PlusK_vol.34
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平成29年4月、理工系学部は「理工学部」「生命科学部」「建築都市工学部」の3学部7学科に生まれ変わりました。新編成では、所属する学科だけではなく、学部共通の専門基礎教育も実施、幅広い知識を学びます。新しくなった理工系学部の魅力を紹介します。電気工学科主任織田 一弘教授 電気電子・情報通信工学技術は、さまざまな分野で活用されている基幹技術です。電力・通信・交通システムなど、社会の基盤となるような産業界で活躍できる人材が、今、必要とされています。そのため、資格取得のサポート体制にも力を入れており、国家資格を取得すると、授業の単位として認定します。工学で大切なのは、基礎力です。基礎力を身に付け、国のインフラを支える分野で活躍してください。電気工学科1年中園 海斗さん(九州国際大学付属高校) 講義では、電気工学が社会でいかに役立っているかを学んでいます。想像以上に幅広い分野で必要とされていることを知り、学修意欲が高まっています。将来は、自分で回路をつくることができるスキルを身に付けたいです。理工学部長鶴田 和寛教授 現代は、機械の多様性など、ものづくりに関する世界的変化の時代を迎えています。この変化に対応するため、「九産大独自のものづくり教育革命」を推進。機械工学における専門基礎をベースに、複数の機械部品を組み合わせて新しい付加価値を生み出すシステムを考案・設計・製作する技術者育成のための教育を実施しています。学生の皆さんは、失敗を恐れず、挑戦し続けてください。機械工学科1年和泉 瞳さん(福岡中央高校) 今は座学がほとんどですが、機械製図や図学などの専門科目もあり、楽しいですね。機械の根本である精度の高い部品を見るとワクワクするし、自分でも早くつくりたいという思いが高まります。将来は、人を喜ばせることができる機械設計者を目指しています。情報科学科主任田中 康一郎教授 スマートフォンなどのアプリ開発や組込みシステムの設計、クラウドを用いた情報システムの構築など、実践的な技術を学修します。また、ペッパーを導入したロボットプログラミング演習も実施する予定です。機械・電気工学科と連携し、ハードウエアに強いソフトウエア技術者を育成することにより、卒業後に活躍できる分野も大きく広がるでしょう。「自分にしかつくれないもの」をつくる技術を身に付けた人材に成長してください。情報科学科1年水城 菜穂さん(九産大付属九州高校) パソコンのセキュリティーソフトをつくりたいと考えています。2020年からは、小学校でもプログラミング教育が必修化され、今後情報に関わる人材へのニーズが高まると思います。教職課程も視野に、高いレベルを目指して学びたいと思います。07+K 2017 Summer

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