 人間科学部 子ども教育学科 田中 沙織 准教授
- 子ども教育学科では、宗像市と九州産業大学の包括連携協定に基づき、これまで4回にわたり「保育士としてはたらく」を考えるプロジェクトに取り組んできました。保育者を目指す学生がキャリアデザインを行う上で対話してみたい保育士像を提示し(経験年数、勤務・転職経験etc.)、宗像市保育協会から協力を得て保育士をお迎えしています。保育士として働く体験談を「語る」「聞く」ことで、保育士も学生も共に学ぶ企画から得られた成果を紹介します。
- 宗像市×宗像市保育協会
九産大【域】駅~駅舎と地域の計画と設計~
- 建築都市工学部 住居・インテリア学科 諫見 泰彦 准教授
- 「九産大前駅がまもなく建て替え時期を迎えます」JR九州からそう伝えられたのは2022年の冬。「ならば新しい駅の原案を学生に設計させてください」この産学連携研究はそこから始まりました。2023年度は構造を維持する現在の「九産大【前】駅」の改築。2024年度は大学内部に位置を移動する「九産大【内】駅」の新築。2025年度は駅・大学・地域等を総合的にデザインする「九産大【域】駅」の提案に挑戦しています。
- 九州旅客鉄道株式会社
農業分野での半人工的製造フルボ酸のバイオスティミュラント(BS)資材としての活用
- 生命科学部 生命科学科 佐野 洋一 講師
- フルボ酸は土壌を肥沃にし、植物を活性化することが知られています。本研究では自然界では100年以上かかって微生物が製造するフルボ酸を2か月で半人工的に製造する画期的方法を開発しました。現在、本発明を用いてフルボ酸を製造し、多くの企業や農業従事者との連携でフルボ酸をバイオスティミュラント(BS)資材として農業分野で作物の成長促進などでの活用を進めています。
- 西邦機工株式会社×岡垣興業株式会社
自家栽培したハーブの香りで街づくりPJ
- 商学部 経営・流通学科 侯 利娟 准教授
- 久留米市草野町の萩原オリーブはオリーブとハーブを自然栽培、カスタマーエクスペリエンス(Customer Experience: CX)視点で販売方法・販路に広がりを持たせていきたいです。そこで、本学の商学部の学生とアイデアソン形式で同社のブランド戦略を検討、最終的に立ち上げる自社製品の分野、業界、特徴、ストーリーなどを導き出し香りで街づくりを目指します。
- 萩原オリーブ×久留米リサーチパーク
学生によるDIYリノベーションプロジェクト
- 建築都市工学部 住居・インテリア学科 信濃 康博 准教授
- 千早駅から徒歩15分、築50年弱の木造2階建てアパート「ふじの荘」の3DKの部屋を学生がデザインし、学生が自ら施工するプロジェクト。今年度で4住戸目となりました。はたして今回はどのようなリノベーションルームが完成するのか・・・乞うご期待!
- 株式会社フジマ×舞松原不動産株式会社
産学金連携による小学生対象「SDGs出張授業」
- 経済学部 経済学科 黒木 宏一 准教授
- 「地元の将来を担う子どもたちにSDGsを身近に学んでほしい」との企業経営者の想いに共感し、形にする産学金連携プロジェクトです。西日本シティ銀行などが開発したオリジナルのSDGs啓発カードゲーム「街-1カード」を使用し、学生がテーブルファシリテーターを担当、小学生に楽しくSDGsについて学ぶ機会を提供しようという取り組みで、2024年度は糟屋郡内の小学校2校で模擬授業を実施しました。
- 株式会社九州空調×株式会社西日本シティ銀行
Chill×Material -空間と人に作用するプロダクトの開発-
- 芸術学部 生活環境デザイン学科 清水 稔 教授
- プラスチック成型品メーカー・アトラス化成株式会社様との連携で、暮らしに寄り添うプロダクトの企画・開発を行いました。テーマは「Chill×Material」。心地よい空間を演出するアイテムを、ぜひ会場で手にとってご覧ください。
- アトラス化成株式会社
うるしを未来へつなぐ~漆染め製品提案~
- 芸術学部 生活環境デザイン学科 加來 卯子 准教授
- 漆染めの生地を用いた製品開発・販売を行っている有限会社明光メディカル様との連携で、新規製品の提案・開発・販売を行いました。様々な染色方法の研究から行い、高いデザイン性、実用性、また量産を視野に入れた形状・構造の合理性まで考え抜かれた製品をぜひ会場で手に取ってご覧ください。
- 有限会社明光メディカル
集中治療後症候群の環境改善プロジェクト
- 建築都市工学部 住居・インテリア学科 香川 治美 教授
- 人間科学部 臨床心理学科 樋渡 孝徳 講師
- 造形短期大学部 造形芸術学科 黄 禧晶 教授
- 病院の新たな課題は「集中治療室の環境改善」と言われています。物理と、同室内で過ごす時間に感じたストレスから、在室中あるいは退室後に生じる身体障害・認知機能・精神障害「PICS」(post intensive care syndrome=集中治療後症候群)を防ぐための取り組みとして、集中治療室の環境改善に取り組んでいます。
- 姫野病院
どうすれば学生の内定辞退を防げるか?
