PlusK_vol.53
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 本学は、「文理芸融合のグローバル総合大学」の実現に向け、グローバルに活躍できる人材の育成を目的に、学生に多様な学びの機会を提供し、さまざまな国際化事業を推進しています。 その新たな形の国際交流として、オンライン国際協働学習(COIL:Collaborative Online International Learning)があります。この学習は2000年代にアメリカ・ニューヨーク州立大学が開発し、日本では2014年から始まりました。コロナ禍により海外との交流が困難となった現在では、海外の大学などとの国際交流の教育的手法として注目を集めています。 本学では、以前から海外の大学とオンラインを活用した交流を行っていましたが、文理芸の特色を生かした本学独自の「KSU-COIL型教育」を策定し、今年度から特色あるグローバル教育の一環として推進していきます。本学独自の国際協働学習「KSU-COIL型教育」を導入目的 学生に多様な学びの機会を提供し、グローバルに活躍できる人材を育成する。定義 正課授業において、オンラインツールを活用し、海外の大学の学生と双方向で協働学習や意見交換などを行う教育プログラム。要件 ⑴専任教員が担当する授業科目(単位付与) ⑵本学と海外大学との協働学習(14回中1回以上)プログラム1 言語・異文化交流型COIL 海外の学生との交流を通して、言語能力や異文化理解の向上を目指す。2 専門重視型COIL 専門分野での交流を通して、問題発見力や課題解決力の向上を目指す。3 留学事前学習型COIL 事前に海外の学生と交流し、現地でのスムーズな活動を促進する。KSU-COIL型教育プログラム事例紹介交流を通じて言語能力や異文化理解の向上を目指すもので、大学やゼミナールの紹介のほか、日本のアニメーションの歴史などをテーマにプレゼンテーションを行い、日本のアニメの文化的価値やグローバル性を学びます。言語・異文化交流型COIL(国際文化学部「ゼミナールⅠ」)1国際文化学部×ホーチミン市外国語情報技術大学東洋言語文化学部(ベトナム)2専門分野の相互学修を通じた問題発見力や課題解決力の向上を目的とする講演会において、美術やデザイン、環境、土木工学分野の学術的交流を図ります。また、SDGsに関連する国際的・社会的なテーマを扱うことで、文化的視野や新たな創造性を養います。専門重視型COIL(芸術学部「学外演習」)芸術学部×蔚山大学校デザイン・建築融合大学(韓国)芸術学部×東西大学校デザイン学部(韓国)幸福度ランキングが高いと言われるデンマークの歴史や社会制度について、デンマークの学生が紹介し、同世代の価値観を違いについて意見交換を行いました。GLP一期生×サウスデンマーク大学生(デンマーク)オンライン交流会では、ジェンダー平等や食品ロス、教育格差、気候変動などSDGsのテーマから両国の在り方を比較するとともに、自国の文化や若い世代の意識の醸成などについて意見交換を行いました。GLP一期生&国際文化学部×ニコラウス・コペルニクス大学生(ポーランド)世界とつながる!現地でのスムーズな活動に取り組めるよう、海外渡航前に海外の学生とオンラインで交流します。留学事前学習型COIL3グローバル・リーダーシップ・プログラム「GLP Ⅲ(海外留学語学研修)」092022 SPRING092022 SPRING

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