PlusK_vol.32
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開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)休館日:月曜日、展示替え期間美術館来館時に配布する割引券を持参の方のみ右記3品がなんと100円引き!九州で最初の大学美術館として、平成14年にオープンした九州産業大学美術館。しかし、その他の場所にもたくさんの美術品があり、九産大はキャンパス全体に美術品が展示されています。今回は、平成29年3月末で定年退任する芸術学部松永洋子教授の陶板壁画「寓意的構成 ’91-Ⅲ」をご紹介します。 1号館1階のエントランスホールに、縦・横5.4メートルほどの大きな壁画があります。一辺約30センチの陶器の板324枚からなる陶板壁画で、現在の1号館が完成した平成5年3月に設置されました。 原画となったのは、松永洋子芸術学部芸術表現学科教授の油彩画「寓意的構成’91-Ⅲ」。筑後の風土や女性的な生命力が、抽象的な色や形で表されています。壁画の制作は佐賀県有田町の陶器会社が行いました。松永教授は半年の間、毎週有田町に通って制作を続け、特に陶板の色や表面の仕上げに苦労したと言います。 完成した陶板は、大ぶりな曲線や柔らかな土の色、陶器の質感などが、1号館のエントランスホールの空間によく馴染んでいます。松永教授は48年間の美術教育・研究生活を終え、平成29年3月末で大学を退任しますが、この壁画は学生たちの大学生活をこれからも彩り続けます。1号館1階エントランスホール陶板壁画「寓意的構成 ’91-Ⅲ」原画 平成5年 本学芸術学部・大学院研究科の卒業・修了制作を展示します。学部生の作品は15号館〜17号館および芸術学部アートギャラリーにて、大学院研究科生の作品は美術館にてご覧いただけます。 芸術学部芸術表現学科、生活環境デザイン学科、ソーシャルデザイン学科の教職員による研究発表展。油彩画、版画、日本画、陶芸、金属工芸、染織工芸、彫刻作品、映像作品などの幅広いジャンルの作品や研究資料を展示します。古本元治「風図鑑」 平成28年~キャンパスは小さな美術館でいっぱい~キャンパス美術品めぐり松永洋子 教授15+K 2017 Winter

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