- 商学部 経営・流通学科 脇 夕希子 准教授/安 熙卓 教授
- 近年企業課題となっている学生の内定辞退に関して学生目線で就職活動時の内定辞退の要因について、特に自動車業界においての事例にて研究します。
- 九州三菱自動車販売株式会社×三菱自動車工業株式会社
機械部品の異常検出に関する研究
- 理工学部 機械工学科 鶴田 和寛 教授
- 本研究は、ねじ等の機械部品に対する外観検査をAIで支援・自動化することで、属人的な検査工程の精度向上と省力化を図るものです。人手不足や最低賃金上昇といった社会的背景にも対応し、中小製造業の品質管理を支える次世代AI検査プラットフォームの実現を目指しています。
- 株式会社フジテクノ×株式会社エフェクト×エイリツ電子産業株式会社
モビリティーデザインへの取り組み
- 芸術学部 生活環境デザイン学科 清水 稔 教授
- スズキ株式会社様からの委託研究で取り組んだ「2035年のコンパクトモビリティーデザイン開発プロジェクト」の成果(クレーモデル、デジタルデザイン、CGなど)を展示します。本学の自動車デザインへの取り組みと、そのデザイン提案力をぜひご覧ください。
- スズキ株式会社
プロジェクト型教育
産学官連携による商品開発やプロモーション、技術開発など、学部・学科の枠を超え、生きた社会に飛び出す「プロジェクト型教育」の成果を紹介します。


グラフィックアートプロジェクト(芸術学部×版画学会)
- 芸術学部 ビジュアルデザイン学科 石橋 佑一郎 講師
- グラフィックアートプロジェクトは印刷や版画表現を主体とするグラフィカルなアート表現を追及し発表するプロジェクトです。学術学会である版画学会と連携し、年に一度全国の大学の参加による展覧会「大学版画展」や、本学美術館で開催する「九州版画プロジェクト展」へ作品を出品します。アナログ・デジタルの版表現を用いた作品制作を深めることで実践的なスキルを身につけ、感性・創造力・造形力を育みます。
理工学部・芸術学部 テクノアートプロジェクト
- 理工学部 機械工学科 牛見 宣博教授
- ロボット開発の技術とプロダクトデザインを融合し、実践的なものづくり活動を体験します。芸術学部の斬新なアイデアを理工学部の技術で具現化する、学部間の相乗効果が発揮されるプロジェクト活動です。理工学部がセンサ・マイコン・LED・モータ・ソフトウェア等の技術、芸術学部が企画とデザインを主に担当します。学生は実践的に異分野とのコミュニケーション力、新たなアイデアを考える上での情報収集力、主体的な行動力を修得しています。
『あめにわがかり』プロジェクト
- 建築都市工学部 都市デザイン工学科 山下 三平 教授
- 地球温暖化と都市化により、都市型水害が頻発しています。行政の対策だけでなく、市民の防災・減災の取り組みが必要です。“雨庭(あめにわ)”という小さなグリーンインフラの普及は、その対策を進めるのに役立ちます。雨庭には生物多様性や、人々の生活の質をたかめるはたらきもあります。本学キャンパスにもCELLという雨庭があります。その扱いをふくめて、皆さんに紹介したいとおもいます。
建築設計競技
- 建築都市工学部 建築学科 矢作 昌生 教授
- 令和7年度に第26回目を迎える建築学科主催の建築設計競技です。第24回目までは全国の高校生を対象としていましたが、令和6年年度にリニューアルして、新たに小学生部門、中学生部門を追加しました。第一線で活躍している建築家を招聘して出題・審査をして頂いています。また毎年、6月には出題者である建築家の講演会、8月には小中学生向けのワークショップを開催しています。
- 宮城島崇人建築設計事務所×STUDIO EIKA
ベトナム向け筑後うどん新メニュー開発プロジェクト
- 商学部 経営・流通学科 船岡 健太 教授
- ベトナム向け筑後うどんプロジェクトは、「日本とベトナムの架け橋になりたい」という九産大ベトナム人留学生・リエンさんの想いから始まりました。リエンさん卒業後も、彼女の志を引き継いで、九産大商学部、久留米商業高校、筑後うどん振興会のコラボレーションにより、プロジェクトを継続的に実施しています。
- 久留米商業高校×筑後うどん振興会
食品開発研究会 6次化&フードロス低減
- 生命科学部 生命科学科 米満 宗明 教授
- 生命科学部内サークル活動で、学んだ食品科学・食品加工の知識を活用し、製品開発を行っています。特に廃棄される食材などの有効活用に力を入ています。また農産物の収穫から加工、販売までを経験できる活動となっています。
