PlusK_vol.53
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アートの世界❸1960年〜1969年(昭和35年〜昭和44年) 世界中で戦前・戦後のジェネレーションギャップなどの問題が現れた時代。高度経済成長期の変化の中で九州産業大学が開学、芸術学部も創設された。❺1980年〜1989年(昭和55年〜平成元年) ベルリンの壁崩壊、日本では昭和から平成へと大きな社会変動があった時代。九産大構内には九州造形短期大学が移転、JR九産大前駅も開業された。❻1990年〜1999年(平成2年〜平成11年) バブル崩壊後、長い不況の時期に突入した日本。パソコンや携帯電話の普及などで、少しずつデジタル化が進んでいく時代。吉岡徳仁「TOKYO-POP Day-bed」(2002年)元永定正「あかしろいろだま」(2010年)野村佐紀子「『太陽の汗、月の涙 近藤良平』より」(2006年)❼2000年(平成12年)〜現在 インターネットが爆発的に普及した時代。本学では、柿右衛門様式陶芸研究を発展させるとともに、2002年に九州産業大学美術館を開館し、これまで収集したコレクションを広く紹介している。開館時間:10時00分~17時00分(※入館は16時30分まで)休館日:月曜日、祝日、5月31日(火)~6月3日(金)大川市立清力美術館で動くカラクリアートを展示しました 1月8日(土)~2月27日(日)、大川市立清力美術館で開催された「動くカラクリアート展~不思議の森のびっくり箱~」で、森下慎也准教授の作品を含む約70点を展示しました。 この展示会は、見て・触って・体感できる作品を通して、子どもから大人まで誰もが豊かな感性を育み、みんなで楽しむアートを発信することを目的としています。 2月12日(土)に開催されたワークショップでは、森下准教授の指導により、小学生が影絵投影機を作り、影絵を映して楽しく遊びました。 森下准教授は、「作り手の気持ちが形になった時、世界で1つだけの作品が完成します。それは、何物にも代えがたい魅力的な瞬間です」と語りました。 子どもや親、若い女性をターゲットに、金平糖と万華鏡の機能を組み合わせた、遊べるパッケージをデザインしました。 筒状の万華鏡に金平糖を通すと、内部に設置された三角柱の合わせ鏡に金平糖が反射し、金平糖のきらめきが映し出される仕組みです。 金平糖の色や種類を自由に組み合わせながら万華鏡の組み立てを行い、金平糖を食べながら楽しんだ後は、ビーズなどを入れてオリジナルの万華鏡を作ることもできます。 柴田さんは、「子どもの感性や創造力を育む知育菓子としての役割に加えて、購入者参加型という新しいパッケージの在り方を目指しました」と振り返りました。福岡市美術館で「第53回卒業制作展」を開催しました金平糖万華鏡「いろどり」造形芸術学科 2022年3月卒業柴田 美咲(ヒューマンキャンパス高校)学長賞受賞!Close up!!高橋秀「天の川に蘇るジュノンの雫」(1971年)❹1970年〜1979年(昭和45年〜昭和54年) オイルショックにより、好調だった世界経済が一転。日本では、大阪万博や沖縄の本土復帰などを通して、作品と社会との関係を問う動きが現れ始める。豊福知徳「二段になったレリーフ」(1972年)木下新「ニューヨークグッゲンハイム-美術館考」(1978年) 2月15日(火)~20日(日)、福岡市美術館で「第53 回卒業制作展」を開催しました。 絵画や彫刻、イラスト、漫画、フィギュア、インテリア、映像など、2年間の集大成である155点を展示し、932名が来場しました。162022 SPRING

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