plusK_vol.57
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W STUDENTS格言とともに贈る、新入生へのメッセージ 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。 長引く新型コロナウイルス感染症流行下の不自由さを乗り越え、晴れて大学入学を迎えられた皆さんを心から歓迎します。 本学は、1960年に中村治四郎先生が「産業と大学は車の両輪のように一体となって、時々の社会のニーズを満たすべきである」という信念のもと、「産学一如」を建学の理想に掲げ創立されました。この建学の理想に基づき、本学は一貫して産業界や地域社会の中核を担う人材の育成に取り組んでいます。 さて、大学での生活には、高校までのそれと違い、多くの自由があります。しかし自由というのは、言い換えれば全てのことを自分で決めるということです。どの授業を受けるのか、どのサークルに入るのか、全て自分の意志で選択し、自らを律して行動し、その結果全て自ら責任を持たなければなりません。それは、社会人としての基本的な素養です。 この自由の中で、自分の適性に合ったもの、人生を賭けるに足るものを見つけてほしいと思います。一見難しいように見えることでも、意志を持ってチャレンジを続けることで、実現することができます。さまざまなことに挑戦できるのも大学ならではです。  本学は文系・理系・芸術系の全ての学部が一つのキャンパスに集まったユニークな総合大学で、学部を超えた様々な学びや活動の機会にあふれています。多様な分野で学ぶ学生が集い、企業や自治体と連携して多くの文理芸融合のプロジェクトに取り組んでいます。また、課外活動では、文化系体育会系合わせて100を超すサークルがあり、半数近くの学生が参加しています。  グローバルな社会で活躍するための力を養う機会も充実しています。グローバル・リーダーシップ・プログラム(GLP)や交換留学などに加え、4月からは、米国スタンフォード大学と連携し、同大学のオンライン多文化教育プログラムを、本学学生を対象とした「Stanford e-KyuSan-U」として開講します。これは、スタンフォードの自由で前向きな雰囲気や、創造的な思考に触れる貴重な機会であり、積極的にチャレンジしてほしいと思います。 皆さんが活躍するフィールドは用意されています。学業だけではなく、サークル活動やボランティア活動、さまざまなことに挑戦しましょう。  学生時代の多くの経験は、必ず皆さんの将来に役に立つはずです。学校法人中村産業学園 理事長津上 賢治CHAIRMAN : TSUGAMI KENJI自由と規律032023 APRIL032023 APRIL

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