- 熊本県八代市×糸島市白糸農園×久留米市楢原菜園×酒見農産×スローリーキッチン
グローカル・イニシアティブ:九州から世界へ、世界から九州へ
- 国際文化学部 国際文化学科 秋保 さやか 講師
- 私たちは九州と海外の双方向的な関係を探るフィールドワークとボランティア活動に取り組みました。1つ目のプロジェクトでは吉塚の多文化共生の取り組みや北九州市の環境支援やフェアトレードなど、九州発の国際協力を調査しました。2つ目では太宰府天満宮で多言語観光案内を行い、訪日外国人へのおもてなしとニーズ調査を実施しました。この展示では「九州から世界へ、世界から九州へ」という双方向のつながりを紹介し、地域と国際社会の相互関係を可視化します。地域に根ざしながらも世界とつながる持続可能な社会の在り方について、ぜひ一緒に考えてみませんか?
- POP COFFEE×吉塚リトルアジアマーケット
KSUキャンパスイルミネーション
- 理工学部 電気工学科 貞方 敦雄 講師
- 本プロジェクトは、電気工学研究部に所属する文理芸の部員が中心となり、広大な九産大キャンパスを舞台に約8万球のLED電飾が輝くクリスマスイルミネーションを実施し、学生や教職員、地域の方々に楽しんでいただいています。2024年度は、ねこ愛好会との共同事業として、コンセプトや企画について検討・運営しました。2号館横のあじさい小路に、ねこモチーフライトを配置し、森の中にはフォトスポットや猫と一緒に座れるベンチなどの空間づくりに取り組みました。
古典の魅力再発見
- 国際文化学部 日本文化学科 宮崎 裕子 教授/図書館
- 【国際文化学部・図書館共同】
難しそうに思われて敬遠されがちな古典文学の魅力を味わっていただくため、古典を題材にした漫画・アニメ、有名な文学関連史跡などとの繋がりを詳しく説明します。また、本学図書館が所蔵する貴重な資料も併せて一般公開します。
プリントアートによるアートイベント参加 放課後プロジェクトTeam「あとで」
- 芸術学部 ビジュアルデザイン学科 田 スンヒョク 教授
- 「あとで」は、九州産業大学芸術学部の学生と教員を中心に2024年結成されたアート&デザインの制作グループです。学問の枠にとらわれず、「本当にやってみたいこと」を形にすることを目的に、イラスト、グラフィック、漫画、写真、版画など多様なジャンルでZINEやグッズ制作を行います。制作作品はイベントで展示・販売され、「アートで、デザインで、やってみるで!」をスローガンに、自由でクリエイティブな活動を展開しています。
学生広報プロジェクト「K*RISE」活動紹介
- 理工学部 情報科学科 隅田 康明 講師
- R7年度より発足した、九産大生による九産大広報プロジェクト「K*RISE」の活動内容を紹介します。 学生の視点から九産大の魅力を探して、記事や動画を作り、WebページやSNSを活用して発信しています。
九産大の公共空間を対象としたタクティカル・アーバニズムの実践
- 芸術学部 ソーシャルデザイン学科 桜井 祐 准教授
- 小規模で低コスト、迅速なアクションといった「小さな変化」を積み重ねることで「大きな影響」を生むことを意図した実験的な都市改良のアプローチである「タクティカル・アーバニズム」の手法を用いることで、「誰のものでもない」と捉えられがちなキャンパス内の公共空間を「学生・教職員のために開かれた場」として捉え直すことを目指すプロジェクトです。従来のタクティカル・アーバニズムは都市を対象にしたアプローチですが、同様の思考・手法は大学という場においても有効に機能するのではないかという仮説のもと、本プロジェクトは始動しました。
文理芸融合教育
文理芸融合科目「クロス科目(学部横断型)」「コラボ科目(学部協力型)」の取組みを紹介


基礎教育センター 田中 真理 准教授
- 造形短期大学部 造形芸術学科 森下 慎也 准教授
- 志賀海神社「山誉祭」の授与品として限定お守りを制作するプロジェクトです。古代、志賀島は海上交通の要衝であり、志賀海神社を奉祀する海人(阿曇氏)の島として知られていました。『萬葉集』の和歌には、海人による藻塩焼きの光景が詠まれています。そこで、土器・炉を用いた古代の方法で藻塩を作り、藻塩を封じ込め廃棄漁網を材料としたお守り、パッケージ、展示台を制作します。本取り組みを通じて、志賀島の文学・歴史に加え、現在の環境問題について周知し、地域に貢献することを目的としています。
