PlusK_vol.53
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 「GLPⅤ(企業実習)」を受講する学生3人が、映像やブランディングなどを手がける㈱ティーアンドエスで、約2カ月間のインターンシップを行いました。 最先端技術を活用したアートイベント「明日のタネを創造しよう! ラディケーション×アート#1 『水を感じる』プログラム」(アシタネプロジェクト)の企画や運営に参加し、“アートを通して水の大切さを伝えよう”というコンセプトのもと、屋外でのデジタルアートの演出案などを発案しました。 福岡市美術館で実施されたイベントには3人も参加し、インターンシップの成果発表を行いました。 国連ハビタット福岡本部が展開する「いのちの水」事業の一環として実施するもので、地域の課題と日本企業が持つ技術をつなぐとともに、各国の知られざる文化を発信し、新たな価値を生み出していくプロジェクト。 社会のグローバル化に対応できる幅広い視野を持ち、国際社会の最前線で活躍できる人材の育成を目的に、2020年度からスタートした全学部横断型特別教育プログラム。国際的課題に強い興味を持ち、高い英語力と意欲を備えた学生を対象としており、現在一期生8人、二期生16人がこのプログラムを通じて、国際関係やグローバルイシューについて学んでいます。 2年次後学期から4年次前学期まで、「GLPI」~「GLPⅦ」の7科目で構成され、「GLPⅡ(特別講義)」では、国連ハビタット福岡本部との間に締結された包括連携協定に基づき専門官が来学し、講義などを行っています。 3年次では、国際社会で協働するための行動力・実践力を身に付けるため、「海外留学語学研修」「海外インターンシップ」「企業実習」のいずれかを履修します。現在、GLP一期生は、「GLPⅦ(成果発表)」に向けて取り組んでいます。 イベントでは、「TouchDesigner」というソフトウエアを用いて光を操る演出を担当することになり、初めてこのソフトを勉強しました。プログラムの構造がとても緻密で非常に苦労しましたが、わずか1週間という限られた期間でマスターする必要性があったため、ソフトに対する理解度が短期間で飛躍的に向上しました。 また、企業への見積書の依頼、比較検討資料の作成、企画の提案などを通して、できないことに対してできないで終わるのではなく、“まずは実行すること”の大切さを学びました。 2カ月という期間はあっという間でしたが、自分で考えて動くことで成長しているという実感を得ることができ、一生忘れられない経験となりました。“まずは実行すること”の大切さを実感しましたCLOSE UP!!最先端技術を活用したアートイベントに参画グローバル・リーダーシップ・プログラム(GLP)芸術学部生活環境デザイン学科4年石井 智也(香住丘高校)国際機関やグローバルに展開する企業で活躍GLP認定書交付①(   )内は単位数 ② ※必修科目 ③ GLP科目として修得した単位は、当該学部において卒業に必要な単位として認定GLP集大成、各自の研究テーマを発表幅広い教養と実践的な英語力を身につける● GLP修了までのフロー2年次前学期終了後、選考試験を実施国際的教養と知識を身につけ、グローバル化した世界が抱える様々な課題について探求する国際社会で協働するための行動力・実践力を身につけるGLP推奨科目(KSU基盤教育科目) / 1年次~2年次前学期KSU基礎教育科目から12単位以上合計24単位以上日本の歴史(2) 世界の歴史(2) 文化人類学(2)現代の経済(2) 哲学の世界(2) 文学の世界(2) 美学・美術史(2) ジェンダーと社会(2) 倫理学(2) 現代の経営(2) 日本国憲法(2) 現代の政治(2) キャリア形成基礎論(2) 数理的教養Ⅰ(2) 数理的教養Ⅱ(2) 実践力育成演習A(2) 実践力育成演習B(2) 課題解決演習A(2) 課題解決演習B(2) Four Skills Ⅰ(2) Four Skills Ⅱ(2) 上記4単位上記4単位上記3科目から4単位以上GLP科目/ 2年次後学期~4年次前学期キャリア開発論(2)数理的教養Ⅲ(2)※GLPⅠ (国際教養)(2)※GLPⅡ (特別講義)(2)※GLPⅦ(成果発表)(2)GLPⅢ(海外留学語学研修)(4)GLPⅣ(海外インターンシップ)(4)GLPⅤ(企業実習)(4)※GLPⅥ(個別指導)(2)1年次2年次前学期2年次後学期3年次4年次GLP集大成、各自の研究テーマを発表POINTアシタネプロジェクト102022 SPRING2022 SPRING10

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