教育フォーラム「高等学校及び大学におけるキャリア教育のいま」を開催

 7月24日(月)、第9回教育フォーラム「高等学校及び大学におけるキャリア教育のいま」を開催し、高等学校および大学など教育関係者234人が参加しました。

 

 今回のフォーラムは、大学で義務化されて6年となる「キャリア教育」について、高校および大学における実態を共有し、今後求められる在り方について、課題解決の一歩となることを目的に開催しました。

 

 初めに、本学基礎教育センターの大西純一特任教授【写真:上段左】が「キャリア教育は『希望』を語りうるのか」と題し、「今がどのような時代かの認識を、歴史的背景を踏まえてしっかりと教えることが、学生の将来予測力につながる。産業社会に適応する人材をつくるシステムを担うのが学校や大学である」と話しました。

 

 島根県立三刀屋高等学校でキャリア教育推進室長を務める験馬敦史教諭【写真:上段右】は、同校で取り組んでいる、授業「地域産業研究」の事例を紹介し「地域貢献、社会貢献ができる生徒を育成するため、限られた授業時間の中で、将来について考えるきっかけをたくさん与えるようにしています」と話しました。

 

 

 その後の経営学部聞間理教授をコーディネーターとしたパネルディスカッションが行われ、2人の発表者とともに、一般社団法人福岡中小企業経営者協会古賀正博常務理事が加わり、「幼児教育から高等教育まで常に社会と関わり、そこに学びの要素があることが当たり前の環境をつくり、ビジョンや夢を語る学生を多く育てることが重要だ」という認識を共有しました。

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