- 志賀海神社×セイコーエプソン株式会社
基礎教育センター
- 文理芸融合教育を代表する「クロス科目(学部横断型)」「コラボ科目(学部協力型)」(いずれも全学共通の基礎教育科目)について、パネル展示によりご紹介します。
文理芸の特色ある取り組み
各学部の特色としている取り組みを紹介します


国際文化学科の国際理解事業(海外フィールドスタディ)
- 国際文化学部
- 国際文化学科では、特色ある取り組み「全員海外体験プログラム」の一環で「海外フィールドスタディ」を毎年実施しています。この取り組みは、国際感覚を身につけた人材育成を目的とし、実際に海外に出て、国境を超える日本文化を視察するとともに、グローバル人材のロールモデルとして現地で活躍する邦人、法人企業を訪問・見学しています。それと併せて文化的多様性や多文化共生のあり方についても学習しています。この展示ではその実施概要と成果を報告します。
SANTAWALK&TRICKART PROJECT:「ひと」でつながる地域志向PBLの実践
- 経済学部経済学科、伝統みらい研究センター
- FUKUOKA SANTA WALKは、サンタクロースの衣装で街を練り歩き、病気に立ち向かう子どもたちにクリスマスプレゼントを贈る、地域密着型チャリティーイベントです。経済学部の学生が企画し、2017年から実施しています。TRICKARTは、コロナ禍においても入院中の子どもたちやそのご家族、そして医療関係者の方々に笑顔を届けたいという想いから、2020年度にスタートしたプロジェクトです。経済学部と芸術学部の科目間連携によって展開しています。
「山笠プロジェクト」Vol.2
- 地域共創学部
- 九州産業大学地域共創学部・芸術学部では、2018年より博多祇園山笠の映像、飾り山笠の写真記録をお手伝いしてきました。2022年にその成果を展示しましたが、その後も継続してプロジェクトに取り組んでいます。博多の伝統行事である山笠に密着した地域貢献の成果を、山笠に実際に関わりのある学生たちとともに展示します。
生命科学部の特色ある取り組み~機能性表示食品の開発~
- 生命科学部
- 生命科学部生命科学科は、生命科学・応用生物学・食品科学・応用化学の4コースで構成されており、医療・医薬品・化粧品・食品衛生・食品加工・食品分析・水産・畜産・植物・微生物・材料化学・環境化学など、生命と暮らしに関わる多彩な教育・研究を行ってます。ここでは、保健機能食品の一種である機能性表示食品について、企業との共同開発および支援の事例について紹介します。
芸術学部の多種多様な取り組み
- 芸術学部
- 芸術表現学科(美術、メディア芸術)、写真・映像メディア学科(写真、映像メディア)、ビジュアルデザイン学科(グラフィックデザイン、イラストレーションデザイン)、生活環境デザイン学科(生産造形デザイン、空間演出デザイン)、ソーシャルデザイン学科(情報デザイン、企画デザイン)で構成する芸術学部では、これまで地域の企業・団体などとの取り組みを多数行ってきています。その多種多様な活動の一端を紹介します。
大邱大学共同制作「積み木であかりの造形」
- 人間科学部
- 今、世界的に乳幼児の遊びと環境の重要性が注目されています。2019年に幼児教育カリキュラムを改訂した韓国では、北イタリアのレッジョ・エミリアの教育アプローチを導入して、子ども主体の遊び実践へと保育を向上させてきました。私達韓国幼児教育科研費研究チーム(清水・諫見・宮地・吉田)は、本研究に取り組む中で、実際に子どもの教育的環境の向上を目指し、芸術と科学領域の光遊びプログラムを保育・教育現場に提案しています。
ノーコード開発環境を活用して広がる新規事業開発の人材育成
- 商学部
- プログララミングコードを書かなくてもスマートフォンで動くアプリやWebページが作れてしまう「ノーコード開発環境」を文系学部の教育に持ち込む試みを商学部では始めています。これによって、学生たちの取り組みの幅が広がり、企業や地域との新しい連携の形も見えてくると考えています。このブースではノーコード開発環境によって、何ができるようになるのかを実際に製作したアプリ(その場で体験できます)とともにお伝えします。
理工学部KSU-COIL型教育【国際協働学習】活動
- 理工学部
