★PlusK_vol.45
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「福岡市中央区PRお福さん」プロジェクト 今回のプロジェクト活動において、デザインで悩んだ時は、そこで止まらずにまずは手を動かすこと、試行錯誤すること、挑戦し続けることが必要だということを学びました。アートを一から学べる九産大の環境を活用し、工芸デザインや空間演出デザインなど他専攻の学生とも連携しながら、今後も学びを深めていきたいです。山村 偲し称ほ乃のさん 芸術学部生活環境デザイン学科 2年(竹田高校) 伝統的な特産品である博多人形「お福さん」を若者視点で現代風にアレンジし、福岡の活性化を目指すプロジェクトに、芸術学部生活環境デザイン学科の2年生が取り組んでいます。 福岡市中央区のお勧めスポットをモチーフにお福さん人形をデザインするもので、青木幹太教授の指導のもと、「プロダクトデザイン演習Ⅰ」で実施しました。 学生たちは、天神、薬院、六本松、地行、大濠公園エリアの5グループに分かれて、名所を巡る実地調査からスタート。福岡市動植物園や福岡ドーム、福岡城、大濠公園などを訪れ、街並みや雰囲気をデザインに反映し、自分たちで絵付けを行い、ユニークな作品に仕上げました。 このお福さん人形は、2月20日(木)から3月1日(日)まで、天神イムズで開催された「九産大プロデュース展2020」で展示されました。 この展示会は、学生約100人が地域産業振興のために取り組んだ地元企業や行政との協働の成果を紹介するものです。 福岡市動植物園をモチーフにしたカバやオランウータンの顔をした個性豊かなお福さん人形が手作りマップ上に並ぶと、来場者からは「発想がとても面白い」という声が上がっていました。 今後は、福岡市中央区役所の改装後のエントランスに設置され、案内図として活用される予定です。STUDENT'S INTERVIEW博多人形を現代風にアレンジして福岡市中央区をPR産学官連携プロジェクトの成果を学外に向けて披露プロジェクト型教育今年で12回目の「九産大プロデュース展」。33のプロジェクト、約150点の作品を展示しました。152020 SPRING

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