2020年度文化庁「大学における文化芸術推進事業」
連続講座「2025年問題に向けた高齢者の健康と博物館の役割」

 

2020年度文化庁「大学における文化芸術推進事業」

連続講座「2025年問題に向けた高齢者の健康と博物館の役割」

 

我が国は、団塊世代が75才以上となる2025年を目途に、要介護状態になっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けられるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築が急がれる。

ところで2015年11月、ユネスコ(国連教育科学文化機関)総会で採択された「博物館とコレクションの保存活用、その多様性と社会における役割に関する勧告」の中で、博物館は「社会全体に語りかけるゆえに社会的な繋がりと団結を築き、市民意識の形成また集団的アイデンティティを考える上で、重要な役割を持つ重要な公共空間である。ミュージアムは、恵まれない立場のグループを含め、すべてに開かれた、あらゆる人々の身体的・文化的アクセスを保証する場であるべきである」と位置づけている。

そこで、今回の連続講座は、地域社会の一員である博物館が高齢者のQOL向上に向けた「博物館健康ステーション」を創出していくため、園芸療法・アニマル・セラピー・回想法・音楽療法を実践研究する大学教員・博物館学芸員を講師に4回連続で開催し、学際的な視点から地域博物館、医療・福祉機関が協働した新たな「博物館セラピープログラム」開発を考える機会としたい。

*2025年問題:約800万人いると言われる団塊の世代が75才以上の後期高齢者となり、超高齢化社会に突入する問題

 

※申込方法など、詳細はチラシ裏面をご参照ください。

なお、申込みは824日(月)から開始し、先着順とします。単発参加希望者はお問い合わせください。

PDFはコチラ→連続講座「2025年問題に向けた高齢者の健康と博物館の役割」

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