- COIL(Collaborative Online International Learning)とは、「オンライン国際協働学習」の略であり、正課授業においてICTを活用し、海外の大学の学生と双方向の協働学習や課題解決に取り組む教育手法です。理工学部では、フィリピン共和国ミンダナオ州大学・イリガン工科大学(MSU-IIT)の工学部およびコンピュータ学部との間で国際交流協定を締結し、COIL型の教育活動を実施しています。本学では、学生に多様な学びの機会を提供し、グローバルに活躍できる人材の育成を目指して取り組んでおります。本展示では、2022年から実施している理工学部におけるCOIL型教育活動の内容をご紹介します。
建築都市工学部の特色ある取り組み
- 建築都市工学部
- 建築都市工学部は建築学科/住居・インテリア学科/都市デザイン工学科の3学科から構成されており、工学における基礎的知識をベースに、住まいから都市の風景まで、連続する空間のあり方を追求する広い視野を持ち、多様な社会ニーズに応えることができる実践力を有した人材育成を目的としています。ここでは3学科それぞれの特色ある取り組みについて紹介します。
「学外アートプロジェクト」の取り組み
- 造形短期大学部
- 九州産業大学造形短期大学部では、造形表現に関連するプロジェクトを地域自治体や企業と連携して行い、造形教育の一環と位置付け、平成26年度より卒業要件として取り組んでいます。学生はこのプロジェクトに参加することで、学びと社会との接点および連携と協働を実体験を通じて学ぶ機会になっています。本ブースでは近年の学外アートプロジェクトの取り組みをご紹介します。
アドバンストプログラム
“やる気”のある学生に応える応援プログラム「アドバンストプログラム」の取り組みを一挙に紹介します
国際文化学部
- ◆国際文化学科
- 未来の英語教員育成プログラム (教育リーダーシップアカデミー)
- ◆日本文化学科
- 未来の国語教員育成プログラム (教育リーダーシップアカデミー)
経済学部
- ◆経済学科
- 資格 ・能力試験取得 を支援するプログラ ム(CQP) 公務員養成プログラム(松香政経塾)
地域共創学部
- ◆観光学科
- 観光産業トップ人材総合育成プログラム
「NOMAD 塾」 - ◆地域づくり学科
- 公務員志望者支援事業
生命科学部
- ◆生命科学科
- 九州有力企業への就職支援プログラム
芸術学部
- ◆芸術表現学科
- マンガ家デビュー作家育成塾
アートフェア実践プログラム - ◆写真・映像メディア学科
- 映像制作の充実サポートプログラム
- ◆ビジュアルデザイン学科
- ゲーム及びアニメーション制作における次世代デジタル技術習得塾
- ◆生活環境デザイン学科
- プロダクトデザイン実践プログラム
- ◆ソーシャルデザイン学科
- 学生コンペティションプロジェクト塾
人間科学部
- ◆臨床心理学科
- 精神保健福祉士国家試験100%合格プラン
- ◆子ども教育学科
- 4つの免許・資格をもつハイレベルな保育者・教員の養成プログラム
- ◆スポーツ健康科学科
- 小・ 中・高の子どもの発達に寄り添う体育教員の養成プログラム
商学部
- ◆経営・流通学科
- 有名 企業・人気企業 内定獲得プログラム
理工学部
- ◆情報科学科
- スキル見える化(競プロ)プログラム
- ◆機械工学科
- 機械エンジニア育成プログラム
- ◆電気工学科
- 電気 工事士資格支援 プログラム
建築都市工学部
- ◆建築学科
- ABC建築道場
- ◆住居・インテリア学科
- 専門領域に特化したスタジオ制
- ◆都市デザイン工学科
- 自然 の恵みと災いに 折り合いをつける実践教育と適正キャリア形成支援
部所別事業活動
グローバル・リーダーシップ・プログラム(GLP)や、九産大 Diversity,Equity&Inclusion(DE&I)など学生のリーダーシップ、国際性、多様性を支援する各部門の特色ある取組事例を紹介します。
大学美術館の取り組み
- 美術館
- 高齢化が進む中、健康で豊かな暮らしを送るのに、日ごろから芸術にふれることをおすすめします。大学美術館の、病院や公民館での鑑賞プログラム等の取り組みや、開催中の展覧会もご案内します。
九州産業大学のICT教育の取り組み
- 総合情報基盤センター
- 総合情報基盤センターでは、ICTを活用した教育支援に力を入れています。教育研究システム「ARMO(アルモ)」(2026年4月リニューアル予定)では、授業支援を中心とした学習環境を整備し、学生が多様な学びを実現できる先進的な教育環境を提供しています。本展示では、今までの取り組みと新教育研究システムの取り組みをわかりやすくご紹介します。
