★PlusK_vol.54
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九州産業大学造形短期大学部 Kyushu Sangyo University, Zokei Junior College of Art and Design 4月22日(金)・23日(土)、造形短期大学部の学生・研究生の7人と芸術学部学生が、キッチンカーにフレッシュなレモネードの“トリックアート”を描きました。 コロナ禍で影響を受けた洋風居酒屋・コバコバルから、若い女性をメインターゲットとしたレモネードの販売をデザイン面で支援してもらいたいという依頼に応えたものです。 学生たちは、“果汁あふれるレモンのみずみずしさ”をテーマに、ジューシーなレモン果汁が飛び散るトリックアートを完成させました。 完成したキッチンカーは、マリノアシティ福岡やアクロスモール春日での販売会にてお披露目されました。 制作に携わった造形芸術学科2年永岡陽奈さん(九産大付属九州高校)は、「リアルなトリックアートを作ろうと、メンバーそれぞれが意見を出し合いながら制作しました。仲間と協力して完成させた作品なので、喜びもひとしおです」と笑顔で振り返りました。 今年3月に造形短期大学部を卒業し芸術学部写真・映像メディア学科に3年次編入した壹いき岐勇いぶき風さん(飯塚高校)が、ボカロプロデューサー※とタッグを組み、ミュージックビデオ制作に取り組んでいます。 中学生の頃にYouTubeを見たことがきっかけで動画編集を始めたという壹岐さん。造形短期大学部で培ったアニメーションや映像技術をもとに、ミュージックビデオ「対たいと耐たい〜落ち込んでいる人へ編〜」「七変する鳥ちょうか花〜コロナ編〜」を完成させました。 壹岐さんが作詞した歌詞にボカロプロデューサーが曲を付け、曲のイメージを膨らませながら壹岐さんがアニメーションを制作するというスタイルで、「対と耐」には絶えず自分自身と戦っている人たちを応援したいという思いを、「七変する鳥花」には未曾有のコロナ禍において全ての人々の協力が不可欠であるというメッセージを込めました。 「ミュージックビデオを選んだのは、現代の若者はイヤホンで音楽を聴くことが多く、映像とリンクさせることでメッセージを強く伝えられると思ったから。今後も、聴く人に寄り添った、現代社会を映し出す作品を制作していきたい」と語っています。 新鮮なレモネードのキッチンカーが誕生♪ミュージックビデオで時代を切り取りたい「対と耐〜落ち込んでいる人へ編〜」「七変する鳥花〜コロナ編〜」 ※ボーカロイド技術を駆使して創作活動を行う音楽プロデューサーSTUDENT'S VOICE162022 SUMMER2022 SUMMER16

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