23_九州産業大学_広報誌_vol
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受賞・入賞 今年3月に鹿児島大学で行われた「日本機械学会九州支部第76期総会・講演会」にて研究発表した大学院工学研究科・産業技術デザイン専攻博士前期課程の古賀悠太郎さん(西南学院高校)が、若手優秀講演フェロー賞を受賞しました。  同賞は、日本機械学会講演会において優れた講演を行った若手研究者に授与されるものです。  古賀さんは、卒業研究で取り組んだ「Holmの接触理論を用いたフライス工具逃げ面摩耗幅のインプロセス同定」※について発表。今回の講演会では、大学院生や准教授などを含む146名が研究発表し(フェロー賞審査対象者66名)、当時理工学部4年生であった古賀さんは、受賞者3名のうち唯一の学部生という快挙を成し遂げました。 ※材料を削っている最中の工具の状態監視をテーマに、摩耗により切削工具の接触面積が増加する際の電気抵抗の変化に着目し、金属同士の接触面の電気抵抗に関するHolmの接触理論を用いることで、工具の摩耗幅を材料加工中に検出できることを論じたもの第76期総会・講演会」で若手優秀講演フェロー賞を受賞「日本機械学会九州支部 長崎県の産業の次代を担う人材の育成・確保と地域の活性化を図るため、本学と長崎県は相互に連携し同県へのUIターン就職を促進することに合意し、5月17日(水)に「長崎県と九州産業大学とのUIターン就職支援に関する連携協定」を締結しました。  本協定に基づき、今後本学学生に向けて長崎県が運営する県内企業就職支援制度の案内を促進するとともに、学内でも長崎県内企業による就職相談会を行っていきます。また、学生と長崎県内企業との多様な接点を創出するため、長崎県内への企業研究ツアーの実施やインターンシップ受入先の拡大により、学生と長崎県内企業とのマッチングを推進します。連携協定を締結長崎県とUIターン就職支援に関する「原爆体験絵画プロジェクト」 7月27日(木)、芸術学部芸術表現学科3年生の3人が、被爆者が証言活動を行う際に言葉だけでは伝わりにくい場面や状況を絵画によって伝える「被爆体験絵画プロジェクト」として制作した作品を、「福岡市原爆被害者の会」に寄贈しました。 同会による、「証言活動を行う際に、より具体的なイメージを伝えたい。写真でも伝えきれない感覚を絵画に詰め込んでほしい」との要請を受け、2022年11月にその思いに賛同した学生が、証言者と初めて対面。被爆当時の様子を聞きながら描くべき場面の確認と方向性を決定し、その後は個別の話し合いを数回重ねて絵の構図や色など細かく確認しながら進め、約8ヶ月かけて各自が1枚の絵(53cm×45.5cm)を描き上げました。 寄贈した作品は証言時の説明資料として活用される予定です。絵画でつなぐ戦争の記憶協定締結プロジェクト172023 OCTOBER

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