九州産業大学大学院案内
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15DATA入学定員学位授与者数修士(文学)232※2022年3月31日現在1. 研究内容 修士論文の研究で、他者の評価や反応に敏感で落ち込みやすいなどの特徴を持つ、自己愛的脆弱性という特性についての研究を行っています。 その特性を持つ人の支援において、心理療法の一種であるフォーカシングがどのような可能性を持つのかを、質問紙や実践を通して、調査する研究をしています。2. 大学院で学んで成長したこと 研究以外にも大学院では、授業はもちろんのこと、学内でのカウンセリング実習、学外での教育・医療・福祉分野での実習など、多くの学びの場があります。 実習では、実際にクライアントさんと関わらせていただき、心理臨床に真摯に取り組む中で、非常に貴重な学びを得られたと感じています。 また、授業や実習以外の時間に、先生方・先輩方、そして共に学ぶ同期のみんなと、お互いに意見を出し合って話をする中でも、多くの学びを得ることができます。大学院生活は、2年間の中で、授業に加えて、学内外での実習、修士論文の執筆をしなければならないため、非常に忙しく、大変に感じることもありますが、自分の成長につながる充実した時間となっています。3. 今後大学院を目指す後輩へのメッセージ 後輩の皆さん、大学院進学に向けて、進学自体への迷いや、受験への不安など様々な思いがあると思います。私自身、大学院に入るまで、そして入ってからも、様々な悩みや葛藤がありました。しかし、今では大学院に進学できて良かったと心から思っています。 大学院は恵まれた環境の中で、学びを深め、自分自身を成長させられる場所です。皆さんが、大学院に入ってくるのを先輩として、楽しみに待っています。04International Studies of Cultureより専門的で、実践的な臨床心理学について学んでみたい。将来、心理臨床の現場で働きたい。大学院生インタビュー国際文化研究科国際文化専攻(臨床心理学研究分野)博士前期課程  吉井 真也 さん九州産業大学 国際文化学部臨床心理学科 出身博士後期課程へ進学国際文化研究・臨床心理学の各分野で活躍できる人材の育成。グローバル化が加速する現代社会において、「国際文化」「臨床心理学」の各研究分野で活躍する優秀な研究者・専門家の育成をめざしています。前期課程においては、世界や日本の思想、文芸、歴史、心理、教育などに対する深い理解を養い、語学力を含めたコミュニケーション能力まで総合的に涵養。後期課程では国際文化、臨床心理の各研究分野において、高度な知識と研究能力を備えた専門的職業人を養成しています。研究分野は「国際文化研究」「臨床心理学研究」の2分野にわたり、「臨床心理学研究分野」は公認心理師(国家資格)取得カリキュラムに対応し、日本臨床心理士資格認定協会の第一種指定大学院にも指定されています。国際文化研究科

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