大学内のアスベスト使用状況とその対応について
1.経緯
(1) 平成17年年8月、アスベストによる健康被害が社会問題化したことから、大学内の各建物の元施工業者に対し、昭和35年から55年までに施工された建物及び昭和56年以降の建築物において吹き付け材が確認された建物について、アスベストの使用状況を調査いたしました。
調査方法は、[1]建物の竣工年、[2]設計図書による建材の確認、[3]各所の目視確認によるものです。
(2) 調査の結果、吹き付け材使用が確認された箇所について、『平成8年3月29日基発第188号「建築物の耐火等吹き付け材の石綿含有率の判定方法」位相差顕微鏡による観察(分散染色分析法)』による分析検査を行いました。
【調査対象】
1)九州産業大学内各建物
2)九州造形短期大学内各建物
3)大学寮
4)スイミングプール
5)松香台研修所
建物名 吹き付け材施工箇所 検査結果 備考
1号館 PS内部 検査結果:
「無」はアスベストの含有はなかった。
5号館 機械室
7号館エネルギー館 鉄骨柱
16号館 機械室壁・天井・5階明かり取り
23号館 天井裏鉄骨・立ち上がり壁
中央会館 地下機械室天井
図書館 各所天井・機械室壁・天井
体育館 各所吸音材・2階梁スラブ
室内プール 機械室柱・梁
大学寮 なし
松香台研修所 なし
短大2号館 渡り廊下床下鉄骨
短大図書館 2階天井裏鉄骨
(3) 平成17年9月1日、調査報告を受けた結果、飛散性アスベストの使用の確認はありませんでした。
2.今後の対応
今回の調査において、学内での飛散性アスベストの使用は認められませんでしたが、工事等に伴う解体作業については、充分な事前調査及び対策を行った上で実施いたします。
九州産業大学管財部管財課
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