PlusK_vol.46
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 昨年から開始した「六三亭プロジェクト」は、中洲にある老舗のふぐ料理店「六三亭」のビジュアルイメージ刷新を図るプロジェクトです。 「六三亭」からの依頼を受けて、芸術学部ソーシャルデザイン学科卒業生の本村日菜さんと生活環境デザイン学科4年の立石彩乃さんが、「若者にも親しみやすいデザイン」をコンセプトに、商品パッケージや包装紙などのデザインをブラッシュアップ。地元の旦那衆好みだった従来のグラフィックから、歴史ある博多織の献上柄をモチーフにした、若い女性たちにも受け入れられやすいデザインに変更し、明るい料亭のイメージづくりを行いました。創業50年の老舗料亭のビジュアルイメージを若者の感性で刷新2020Present若者視点から老舗料亭の新たなイメージを創出六三亭プロジェクト プロジェクトは、実際に「六三亭」を訪れて店の雰囲気などを調査することからスタート。老舗の伝統を損なわずに店の良さである家庭的な雰囲気を出すべく、デザインを再考し、担当者へのプレゼンテーションを重ねました。 博多織の代表的な献上柄をデザインに使用することで、時代を超越したその魅力と「六三亭」の伝統が相まって、老舗のブランド価値を向上させました。 新しいパッケージデザインはインターネット用商品で使用されており、今後は店舗販売の商品にも採用される予定です。現在の取り組みSTUDENT立石 彩乃さん芸術学部生活環境デザイン学科4年(福岡西稜高校)博多織の献上柄をデザインに採用しブランド価値を向上新デザイン旧デザイン102020 SUMMER

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