PlusK_vol.32
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学生参加型ページ この『明日の空』は、私たち2年生が中心となって制作した初めての作品です。撮影に当たっては、出演や撮影場所の提供など、福岡女学院大学の皆さんに多方面でサポートしていただき、無事完成させることができました。今後も他大学と連携しながら、映画を制作していきたいと思います。毎号新しい企画に学生がチャレンジするコーナー。今回は、学術文化会サークル「映画研究部」が制作!神薗 拓真さん(工学部 電気情報工学科 2年・鹿児島工業高校)今号の担当者※昨年12月10日(土)・11日(日)に開催された、本学をはじめ、九州大学・九州工業大学・西南学院大学・福岡大学・福岡女学院大学の6大学の学生による、それぞれの自主制作映画の合同上映会。人生は、課題の連続だった。うなだれる僕。そこへ現れたタロウ。温かい手を差し伸べてくれようとするタロウ。しかし、今度こそ、僕は自分の力を試したい。―――タロウとの決別。だが、悪いことは重なるもので、とうとうリストラ。後任者の蔑んだ目。ああ、どうすれば…?どん底―――。そういえば、タロウは、あれからどこへ行ったのだろう。そこに、二度と現れるはずのなかったタロウが…。タロウが買ってきてくれた、2本の温かいコーヒー。 小さな嵐の中で、僕は今、感じている。人生に課題は尽きないが、苦しみの先には、常に価値ある何かがあることを。そして、僕は分かった。影のように僕に寄り添ってくれたタロウが、いったい誰であったかを―――。僕は歩み出す。いったいどうすればいいんだろう。友達もいない。目標もない。いつもクラスメイトから笑われている僕。するとある日、孤独な僕の前に突然一人の男、タロウが。それは不思議なくらい、僕とそっくりな影のような男だった。僕の思っていることを口にし、僕のできないことを躊躇なく行動する君は、いったい誰…?僕はこの男のおかげでやっと就職できたのだった―――。社会人となって、仕事を前に、僕は必死。社会人生活は順調だった?いや、世間はそんなに甘くない。仕事ではミスばかり。厳しい上司の叱責。僕、宮田彰。大学4年生。僕は、その頃、人生の壁を前に立ちすくんでいた。―――就職。14+K 2017 Winter

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