PlusK_vol.34
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 平成4年、日本テレビで「フォーマット改革プロジェクト」がスタート。岩崎教授をメンバーとする視聴率2位の日本テレビが、当時のトップだったフジテレビを追い抜くために何をしたのか、今ではお馴染みとなったその手法の数々を伝えます。テレビ番組の編成を通じて、マネジメントのノウハウを紹介する1冊です。 新聞やテレビなどのマスメディア、SNSなどのソーシャルメディア、まとめサイトなどのキュレーションメディアの3つのメディアの連鎖により生まれる情報伝播のメカニズムを多角的に分析。「レモンジーナ」や「ふなっしー」などの事例を検証することで、メディアの連携・連鎖によって、情報がどのように拡散、成長し、ヒットしていくかのメカニズムを明らかにします。 メディアは、重層的に絡み合い複雑性を増していますが、むしろ相互の関係性を強め、融合の方向に向かっています。メディアの特性を理解し、若い感性で、メディア・コミュニケーションの「今」をとらえてください。 フォーカシングとは、自分の実感に焦点を向け、体の声に耳を傾ける心理療法です。フォーカシングは心の不調の改善が中心でしたが、この本では多彩なワークを散りばめながら、心だけではなく体の不調に対するフォーカシングも紹介しています。実践的なエクササイズなども豊富に取り入れており、入門書としても最適です。 本書では、「初詣」という日本の伝統的な行事が、古来からではなく明治以降に鉄道会社の集客戦略によって庶民に広まった後、正月行事として定着した歴史を探ります。鉄道を通して、宗教的な行事の起源と発展の歴史を明らかにした1冊です。 現代は、忙しすぎて心と体に不調を抱えている学生が多く見受けられます。自分の心や体との対話の方法を学ぶことは、とても重要です。日常のちょっとした合間にできるワークを活用して、心身をリフレッシュさせましょう。 この本は、「初詣は国家によって作られたものである」という説に疑問を持つことから生まれました。学問の醍醐味は、疑問を解き明かすこと。皆さんも身近な事柄を疑うことから始めてください! 当時やっていたことは、フジテレビと日本テレビの2週間分の番組を全て見比べ、1分1秒まで視聴率の動きやCMを特大方眼紙に書き込む、という膨大なアナログ作業です。でも、自分で体を動かして考えたからこそ、00分から始まる番組を数分前倒しにする「またぎ編成」などのオリジナルの発想ができ、改革を可能にしたと思います。12+K 2017 Summer

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