研究テーマ
*新規ガス発生剤の研究
ガス発生剤はエアーバッグ、非常用脱出装置、トンネル工事の岩盤やコンクリートの破砕などに使われている。当研究室では非火薬で、飛石、振動、騒音など環境に配慮したガス発生剤の基礎研究に取り組んでいる。
*静電気感度試験による火薬類の安全性評価に関する研究
火薬工場や花火工場で起こっている事故は、静電気が原因でおこる場合もある。これらの工場は一度火が付くと大事故につながる。使用している火薬原料の静電気感度試験を行い、安全性評価について研究を行っている。
*大気圧プラズマ装置を用いた高分子複合材料の作成と物性評価に関する研究
それぞれの特徴をもった高分子を混ぜると相分離を起こし、物理的性質が低下する。大気圧プラズマ装置を用いて、高分子化合物の原子の一部を別の原子に置換し、2種類の高分子を混ぜて生成される新規な高分子の作成と物理的評価の研究を行っている。
*大気圧プラズマ装置を用いた可視光応答型光触媒の作成に関する研究
酸化チタン光触媒は紫外線が照射されることで、空気や水中の汚れを分解することができる。しかし、太陽光を利用する場合、可視光型の酸化チタンが必要となる。大気圧プラズマ装置を用いた可視光型酸化チタンの作成と評価について研究を行っている。
*植物廃材を用いた家庭排水の処理に関する研究
荒れた山などで伐採された余分な木々は産業廃棄物として取り扱われている。また一方では家庭からの排水により閉鎖性水域の状態は決して良いとは言えない。植物廃材を用いた家庭排水処理について研究を行っている。
*セラミック材料を用いた環境材料の開発に関する研究
今日、我々の生活において自動車は欠かせないものである。一方では自動車などからの排ガスが原因で地球温暖化が進んでいる。セラミック材料を用いてディーゼル車やガソリン車から排出される排ガスのクリーン化について研究を行っている。
実験内容