本学工学研究科の学生が東北大学金属材料研究所で出張実験を行いました。
2016年3月22日から23日まで,本学工学研究科の内田翔悟君(15GTI03)が東
北大学金属材料研究所低温電子物性部門(佐々木研究室)で出張実験を行いまし
た。佐々木研究室の博士課程後期2年の本間優太君から薄膜作成の指導を受け、
導電性高分子PEDOT/PSS配向薄膜の作製を行いました(写真)。作製した薄膜は本
学に持ち帰り、西嵜研究室において走査トンネル顕微鏡実験を行う予定です。
本学研究科の学生(2名)が日本物理学会第71回年次大会で発表しました。
2016年3月19日から22日に東北学院大学(泉キャンパス)で開催された日本
物理学会第71回年次大会において,西嵜研究室の大学院生2名が研究発表を行いました。
発表者と発表題目は以下の通りです。
- 寺田信平君(15GTI10):「バルクナノバナジウムの磁場中超伝導特性」
- 内田翔悟君(15GTI03):「導電性高分子PEDOT/PSS膜の走査トンネル顕微鏡観測」
今後のさらなる活躍をお祈りいたします。
教務ガイダンスにおいて資格認定証を授与しました。 (2016.03.24)
電気情報工学科のカリキュラムは、所定科目の単位を修得すると、以下の資格が認定される仕組みを設けています。
- 電気主任技術者(第一種、第二種、第三種)*資格取得には実務経験が必要
- 無線従事者(第一級陸上特殊無線技士)(2013年度入学者から)
教務ガイダンス(3/24)のとき、上記資格の認定に必要な科目の単位を修得した学生に対し、
資格認定証を授与しました。電気主任技術者の資格認定を24名、無線従事者の認定を6名の学生(本学科初)が
受けました。3年次終了までに資格認定を受けると、資格認定という実績を持って就職活動に取り組むことができます。
就職活動だけでなく、4年次での卒業研究での活躍を期待しています。
平成27年度学位授与式が挙行されました。(2016.03.22)
平成28年3月22日午後2時から、平成27年度九州産業大学学位授与式がマリンメッセ福岡で挙行されました。
電気情報工学科から82名、工学研究科産業技術デザイン専攻電気情報技術分野から6名の学生に学位記が授与されました。学位授与式にあわせて、各学科の最も優秀な卒業生に学長賞が授与されました。さらに、学科では電気学会支部長賞(学部、大学院)、電子情報通信学会成績優秀賞も授与されました。
今後の皆さんの社会でのご活躍を学科教職員一同心からお祈り申し上げます。
本学研究科の学生(2名)が第63回応用物理学会春季学術講演会で発表しました。 (2016.03.22)
本学工学研究科の村上研究室の学生(2名)が平成28年3月19日~22日にかけて、東京工業大学で開催された第63回応用物理学会春季学術講演会で発表しました。発表した学生と発表題目は下記のとおりです。
- 鶴留 亮太君(15GTI09)(写真左)
「SiC-MOSFETのSPICE用ドレイン電流モデル」
- 古市 貴大君(15GTI15)(写真右)
「SiC-MOSFETのスイッチング動作による劣化(AC-PBTI)」
他の大学の学生にも劣らず、上手にプレゼンできました。しかし、発表を通して研究だけなく様々な点で新たな課題も見つかったようです。今後の活躍に期待しています。
平成27年度 九州産業大学同窓会楠風会福岡県地方本部電気情報工学科支部総会および懇親会が開催されました (2016.03.22)
平成28年2月27日(土)、8号館に於いて、平成27年度 九州産業大学同窓会楠風会福岡県地方本部電気情報工学科支部総会および懇親会が開催されました。始めに、電気情報工学科の前進である電気工学科の一期生(昭和38年)をはじめ多くの卒業生に懐かしの母校へお越し頂きありがとうございました。
