23_九州産業大学_広報誌_vol
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03国際関係とグローバル・イシューを学ぶスタンフォード大学の教育プログラムが受講できる「Stanford e-KyuSan-U」“世界で活躍できる自分”を目指し、自ら学び、考え、行動するグローバル・リーダーシップ・プログラム(GLP)KSU-COIL型教育全学的に実施されているKSU-COIL*型教育では、正課授業においてオンラインツールを活用し、海外の大学生と双方向で協働学習や意見交換などを行います。*Collaborative Online International Learning今年度より、スタンフォード大学SPICE*が提供している多文化理解教育プログラムを本学オリジナルの内容にアレンジした「Stanford e-KyuSan-U」をGLP授業科目に導入。スタンフォード大学SPICE担当講師やゲストスピーカーが、多様性(Diversity)・持続可能性(Sustainability)・起業家精神(Entrepreneurship)の3つのテーマについて英語でオンライン授業を実施します。プログラムの上位成績者は、シリコンバレーでイノベーションに取り組むベンチャー企業を訪問して意見交換やワークショップを行い起業家精神を体感するとともに、課題解決のための最先端のイノベーション思考やイノベーティブな手法を学ぶ、イノベーション短期研修「ESI(Exploring Social Innovation)プログラム」へ派遣されます。*SPICE(Stanford Program on International and Cross-Cultural Education):初等教育から高等教育までのカリキュラム開発や教員の専門性開発、遠隔学習コースの開発を行っているスタンフォード大学の部局国際社会に強い興味を持ち、将来グローバル展開する企業でリーダーシップを発揮したいと考えている学生を対象とした全学部横断型特別教育プログラム。国連ハビタット福岡本部や国際社会の第一線で活躍している経験豊富な実務家を講師として招き授業を展開します。海外での企業実習や語学研修に参加することで、世界で活躍するために必要な実践力やリーダーシップを身につけます。また、英語を使って国際関係やグローバル・イシューへの理解を深めていきます。STUDENT'S VOICESTUDENT'S VOICE 海外の大学と双方向な学習ができることを知り、自分が開発したシステムについて発信し自身の英語力をブラッシュアップするチャンスだと感じ挑戦することに。実際に授業では、「人工知能(AI)」について学んだ知識を活用しオリジナルのシステムを開発。そのシステムをイリガン工科大学の学生に向けて英語で発表しました。 同じ専門分野を学ぶ海外学生の発表も聞くことで、プログラミングについて興味が深まり、学習のモチベーションも上がりました。KSU WORLD■ 言語・異文化交流型COIL海外の学生との交流を通して、言語能力や異文化理解の向上を目指す■ 専門重視型COIL専門分野での交流を通して、問題発見力、課題解決力の向上を目指す■ 留学事前学習型COIL 事前に海外の学生と交流し、現地でのスムーズな活動を促進する[専門重視型COIL]理工学部「AIプログラミング演習」×イリガン工科大学(フィリピン)理工学部 情報科学科 2年加藤 亜希子さん(松江工業高校) 「Stanford e-KyuSan-U」で最も印象に残ったのは、英語によるディベートです。アメリカの大学入試などで用いられる積極的格差是正措置の是非についてなど、進行形の社会問題について議論しました。 ディベートでは私見ではなく客観的な数字や学説が重要となるため、それを立証するために海外のニュースやレポートに触れるなど、入念に準備を重ねました。さまざまな学部の学生が受講していて、自分とは異なる多様な意見や価値観を体感し、視野が広がりました。多様な意見に触れる場に理工学部 情報科学科 3年T.O.さん(大分工業高校) GLPで訪れたインドネシアでの企業実習では、経済発展を支える駐在員の姿に刺激を受け、同時に現地の文化を尊重しながら行う海外事業の難しさを体感しました。また、国連ハビタット職員による授業では、一方的な援助だけでなく相手と同じ視点を持つ重要性も学びました。 GLPでは自分の意見を英語で発表する機会が多く、英語力と主体性ともに大きく鍛えられました。そしてグローバル人材として活躍するためには、英語力以外にも国際的な知識やリーダーシップの必要性を学び、新興国の経済発展に貢献するという目標に向けて一歩を踏み出せました。国際人のための素養を習得経済学部 経済学科 4年神代 紘希さん(福翔高校)052023 OCTOBER

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