我が国の情報化をリードする高度な能力と情報倫理観を併せ持つ優秀な人材を養成することが本研究科の使命です。「データサイエンス・人工知能」「IoT・セキュリティ」の2領域において研究を進め、基礎から応用まで体系的に習得できるカリキュラムを編成しています。また、社会及び産業界のニーズに対応した実践的かつ実学的な教育研究を推進し、「社会と人間」を意識したハイレベルの専門的職業人および研究開発者を輩出しています。 コミュニティバスや渡船をはじめとした、利用客数が少なく財政難にある地方公共交通の運行管理負担軽減のため、多数のシステムを開発しています。Webページ上で車両の位置情報や遅れを確認できるロケーションシステムや、車両の位置情報から行き先を自動特定する便情報リアルタイム特定システムといったものを開発し、運転手の負担軽減や利用客の増加を目的とした活動を研究室のメンバーと共に行っています。 研究を通じて、人にものを伝えるスキルが最も成長したと思います。実際にシステムを導入する際、どうすれば正しくシステムを利用してもらえるかを考える時間が圧倒的に増え、資料の作り方や説明時の単語1つに至るまで工夫を凝らすようになりました。また、様々な学会や展示会に出展し、自分の研究を多くの人に知ってもらう機会が増えた事も、プレゼンテーション力の向上に役立ったと思います。 社会から必要とされるシステムを開発したいです。使うと便利、使うと楽しいシステムではなく、なければならないと言われる程、実用性のあるシステムを作りたいです。 これが社会に出てからの目標です。IoTを活用した公共交通の運行管理支援 1. 研究内容2. 大学院で学んで成長したこと3. 社会に出て実現したいことDATA入学定員博士前期課程20博士後期課程4情報科学専攻※2021年3月31日現在学位授与者数修士(情報科学)88博士(情報科学)4情報科学研究科 情報科学専攻博士前期課程 高木 秀也 さん九州産業大学 情報科学部情報科学科出身「社会と人間のためのIT」を実現し、超スマート社会をリードする人材を育成します。
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