心の炎を絶やさず、”今“を生きる安部 圭田さんレストランオーナーAbe Keita輝ける卒業生◆なぜオーストラリアに？ 二部だったため、アルバイトを終えてから授業を受けていました。周囲の社会人の方々の話を聞いていると、当時の日本の社会構造や日本で就職することに疑問を持ち、一度海外に出て世界を見てみたいと思うようになりました。オーストラリアを選んだのは、ワーキング・ホリデー制度があり、趣味のサーフィンを楽しみながら生活ができるからです。◆店名の由来は？ 「Chaco」はCharcoal（炭）の略で、「Bar」はお酒を飲むバーというよりもカウンターという意味です。炭火の焼き鳥カウンターという、日本では日常的な光景をオーストラリアで再現したいという思いから名付けました。◆こだわりは？ オーストラリアの方々にラーメンをランチで提供したいという思いから、独学でラーメンを研究しました。また、当時の日本食レストランはさまざまな居酒屋メニューを提供するのが一般的でしたが、本物の日本食を知ってもらいたいという一心から、福岡のソウルフードである炭火の焼き鳥に絞り、キャベツの上に焼き鳥を置く“博多スタイル”で提供することを決めました。◆学生の皆さんにメッセージ 仕事をすることや選ぶことに、大義名分なんて要りません。お金を稼ぎたい、有名になりたい、理由は何でも良いのです。 日本の社会に希望を見いだせないと思う方もいるかもしれません。それなら思いきって、一度世界を見てみれば良い。常にハングリーにチャレンジしていけば、絶対に何かをつかめます。やってみて、やってみて、駄目なら方向転換しましょう。人生に無駄はありません。 与えられた業務をそつなくこなすことも大切ですが、失敗や恥ずかしいと思う経験を重ねてください。私もシドニーで挑戦し続けます。 心の炎を絶やさず、“今”を生きてください。 絶対にできる。［プロフィール］1978年生まれ 福岡市出身1997年3月 九産大付属九州産業高校卒業2001年3月 商学部第二部商学科卒業［略歴］大学卒業後、オーストラリア・シドニーへ渡る。調理師学校を卒業した後、日本食レストランやフレンチレストランで修行を積みながら、2005年に永住権を取得。ヘッドシェフを経験した後、2014年に独立し、ラーメンと焼き鳥を提供する「Chaco bar」をオープン。その後分店し、ラーメン専門店「Chaco ramen」を、2021年3月には天ぷら専門店「Haco」を出店。現在、「Chaco ramen」ニュージーランド1号店を出店準備中。06
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