総会の前に、学科主任竹下教授より大学の様子と電気情報工学科の現状と展望について講演して頂きました。そして、電気情報工学科の施設見学として、11号館実験棟を案内しました。大坪先生から三相誘導電動機の実験装置の説明、一木先生からは高電圧実験室で放電実験の実演を披露して頂きました。卒業生からは、当時の実験風景を思い出し、あの頃はかなり危険な実験も含めて一所懸命に取り組んでいたと感想を述べられていました。そして、平成27年度の電気情報工学科支部総会を開催し、電気情報工学科支部会則、役員選出、各種報告が滞り無く終了しました。
その後は、クラブハウスにて、懇親会を行いました。電気情報工学科からは阿久根先生、竹下先生、貞方が出席しました。長年、学生を指導されている阿久根先生には、多数の卒業生が声を掛け、思い出し話に花が咲いていました。また、同窓生同士も、卒業30年以来、会っていなかった旧友と再会できたと楽しいひと時を過ごされていました。電気情報工学科の現役学生の紹介として大学院生の平城君、学部生の清島君と西本君に将来に向けて頑張っている内容などを紹介してもらいました。また、同窓会のお手伝いを引き受けて頂きありがとうございます。
最後に、昭和38年の一期生から現在に至る電気情報工学科の卒業生の多くは、日本、そして、海外でも仕事され活躍されていました。卒業生から在学生へのメッセージとして、大きな希望と夢を持って、自分の将来を考えて学生時代にしっかり身に付けるべき事を学ぶこと。会社に入ったら石の上にも3年という諺にあるように、最初の3年は辛抱して多くのことを先輩から学んで欲しいとのお言葉を頂きました。写真は、懇親会の集合写真です。次回は2016年10月もしくは11月を予定していますので、その際は、奮ってご参加くださいますようにお願いします。
今後の電気情報工学科支部の行事などは以下のホームページに随時更新します。
工学部長賞(資格・課外活動・卒業研究)が授与されました。(2016.03.10)
3月10日に、工学部大会議室において、工学部長賞(資格・課外活動・卒業研究)の授与式が行われました。工学部長賞(資格・課外活動)は、本学在籍中にキャリアサポート奨励金対象資格を取得した者、学会発表で賞を受賞したものやスポーツ大会で入賞した者のうち特に優秀な学生が表彰されます。工学部長賞(卒業研究)は、各学科において卒業研究(卒業制作)で最も優秀な成績を修めた行った学生(またはグループ)が表彰されます。
平成27年度の電気情報工学科の学生の受賞者は下記の2名です。
- 資格(第一種電気工事士): 住吉 貴浩君(13TE039)
- 卒業研究:松嶋 昌君(12TE085)
今後のさらなる活躍をお祈りいたします。
平成27年度情報処理演習室アシスタント・懇親会を開催しました。(2016.02.19)
2月19日に情報処理演習室アシスタントの懇親会を開催しました。当日都合が悪かった2名を除く8名が出席し、お弁当を食べながら約1時間、アシスタント業務について意見交換をしました。
今年度からアシスタント業務の運営を学生主体に移行し、教職員はその業務をサポートする役割に徹しました。通常業務はもちろん、利用者のマナーが悪かったときは、アシスタントのミーティングで対策を検討しました。その検討した結果を実際に実行し、その効果を検証し、少しずつ改善していきました。自分の研究活動、就職活動がある中、ただ言われたことをするのではなく、学生としてできることを考えて行動することは非常に大変だっと思いますが、その分いい経験になったと思います。皆さんの活躍で、学科教職員一同、演習室のアシスタントは本学科の教育施設運営に欠かせない存在だと再認識しました。
今年度のアシスタントの皆様の多大な貢献に心より感謝いたします。彼らの今後の活躍をお祈りいたします。
電気情報工学実験で調査課題発表会・個人面接を行いました。 (2016.01.20)
一般コースの学生が受講している、3年次後期配当の電気情報工学実験において、1月19日、20日に発表会等が行われました。実験は電気エネルギー系、通信システム系と分かれて実施しています。
