PlusK_vol.32
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自らの経験と重ねながら真剣な表情で聞き入る参加者たち交渉術の意義を熱心に語るリックス氏マレーネ・リックス氏の「交渉術ワークショップ」を開催 教育・研究 男女共同参画推進室は、昨年12月6日(火)、デンマークを拠点に活動している交渉術上級アドバイザーのマレーネ・リックス氏による、女性教職員のための交渉術ワークショップ「Women Negotiating」を開催しました。  世界各国の企業や公的機関で15年以上交渉術を指導してきたリックス氏は、「人に何かを望む場合、まずは自分が欲するものを知り、それをしっかり相手に伝えることが交渉の第一歩である」と語りました。 さらに、「女性が発言しやすい環境を作るためには社会を変える必要があると思いがちだが、自分のやりたいことを伝えることで仕事が変わり社会が変わります。対話を続けながら、お互いがWin-Winになる環境を作っていきましょう」と訴えました。  参加者からは、「交渉術は勝ち負けではなく、お互いにとってメリットをもたらすツールだと知った」、「マイナスと取っていた譲歩をプラスの面から考える良い機会になった」と、交渉術を再認識する声が聞かれました。『かもめ食堂』の映画監督・荻上直子氏が講演芸術学部 写真・映像メディア学科教育・研究「画面の外にも伝わる空気感」を大事にしているという荻上氏 平成28年度九州産業大学芸術学会特別講演会が昨年11月1日(火)に開催され、『かもめ食堂』や『めがね』などの監督である荻上直子氏が、「映画カントク、5ミリの余裕」と題し、講演を行いました。 荻上氏は、2月公開予定で5年ぶりの新作『彼らが本気で編むときは、』の制作秘話や、大学卒業後単身で渡ったアメリカでの苦労話などについてユーモアを交えながら語り、どんな状況においても人に優しくできる少しのゆとりである「5ミリの余裕」の必要性を訴えました。 「学生の時から映画が撮りたくて撮りたくて、今監督として活動できる幸せを噛み締めています。皆さんも好きなことを仕事にできるよう、夢に向かって頑張ってください」と熱いエールを送りました。商船三井の「にっぽん丸」デッキにて商学部 観光産業学科産学連携のクルーズ研修を実施教育・研究 商学部観光産業学科が、昨年10月14日(金)〜17日(月)に、クルーズ船を活用した産学連携の実践的授業を行いました。  今年で2回目となるこの授業は、学生たちがクルーズ客船による地域観光振興の重要性を認識し、自らの体験に基づく振興策の提案を行うことを目的としています。  事前に基礎知識を学んだ19人の学生は、沖ノ島、上五島、天草を巡る商船三井の「にっぽん丸」に乗船し、ゼネラルマネージャーから、クルーズ振興の目的や効果、ホスピタリティについての講義を受けました。また、長崎県新上五島町と熊本県天草市でも、観光を取り巻く現状や課題についての講演を受講しました。 今後は、この研修結果を踏まえ、海運会社や旅行会社に次年度の企画提案を行う予定です。09+K 2017 Winter

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