32研究科芸術研究科造形表現専攻3領域共通国際文化研究科国際文化専攻臨床心理学研究分野1,530,000円1,010,000円入学金+授業料2年間支払総額2年間支給額(50%)修了した場合の受講後1年以内に資格取得かつ就職をした場合の2年間追加支給額(20%)750,000円505,000円300,000円202,000円2. 現在行っている研究内容 失われつつある地域の文化・風習の保存・継承の可能性について研究しています。私の地元である宮崎県西都市で代々奉納されていた「石野田臼太鼓踊」は、毎年1月末に地域の祭りとして踊られ、住民に親しまれてきましたが、人口減少・少子化・後継者不足のため無くなりつつある風習となっています。調べてみるとこの踊りには、地域の発展の願いが込められ、祭事の中で住民同士の繋がりを作ってきた文化であることがわかりました。グラフィックデザインを介してこの文化を現代の社会に需要のある形で残す研究を行っています。3. 入学してよかったこと、将来の夢や目標 「専門実践教育訓練給付金」の制度は、大学院に通い自己のスキルアップ強化ができることの他、これまでの経験と今後のキャリア形成を俯瞰できること、家庭の経済的負担の軽減が大きなメリットです。制度を申請する際にハローワークで作るジョブカードは、相談員との会話を通してこれまでの経歴とこれからの展望を客観的に俯瞰できる機会となりました。また、本制度では、大学院の入学金や授業料の半額が還付されます。私自身、まもなく小学生になる子どもがおりますが、職務の都合上保育施設の利用をする機会が多いため給付金の支援は大変助かっています。教員として、学生として、親として1. 大学院進学のきっかけ 2021年より本学にて芸術学部ビジュアルデザイン学科グラフィックデザイン専攻の教鞭をとっています。前職では福岡の広告制作会社でデザイナー、アートディレクターとして新聞、ポスター、チラシ、DMなどの制作・企画などを手がけておりました。 制作の現場で培った実践的スキルや、商品の魅力を発掘していく企画立てを中心とした教育・研究を行っています。私が学生たちと比較的年齢も近いため感覚的に共通する部分も多いのですが、教育者としてより深いグラフィックデザインの歴史や領域の理解、さまざまな表現方法の定着実践、論理的な指導方法を体得する必要性を感じたため大学院に進学しました。他大学(本学以外)から、本学大学院に入学の場合は、2年間の支給額が下記の通りとなります。なお、本学出身者は入学金が免除になります。芸術研究科 造形表現専攻 (デザイン領域) 博士前期課程 福留 景子 さん 芸術学部 ビジュアルデザイン学科 講師教育訓練給付制度利用インタビュー
元のページ ../index.html#33