電気エネルギー系の方は、通常の学生実験と並行して調査研究を行っています。今年度の調査課題のテーマは、「携帯電話のシステムについて」です。今後、スマートグリッド等で電力と通信の連携が不可欠になってきており、電気エネルギー系の学生であっても、通信のことを学んでおいてほしいという教員からのメッセージです。グループごとに自由な視点で「携帯電話システム」を捉えて、調査の目的を明確にし、調査内容を的確に発表していました(写真上)。
通信システム系では、実験に対する取り組み姿勢について、受講者が自己アピールする面接を実施しました(写真下)。取り組み姿勢の評価内容を明記したルーブリックを参考に、学生自身が事前に自己アピール書を作成し、自己アピール書を元に面接をしました。どちらかというと謙虚な学生が多くみられ、実験を指導している実験担当者から適切に評価されることで自分の取り組み姿勢に関する達成度を再認識した学生が多く見られました。
両系列の学生は自分が学んだこと、または自分が行ったことをきちんと根拠を元に相手に伝える、ということを経験しました。ここでの経験を卒業研究で活かしてくれることを期待しています。
平成27年度卒業研究論文発表会を開催しました。(2015.12.25)
12月24日、25日に平成27年度卒業研究論文発表会を開催しました。
24日は、電気情報工学総合コースに登録している学生18名が1会場で全教員+卒論生+大学院生の前で発表しました(写真)。8分という短い時間内に、
研究背景、目的、研究内容と結果を要領よく発表し、鋭い質問に対して的確に答えていました。中には答えにくい質問に対しては口ごもるとき
もありましたが、司会の先生のフォローのもと最後は自分なりにしっかりと答えていました。
25日は、電気情報工学一般コースの学生が4グループに分かれて発表しました。発表時間は6分と短い中、総合コースの学生同様しっかりと自分の
研究内容を発表できました。24日、25日ともに中間発表から成長した姿を見ることができました。
すべての発表は教員により採点されており、その結果、残念ながら合格点に達しなかった学生は2月5日に再発表となります。また、総合コースで発表した学生を対象に、
1年間の卒業研究の取り組み状況、発表会での教員、聴講者による評価が高かった学生に対し、卒業研究最優秀賞、卒業研究優秀賞、卒業研究発表賞が
贈られます。
最後に、冬休み中にも関わらず、卒業研究発表会の運営に協力してくれた工学研究科電気情報技術分野の学生諸君に感謝します。
本学科の西嵜准教授が第23回渦糸物理国内会議を開催しました。(2015.12.11)
本学科の西嵜准教授が、実行委員長として
渦糸物理国内会議を休
暇村志賀島で開催しました。この会議は1992年から毎年開催されており、今回が第23回目です。超伝導と超流動(ボーズ・アインシュタ
イン凝縮とクーパー対凝縮)の渦糸とそのトポロジーに関連する物理現象に関する最新の研究成果が発表され、活発な議論が展開されています。
今回の参加者は51名で、その中が寺田信平(15GTI10)君がポスター発表を行いました。また、同じ西嵜研究室で研究している、大学院生の
内田翔悟君(15GTI03)と卒論生の松崎陽平(12TE084)君は講演を聴講するだけでなく、会議運営に携わりました。この経験を今後の研究活動に活かしてほしいと思います。
電気情報工学応用実験の第1回発表会を開催しました。 (2015.11.09)
11月9日(月)の4限目に電気情報工学応用実験の第1回発表会を開催しました。電気情報工学応用実験は、
本学科の一連の課題解決型教育(システム工学I, II, システム工学演習, 電気情報工学応用実験)の集大成の科目です。システム工学I, IIでシステムズアプローチによる課題解決手法を学び、それを身近な事案で実践し(システム工学演習:
