「希望のあかり」陸前高田でシンポジウム

 

 震災発生から7年を目前の、1月21日、22日の2日間、岩手県陸前高田市において、陸前高田やその周辺地域で行われてきた大学の取り組みを振り返り、更なる復興の加速となることを目的に「陸前高田グローバルキャンパスシンポジウム2017」が開催されました。

 

 関西や東北から集まった15団体が集まる中、九州で唯一の参加となった本学は、聞間理(経営学部)、榊泰輔(工学部)、青木幹太(芸術学部)の3人の教授が、東日本大震災支援活動を続ける「九州産業大学希望のあかりプロジェクト」のポスター発表を行いました。

 

 震災直後からのこの取り組みは、被災地に「希望のあかり」を届けようとのコンセプトのもと、経営、工、芸の3学部がプロジェクトチームを結成。「九州産業大学にしかできないこと」は何かを考え、現代風にアレンジした「ねぶた」を制作し、陸前高田市の保育園や高齢者施設で、劇を演じたりワークショップを行っています。

 

 発表者の聞間教授は、「6年間の活動を通じて、実に多くのことを学びました。これまで積み上げてきた東北の皆さんとの関係や震災への知識は、我々の資産です。この活動を今後どのようにつなげていくかが重要です。遠隔地からの支援を着実に継続するためには、産・官・学・民の結びつきを更に深め、交流を一層密にしていくことが大切」と決意を新たにしました。

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