自律的キャリア形成時代の「キャリア教育&支援」
- キャリア支援センター
- 大学は、個人が主体的かつ自律的にキャリアを形成していくことが求められる現代において、社会に出る直前の教育段階です。 その中で、学生は、「自己理解」・「社会理解」・「能力開発」・「経験活動」を通して、自らキャリアデザインする力を身に付けています。 学生一人ひとりが自分の人生を主体的に考え、キャリアパスを構築できるように「キャリア教育&支援」を実践しているキャリア支援センターの取り組みを、ぜひご覧ください。
みんなで考えよう、みんなのキャンパス整備~学びやすい快適なキャンパスを目指して~
- 施設部
- 本学で進めているキャンパス整備や緑化環境整備の取り組みを紹介しながら、来場者のみなさんと一緒に、これからのキャンパスを考える参加型のブースです。みなさんの声やアイデアを集めて未来のキャンパスづくりを創造しませんか。ぜひ気軽に立ち寄って、あなたの思い描く理想のキャンパスを一緒に考えましょう。
産学連携によるイノベーション-現場から考える“共創”の意義と可能性-
- 産学共創・研究推進本部
- 企業や地域との連携によって生まれた研究やプロジェクトの実例を紹介します。大学の知が社会とどのように交わり、新たな価値を生み出しているのか。“共創”の現場から、産学連携の意義とこれからの可能性をお伝えします。
アート&デザイン研究センターの活動紹介
- アート&デザイン研究センター
- アート&デザイン研究センターで取り組んでいる事業等についての紹介を行います。
絵本のちから
- 図書館
- 図書館は、2024年9月から絵本コーナーを1階に移設し、保護者同伴であれば幼児・児童も利用できるようになりました。これまで4年間、絵本と図鑑のライブラリービブリオキッズと連携し、絵本の展示やワークショップ等を行ってきました。その内容を紹介します。
Let's enjoy foreign languages!
- 語学教育研究センター
- 外国語を楽しく学ぶための語学教育研究センターの取り組みを紹介します! 1.VRを使って英語環境に没入!(バーチャル・チャット アドベンチャーズ) 2.オンライン英会話(ネイティブ・キャンプ) 3.Coffee Hour, Hello, sensei!(ネイティブの先生との英語で対話を楽しむ企画) 4.ハングルも中国語も応援しています!(各種語学検定対策講座)
学生ボランティア活動を通じた地域課題へのコミットメント
- 学生部
- 本学では、被災された地域などからの依頼に基づき、年間を通したボランティア活動に取り組んでいます。復興支援や地域振興に繋がる活動であることに加えて、学生の学びに繋がる活動を推進した結果、2018年~2024年の6年間で延べ3570人の学生・教職員が活動しています。
九産大 Diversity,Eqity & Inclusion~多様性と健康課題への理解~
- ダイバーシティ推進室
- 女性特有の健康課題による経済損失は、社会全体で年間約3.4兆円と推計されており、労働生産性に大きな影響を与えています。女性特有の健康課題である生理痛を体験いただくと同時に、女性特有の健康課題をケアする「フェムケア」についてご紹介します。
オープンイノベーションセンターの活動紹介
- オープンイノベーションセンター
- オープンイノベーションセンターでの起業事例や認定企業、ソーシャルビジネスプランコンテストについての紹介を行います。
国際交流センターの取組み
- 国際交流センター
- 国際交流センターでは、学生の海外経験を促進する「KSU海外経験プログラム」を展開しています。その中から、スタンフォード大学との連携プログラムである「Stanford e-KyuSan-U」や「Global Leadership Program(GLP)」、その他幅広く展開している本学の留学支援制度をご紹介します。
大学院研究成果
文系・理系・芸術系5研究科の大学院生が多岐にわたる学際的な研究や専門分野に関する成果を紹介します。


国際文化研究科
- 「クールジャパン戦略」の課題から見たポストコロナの日本文化戦略
- 黄表紙の研究
-山東京伝の作品を中心に- - 保育者間支援の限界と他職種連携
- 大学生における自認するキャラと適応感との関係
