PlusK_vol.35
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 この夏、生まれ変わった本学のキャンパスを手掛けたのは、世界的庭園デザイナーの石原和幸氏。イギリス王立園芸協会主催のガーデニングショーで金賞を9回受賞し、エリザベス女王から「緑の魔術師」と賞賛されています。 本学のキャンパス環境整備事業の一環として進めてきた、この緑化プロジェクト。デザインを依頼された石原氏は、「Campus in the Garden(庭園の中のキャンパス)」というコンセプトのもと、グラウンド周辺の約10002mを芝桜で埋め尽くしました。また、キャンパス中央の水路には滝が流れ、石灯籠を配した情緒あふれる日本庭園と、美しい花々や白いベンチの洋風な雰囲気が調和した、憩いの庭園になりました。さらに、その周辺にはもみじや光沢のある美しい葉が印象的なシマトネリコなど、約100本の木々を植樹。成長するにつれ、緑の豊かさが増していくことでしょう。昭和33年長崎県生まれ。59歳。22歳で、生け花の本流「池坊」に入門。国際ガーデニングショーの最高峰である「英国チェルシーフラワーショー」で、金賞を9回獲得。さらに、平成28年大会では最高賞のプレジデント賞を受賞。全国で庭と壁面緑化事業を展開している。庭園デザイナー株式会社石原和幸デザイン研究所代表取締役滝や石灯籠、巧みな石使いなど、“和”のテイストがあふれる空間緑が多いやすらぎのスペースではあるものの、季節の変化に乏しい木々の緑と色とりどりの花々が見事に調和キャンパス中央の水路周辺が、美しく生まれ変わったことに気付いた人も多いかもしれません。今回は美しく変身したキャンパスをご紹介します。 今後は、秋には楓や銀杏の紅葉、春には芝桜の絨毯、夏には水路にホタルが舞うよう、「心にゆとり」を育む、潤いのある教育環境整備を続けていく計画です。地域の皆さんにも、散歩をかねて気軽に立ち寄ってもらえるキャンパスを目指しています。ぜひ、四季を彩り続ける緑のキャンパスを満喫してください。13+K 2017 Autumn

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