九州産業大学大学院案内
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05××当日は、生物多様性について新しい視点から考える大切さを説明し、特に鳥取砂丘の草原化問題について、砂漠化が単なる悪という視点だけでなく、砂漠が草原化することで生じる問題についても考える必要があることについて解説しました。説明後は、学習内容を体験してもらうためのアート工作に取り組んでもらいました。アート工作の素材として、生物、生態系、社会問題などを表現した24種類のデザインをあらかじめ用意しました。さらに、参加者自身が持ち寄った写真や絵を、写真専攻とデザイン専攻の学生が加工して素材に加えました。見る位置で画面が変化する作品を通じて、視点を変えて考える大切さについて考えてもらいました。同様のワークショップを、11月26日(日)に、荒尾干潟水鳥・湿地センターでも開催しました。2回目のワークショップでは、工作前のお話も含めて、当日の進行を大学院生が務めました。今後も、さまざまな連携先でワークショップを企画・運営することで、最新の学術的知見を社会に還元させます。また、ワークショップ参加者の選択結果を蓄積させていくことで、行動変容につながる情報提供のあり方を追求します。費用平面便益空間 … …政策映像環境保全の啓発のポスターの背景として、1. ものすごくキレイな自然環境の絵や写真2. 破壊されている自然環境の絵や写真どちらを採用する方が、ポスターを見た人に環境保全を促せるか?企画展示**2020年度から2023年度までの期間に、荒尾干潟水鳥・湿地センター(熊本県荒尾市)、霧島錦江湾国立公園の重富海岸自然ふれあい館「なぎさミュージアム」(鹿児島県姶良市)、およびクレインパークいずみ(鹿児島県出水市)で企画展示とワークショップを開催しました。分布食性 …対策オンラインアンケートMaster's Program情報提供(例)行動変容行動変容につながる情報提供とは?環境保全の重要性についてやみくもに情報提供しても、人々はなかなか行動を変えません。企画展示やオンラインアンケートを通じて、開発や保全の情報や、生態学上の特徴などの情報をどう組み合わせて、さらに、どう作品として表現して提供することが、実際の行動変容につながるかを研究しています。経済学・生態学・芸術学による生物多様性価値の多面的評価生物多様性の価値とは?生物多様性について経済学が考える価値と、生態学が考える価値は同じでしょうか?さまざまな創作活動の源の泉でもあるならば、芸術学はどう考えるでしょうか?本プロジェクトでは、学際的なアプローチから、生物多様性価値について改めて考察します。「生物多様性とアートのワークショップ」を開催しました9月23日(土・祝)、博士前期課程全研究科共通科目である「プロジェクト実践演習A」に参加する大学院生16名が、クレインズパークいずみで博物館講座「生物多様性とアートのワークショップ」を開催しました。博士前期課程

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