事例1、
事例2)、そして電気情報工学に関係する事案で活用するのが電気情報工学応用実験です。
1回目(前半)は、2グループに分かれて「自然エネルギーから24時間ジュースを冷やすことができる電力量を取り出す」という課題に取り組みました。担当教員は助言を与えるのみで、基本的に学生主体で活動しました。それぞれのグループは太陽光、風力を利用した解決策(システム)を提案しました。まず問題設定を明確にし、問題を解決するための目標を決定しました。そして太陽光または風力発電に関する調査、関連するデータの収集、システム要素に関する基礎的な実験を行いました。調査した理論、収集したデータ、そして基礎的な実験のデータに基づいて、設定した目標を達成できるシステムを提案しました。
後半は新たな課題に取り組みます。1回目の経験を活かしてくれることを期待しています。
1年次生が学外見学に行きました。 (2015.11.05)
1年次配当の電気情報工学導入演習において、電気情報工学への関心を高めることを目的とした学外見学にいきました。今年は、九電みらいエナジー様のメガソーラー施設と九電工様の九電工アカデミーを見学しました。
メガソーラー施設では、再生エネルギーの現在の状況から、太陽光発電の原理、ソーラー施設を建設する際の課題を技術的観点、環境面からの観点、経済的な観点からわかりやすくご説明いただきました。その後、実際に広大なソーラーパネル群を見ながらソーラー施設に関わる技術について学びました。
九電工アカデミーでは、会社説明を通して施工・管理業務についてご説明いただきました。さらに同アカデミーの施設を見学することにより、施工・管理における技術・技能領域に関する就業イメージをつけることができました。
お忙しい中ご対応いただきました、九電みらいエナジー株式会社 様、株式会社 九電工様に感謝いたします。
本学の総合機器センターの一般公開時に、本学研究科の大学院生(5名)が研究発表をしました (2015.11.02)
大学の学園祭にあわせて開催されている
総合機器センターの一般公開時に行われている研究発表会において、本学研究家の大学院生(5名)がポスター発表しました。発表者及び発表題目は下記のとおりです。
- 松雪聡史君(14GTI16)、内川稔浩君(15GTI02) @今坂研究室
「表面改質カーボンナノチューブを用いた固体高分子型燃料電池のインピーダンス特性」
- 池田侑司君(15GTI01)@今坂研究室
「パルスアーク放電を用いた二酸化炭素分解によるカーボン微粒子の創製」
- 寺田信平君(15GTI10)@西嵜研究室
「バルクナノバナジウムの極低温電気伝導特性」
- 内田翔悟君(15GTI03)@西嵜研究室
「導電性高分子PEDOT/PSSのSTM観測」
写真上:池田侑司君(写真右)
写真下:(左から)松雪聡史君、内川稔浩君
篠栗町と本学との地域連携事業「土曜塾」に本学科3年生が参加しました(その2) (2015.10.27)
先週に引き続き、10月24日(土)に篠栗町歴史民俗資料室で、科学教室「土曜
塾」を行いました。今回の土曜塾では、19名の小・中学生が参加し、システム
工学演習を履修している本学科3年生4名と電気を作る仕組みや工作に取り組み
ました。4名の学生は、フリフリ発電を何度も試作し、コイル巻きを長時間かけ
て準備し、時間内に2色のLEDが点灯できるよう工作の工夫を検討しました。ま
た、銅の針金、乾電池と磁石を使い簡単なモータも作りました。どのモータが
よく回るか、参加者とあれこれ試行錯誤を繰り返し、楽しみながら取り組むこ
とができました。今回もたくさんの会話が弾み、明るい雰囲気の土曜塾でした。
写真上:左から、
今村 健太君(13TE006)、伊藤 僚笙君(13TE005)、吉田 未希也君(13TE102)、緒方 亮太君(13TE013)
写真下:熱心に指導する今村君。