~ストレスコーピングとしてのキャラ~ - 大学生の職業価値観の形成に及ぼす要因について
~性格と心理的自立との関連~ - 曖昧さへの態度と曖昧な状況への対処が心理的ウェルビーイングに与える影響
- KSDの新たな解釈可能性について
-KSD解釈表の作成検討- - 対人的傷つきやすさの緩和におけるキーポイントと変化の過程に関する探索的研究
- ポジティブ心理学に対する批判的論考
-フランクル心理学との関連で- - 明治期に於ける中国人留学生の教育及び生活実態の再考
経済・ビジネス研究科
- 中国「第十四次五カ年計画」における大豆生産目標達成の可能性
- 中国の中小企業における管理会計の可能性-大企業の実践事例が示唆するもの
- 改革開放期の中国の工業化:二重経済論の視点から
- 日本の病院におけるBSC-医療制度の歴史とBSC応用を中心として-
- 日本と中国の地方銀行に関する比較研究
- 日中のIFRSへのコンバージェンスに関する研究
-自動車産業の事例をもとに- - 介護人材の確保・定着に関する研究
- 中小企業におけるキャッシュ・フロー計算書の有用性に関する研究
-福岡県の事業承継の事例をもとに- - 業界構造分析から見るZOZOTOWNの競争戦略
情報科学研究科
- マルチクラウド環境を用いたコンテンツ配信基盤のプロトタイプシステムの開発
- 質量分析データの解析による微生物同定に関する研究
- 確率的プログラムにおけるバグ分析
- 最長共通部分列と重複なし最長共通部分列を求めるアルゴリズムの実験的評価
- 統計的特徴量に基づく異常検出によるフェイクレビュー対策に関する研究
- プライバシー保護データ解析における匿名化処理およびデータ拡張
- 深層感情分析に基づくデマ検知に関する研究
- 二輪走行ロボットにおける状態モデルに基づいた方策勾配型強化学習の評価
- ハイブリッドな授業形態で利用可能な演習支援システムの開発
- 深層強化学習を使用したエッジコンピューティングのための動的オフロードメカニズムの開発
工学研究科
- 違う歯を対象とした舞いツール切りでの工具寿命に関する研究
- ポータブル型ダリウス水車の性能向上に関する研究
- ハイエントロピー合金(TaNb)0.7(ZrHfTi)0.3の磁場中超伝導特性
- インクジェットプリンタを用いたマイクロ波回路製作に関する研究
- 蛍光シリカナノ粒子の調製とその特性
Preparation of Fluorescent Silica Nanoparticles and Their Properties - 集合知としてのヴァルター・グロピウス設計「全体劇場」案(1927)
- 建築の自律性
-多義的カタチによる100を見る建築の提案- - KANK1の機能不全による細胞分裂異常
Abnormal cell division caused by KANK1 dysfunction - 人為圧から解放された道路空間における野生動植物の侵入と利用
- 都市空間における植物の種多様性へ街路樹が与える影響に関する研究
芸術研究科
- 「仰げば尊しの声」(130.3×324cm)
「偏愛のゆくえ」 (130.3×324cm) - 六十四瞬
表題経験や記憶から着想した残像の絵画化 - 彫刻と環境空間との共存
社会性との繋がりから見る現代のあり方の発見 - 足部のリハビリテーションを目的とした器具の研究・開発
- 中国における高齢者用施設の研究
- ペー族の伝統的な屋根図案によるグラフィクデザインの応用研究
- イラストレーションとジンの組み合わせによる個の表現の探究
~ノスタルジーをテーマとして~ - 濱から濱へ
- 鳩から詩を書くようにと命令される
- 光と影の街
ビジョン発信
文理芸融合のグローバル総合大学を目指す本学のビジョンについて紹介します。
創立100周年に向けたビジョン
「新たな知と地をデザインする大学へ-もっと意外に。もっと自由に。-」を標榜する九州産業大学。
私たちは、固定観念にとらわれず、もっと意外に、もっと自由に挑戦し続けます。そして、新たな叡知を産み出し、活力ある地域、世界をデザインする大学を目指します。

「中期計画(2021-2030)」最終目標「文理芸融合のグローバル総合大学へ」
「文理芸融合のグローバル総合大学」を目標に、文系・理工系・芸術系の学部学科の垣根を超え、時代も地域もまたぎ広がり進化し続ける,本学の目指すべき姿を紹介します。
セミナー
