plusK_vol.57
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INOUE KOICHISHIMOKAWA TOSHIHIKOINADA NAOFUMIAHN HEETAKUCHIDA TAIZO大学院研究科長から 新入生へメッセージ 冒頭の言葉は、19世紀末のポール・ゴーギャンの作品タイトルです。 テクノロジーが社会の枠組みを次々と更新する時代にあって、私たちは、その言葉のとおり、人類の歴史を俯瞰するとともに、社会の歪みを捉え、持続可能な未来を模索しなければなりません。 言葉、音楽、絵画、建築…。芸術は、人類が文明や国家を築く以前から我々と共にあって、社会の成熟に寄与してきました。 皆さんの身体からあふれ出る芸術的な感性と哲学的な思考をもって、新時代を「想像×創造」する研究に共に取り組んでいきましょう。芸術研究科長井上 貢一我々はどこから来たのか、 入学おめでとうございます。 "Divide and Conquer"(分割統治)とは、プログラミングにおけるアルゴリズムとして広く知られている手法の一つです。解決できないほど大きな問題を、解決可能な小さな問題に分割し、それらを個別に解決していくという考え方です。 大学院での研究活動においては、たくさんの、解決が困難な壁に向き合うことになると思います。しかし、皆さんにはこれまでに学んできた基礎知識や経験があるはずです。それを武器として、その問題を分析し、一つ一つ解決していきましょう。我々教員も、皆さんと共にその困難に向き合っていきたいと思っています。 楽しい研究生活を過ごしてください。情報科学研究科長下川 俊彦(分割統治)Divide and Conquer 入学おめでとうございます。 この言葉は、何事も、志(目的・目標)を持つことによって成し遂げることができることを表しています。 吉田松陰は数々の教えを残していますが、松下村塾門下生はこの言葉を深く受け止め、幕末から明治維新にかけて大いに活躍したことと思います。 大きな志を持って本学に入学した皆さんも、この言葉に倣い、自分の生きる道を逞しく開拓していかれることを期待します。 私たちは皆さんの志の実現を、全力で応援していきます。国際文化研究科長稲田 尚史万事の源と為す志を立てて以て 新入生の皆さん、入学おめでとうございます。 大学院は、もっと勉強するため、研究するためにあります。これから大学院での研究生活が始まりますが、皆さんの目標のために力を尽くしてください。一つひとつの積み重ねは、無駄ではありません。 「努力は必ず報われる」と言われます。皆さんの努力や苦労したことに対しては、相応の結果が得られると信じます。 我々教員は、皆さんの研究が実りあるものになるよう、全力でサポートします。経済・ビジネス研究科長安 熙卓報われる努力は必ず 労を惜しまないでください。面倒だと思っても、今できることを精一杯頑張ってみてください。どうせ駄目だと思っても、一歩踏み出してみてください。 試行錯誤を繰り返し、遠回りしてみるのもいいかもしれません。これから始まる研究の大きな飛躍につながるはずです。 便利さ・快適さが社会のあらゆる分野で当たり前の現在、そんな時代だからこそ、あえて労を取り、その先にある答えを探してみませんか。 それは、きっと君たちの糧となることでしょう。工学研究科長内田 泰三Spare no trouble!吉田 松蔭我々は何者か、我々はどこへ行くのか 072023 APRIL

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