PlusK_vol.33
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 入学前にキャンパスを訪ね、広くてきれいな大学という印象を持ちました。図書館が大好きで、書店で選んだ好きな本を購入できる「選書ツアー」にも参加しました。勉強したい学生を応援してくれる大学だと感じています。 父が「女性の一人暮らしでも安全な国」という理由から、日本を選んでくれました。その時、私はイギリス留学を希望しており、日本語はまったく分からず不安もありました。でも来日してからは、私の文化を理解し、サポートしてくれる友人たちとも出会え、この国が大好きになりました。父には、とても感謝しています。 1年生の時、国際交流センター主催の「留学生日本語弁論大会」で、『社会関係論』の授業で学んだ〝現代の日本の家族〞をテーマにスピーチし、オーディエンス賞を受賞しました。2年生の時には、語学教育研究センター主催の「英語スピーチコンテスト」で、日本に留学する際に父が留学先を熱心に調べてくれたこと、どの 「おもてなし好きの優しい人たち」の住む、中国北西部の新疆ウイグル自治区出身のデリヌさん。母国語のウイグル語をはじめ、中国語、日本語、英語の4カ国語を操り、大好きな言語の学修に励むデリヌさんに、学生生活について聞きました。国際文化学部 日本文化学科3年迪力努 阿迪力さん(中国・新疆ウイグル自治区出身)デリヌ    アデリ17+K 2017 Spring一見アート作品のオブジェのようなフォルムですが、実はこれもイスです。スチールパイプのフレームにポリウレタンを巻いており、実際に座ることができます。そのフォルムからは想像もつかない座り心地の良さを体感してください。その名のとおりジグザグとしたフォルムが特徴的なこのイスは、一切の金属部品を使うことなく、4枚の板のみで作られています。強度を上げるためにどのような木工技術が使われているのか、ぜひ会場で確かめてみてください。建築家であり家具デザイナーでもあったマルセル・ブロイヤーは、大正9年から13年までドイツのデザイン学校「バウハウス」で学び、15年には同校の教官になります。彼によって作られたこのイスは、スチールパイプを使用した世界初のイスであり、「バウハウス」を代表する名作です。木、金属、プラスチックといった素材からどのようにしてイスが作られていくのか、その製作過程を紹介する映像を上映します。ぜひご覧ください。開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)休館日:月曜日、展示替え期間美術館来館時に配布する割引券を持参の方のみ右記3品がなんと50円引き!デザイナーズチェアは本学の特色あるコレクションの一つであり、その数は100点を超えます。今回は、イスの「素材」がテーマ。イスに関する学生からの質問に答えたQ&Aパネルを活用しながら、選りすぐりの約30点を紹介します。18世紀から現代までにデザインされた、名作イスの数々。ぜひ、実際に座って鑑賞してみてください。 九州産業大学では開学55周年事業の一環として、テレビ番組「美の鼓動・九州」(※)を制作し、「九州のクリエイターを応援します」のキャッチコピーのもと、九州で活躍する芸術家を取り上げています。展覧会では、平成28年4月〜平成29年3月までの同番組の出演者の中から、選りすぐりのクリエイターの作品をご紹介します。マルセル・ブロイヤー「ワシリーチェア」(大正14年)ハリー・ベルトイア「ダイアモンドチェア」(昭和27年)テルエ・エクストレム「エクストレム」(昭和59年)ヘーリット・トーマス・リートフェルト「ジグザグチェア」(昭和9年)ヴァーナー・パントン「パントンチェア」(昭和35年) 福岡市では、博物館や美術館の役割を広く知っていただくため、「国際博物館の日」(5月18日)を含む週に、「福岡ミュージアムウィーク」を開催しています。期間中は市内の参加施設において、観覧料が無料または割引になります。さらに、各参加施設では、講演会やワークショップ、スタンプラリーなどのさまざまなイベントを開催します。ぜひこの機会に多くのミュージアムに足を運んで、博物館や美術館の魅力を思う存分味わってください。※ TNCテレビ西日本にて、毎週日曜日の午前11時45分から放映中● 展覧会期中の毎週水曜日 12時20分〜(20分間) ※5月3日を除く● 4月29日、5月13・27日の土曜日 14時〜(30分間)美術館展示室 ※申込不要5月20日(土) 13時〜16時30分※詳細については、美術館ホームページを ご覧ください。小学校1〜6年生(定員20人)美術館展示室 ほか19+K 2017 Spring

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