幅広い分野の研究者による成果発表を実施します。
【プログラム】
開催日時 | セミナー名称 | 発表者 | 発表タイトル | 発表時間 | |
---|---|---|---|---|---|
10/31(金) | 11:00-12:00 | 研究シーズ・ショートプレゼン | 人間科学部・藤原朋恵 講師 | 多様な家族への理解-特別養子縁組が当たり前の家族になるために-(人間科学部×芸術学部の共同プロジェクト) | 13:00-13:10 |
芸術学部・真島猛教授 | 司法面接に用いる子どもの絵カードのデザイン(芸術学部×人間科学部の共同プロジェクト) | 13:10-13:20 | |||
地域共創学部・大方優子 教授 | 産学官連携による都市型サービスエリアの企画運営プロジェクト | 13:20-13:30 | |||
芸術学部・清水稔 教授 | 太陽光パネルガラスを活用したリサイクルプロダクトの開発 | 13:30-13:40 | |||
理工学部・貞方敦雄 講師 | 子供から大人まで作って楽しむ半導体の世界 | 13:40-13:50 | |||
基礎教育センター・猪本 修准教授 | 人の情動・感性の可視化と産業応用 - 近年の脳 波研究のトレンドから | 13:50-14:00 | |||
経済学部・黒木宏一 准教授 | 伝統的工芸品の産地評価に関する予備的研究 | 14:00-14:10 | |||
造形短期大学部・石﨑幸 准教授 | CPS(サイバー・フィジカル・システム)に対応したオンライン教材設計(造形短期大学部×経済 学部の共同プロジェクト) | 14:10-14:20 | |||
建築都市工学部・香川治美 教授 | 段ボールベッドの居心地に関する実験研究(建築都市工学部×芸術学部×造形短期大学部×人間科学部の共同プロジェクト) | 14:20-14:30 | |||
11/1(土) | 12:30-13:30 | 実用化支援研究費プロジェクト成果報告 | 生命科学部・中山素一 教授 | 食品微生物制御のための迅速識別技術の開発と食品産業への展開 | 12:30-12:45 |
理工学部・鶴田和寛 教授 | 人工知能アプリケーションの実用化および超脳力デバイスの開発 | 12:45-13:00 | |||
理工学部・稲永健太郎 教授 | 地域公共交通向け運行管理支援システムの実用化 | 13:00-13:15 | |||
理工学部・末吉哲郎 准教授 | 磁場方向を問わない高機能高温超伝導材料の創製 | 13:15-13:30 | |||
14:00-15:30 | ゲスト講演 | 株式会社スマイルズ 代表 取締役社長 野崎 瓦 氏 ナビゲーター:芸術学部清水稔 教授 |
ジブンゴトからクワダテテ直感と共感のデザイン | 14:00-15:30 |
ワークショップ
お子さんから地域のみなさまに楽しみながら本学の教育研究の取り組みが体感できるワークショップを開催します。
スポーツ健康科学科による
「運動能力・パフォーマンス測定会」
身体組成(筋量・骨量・脂肪量など)や運動能力・パフォーマンス(筋力・歩行能力・反応時間など)の測定を行います。
[日時]:11月1日(土) 11:00~15:00

電気工学研究部による「電子工作教室」
半田ごてを使ってイルミネーションをアレンジした、オリジナルのツリー制作などを体験できる電気工作のワークショップを開催します。初めての方でも安心して参加できる内容で、小さなお子さんから大人まで、ものづくりの楽しさを味わえます。当日は、大学生スタッフがサポートに入り、参加者の制作を丁寧にサポートします。親子での参加も大歓迎です!
[日時]:11月1日(土) 11:00~15:00

カードゲームを使ったSDGs啓発街-1(まちわん)
グランプリ2025@KSU VISION DAY
5名程度のグループに分かれ、3枚のカードを組み合わせて、SDGsに触れながら”ワクワクする楽しい街づくり”のアイデアを考えるワークショップ
[日時]:11月1日(土) 10:30~11:45

当日は香椎祭の同時開催等、混雑が予想されます。
スムーズにご入場いただくため、事前申込をお願いします。
チラシ/リーフレット
アクセス
お問い合わせ先
- 展示内容等に関するお問い合わせ先
- 産学共創・研究推進本部
TEL 092-673-5488 - その他のお問い合わせ先
- 総務課 TEL 092-673-5511