Information Science14DATA入学定員20学位授与者数修士(情報科学)100※2024年3月31日現在1. 研究内容2. 大学院進学のきっかけ 3. 入学して良かったこと 4. 研究以外で頑張ったこと5. 将来の夢や目標、またそのために努力していること●高等学校教諭専修免許状(情報)の取得 マルチクラウドにスケール可能なコンテンツ配信基盤についての研究を行ってきました。私たちの日常生活において、コンテンツ配信は不可欠な役割を果たしています。コンテンツとは、映画、音楽、ゲーム、アプリケーションなど、私たちが楽しむあらゆるデジタルコンテンツを指します。コンテンツの提供には、信頼性と可用性が欠かせません。いつでもどこでもコンテンツにアクセスできることが求められます。しかし、一つのクラウドだけを使ってコンテンツを配信すると、問題が発生することがあります。そのクラウドに障害があった場合、コンテンツの配信が中断してしまうことがあるのです。この問題を解決するために、私の研究では複数のクラウドを組み合わせて使う、マルチクラウドを用いたコンテンツ配信基盤のプロトタイプを開発しています。これにより、特定のクラウドに障害が発生しても、安定したコンテンツの配信を継続できることを目指しています。 学部2年の頃に大学院進学を考え始め、興味のある技術を扱った展示会やカンファレンスなどへの参加を通じて、社会人の方々と交流する機会がありました。その中で、自分の将来像をイメージすると、今の自分には様々な知識や経験が足りてないのではないかと感じるようになりました。大学院に進学にすることで多くの知識や経験を得ることができるのではないかと考え、進学を決意しました。 総合大学としての特長を最大限に活かし、芸術学部や人間科学部の方々と共同で研究を進める機会があったことです。他学部から提起される課題に、私たちの専門分野である情報技術(IT)を駆使してアプローチし、解決に向けて積極的に取り組むことができたことは、学びの面でも成長の面でも非常に価値のある経験でした。 私が特に興味のあるネットワーク技術のカンファレンスや勉強会に参加をしたことです。日本中のネットワークエンジニアが集まるカンファレンスに、ただ参加するだけでなく、スタッフとして参加したり登壇したりしました。また、会場でのボランティア等にも積極的に参加をし、一部のイベントでは構築のリーダーなどもしました。現役で働いているネットワークエンジニアの方々と交流をする機会などもあり、これらの経験は就職活動に大いに役立ったと思っています。 私の夢は、社会のインフラネットワークを支えていくことができるようなエンジニアになることです。さまざまな経験を通じてネットワークの繋がる面白さを感じることができたので、これからもカンファレンスや勉強会などに積極的に参加し、また興味を持った最新の技術を積極的に学んでいきます。 これからのインフラネットワークを支える情報科学研究科 情報科学専攻 (IoT・セキュリティ領域) 博士前期課程 大平 剛 さん 九州産業大学 理工学部 情報科学科 卒業生大学院生インタビュー「社会と人間のためのIT」を実現し、超スマート社会をリードする人材を育成します。我が国の情報化をリードする高度な能力と情報倫理観を併せ持つ優秀な人材を養成することが本研究科の使命です。「データサイエンス・人工知能」「IoT・セキュリティ」の2領域において研究を進め、基礎から応用まで体系的に習得できるカリキュラムを編成しています。また、社会及び産業界のニーズに対応した実践的かつ実学的な教育研究を推進し、「社会と人間」を意識したハイレベルの専門的職業人および研究開発者を輩出しています。情報科学研究科
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