今に活きている、プロジェクトから学んだこと卒業生インタビューGraduates' Voice株式会社駿河生産プラットフォーム 2足歩行ロボットが戦うテレビ番組を幼少期に見たことがきっかけで、2足歩行ロボットの製作ができる九産大工学部に入学。すぐに「2足歩行ロボット製作プロジェクト」に参加し、4年間ロボット製作に熱中しました。 「ロボット工房」では、1年次に組み立てキットを使って制御方法を学び、翌年から自作のロボットづくりに取り掛かります。一人で設計、加工、制御などの全工程をやりきるので大変でしたが、やりがいも大きかったですね。また、4年間一台のロボットと向き合ったので愛着も湧き、卒業時には言い得ぬ達成感を味わいました。 製作したロボットは、ROBO-ONE世界大会にてベスト8まで勝ち上がり、デザイン面が評価されてスポンサー企業賞を受賞しました。この企業とはその後もPVやデモンストレーションに出演させてもらうなど縁が繋がり、現在はグループ会社の株式会社駿河生産プラットフォームに就職し、設計を担当する部署に所属しています。 競技会の日程から逆算して設計や加工のスケジュールを組む経験は、今の仕事にも活きています。関わる人の数や規模こそ違いますが、自分の能力を把握し、スケジュールを立てるという基本的な段取りを社会人になる前に経験できたことは財産でした。また、在学中に設計のソフト(CAD)が自由に使えたことにも感謝しかありません。おかげですぐに業務に慣れることができました。楽しみながら真剣に取り組んだ先には必ず結果が付いてきます。九産大の充実した環境を大いに利用し、皆さんも何かに熱中してください。「2足歩行ロボット製作プロジェクト」 九産大と九州大学、福岡工業大学、九州ロボット練習会が連携して行う、ものづくり支援を目的としたプロジェクト。2足歩行ロボットの開発とロボット競技会への出場を目指す「ロボット工房」を設置しています。本田さんが製作したロボットは2年次に世界大会でベスト8に選出。見た目のよさも評価され、スポンサー企業賞を受賞しました。工学部バイオロボティクス学科 2018年3月卒業長崎県・長崎北高等学校出身本田雅文さんロボットを製作することで磨かれた設計スキルと段取り力学生時代に関わったProject◀ROBO-ONEの予選競技にて第29回ROBO-ONEにてベスト8、ミスミ賞受賞
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