PlusK_Vol.31
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18+K 2016 Autumn 今年の香椎祭造形フェスティバルは、九産大との共通テーマ「WAO! つなぐ」のもと、開催されます。今年は、15号館をスクリーンにプロジェクションマッピングを実施するなど、新しい企画も満載です。 香椎祭実行委員長の山之口ことねさん(造形芸術学科2年・佐賀北高校)は、「九産大の先生にも指導してもらい、初めての共同開催が実現しました。新しい企画に積極的に取り組み、楽しい香椎祭にしたいです」と語ります。 造形短大ならではの、学生が作った雑貨の模擬店や参加型のステージイベントなど、例年以上に充実した香椎祭を目指しています。 8月18日(木)〜21日(日)、東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市の「未来への記憶」プロジェクトに、造形短大の学生たちが今年も参加しました。東日本大震災犠牲者へ鎮魂の思いを込め、平成25年から陸前高田市の普門寺で、石像彫刻の五百羅漢像制作を続けてきました。参加者は、高さ30〜40センチほどの石に祈りを込め、思い思いに刻みます。仏像を彫ることが、鎮魂とともにアートセラピーとして人々の癒しになると知り、参加を決めた造形芸術学科1年の横手美穂さん(南関高校)。1日1体ずつ、3体の羅漢を完成させました。「制作中は、とても穏やかな気持ちで、これまでの学生生活を振り返ったり、もっと頑張ろうという新たな決意が湧いてきました」と横手さん。「石像づくりが復興につながれば」と、被災地に思いを馳せていました。陸前高田市の復興を願う石像彫刻プロジェクト 10月21日(金)から11月6日(日)に開催される遠賀郡芦屋町の「あしや砂像展2016」で、造形短大生の作品が展示されます。今年のテーマは、「時空を超えて〜宇宙〜」。造形短大では、「12星座」を独自のテーマにすることを決め、準備を進めてきました。9月から砂像制作についての事前学習を行い、班ごとに制作内容を決定、下絵作成に取り掛かりました。砂像の制作は、10月8日(土)・9日(日)の2日間。プロの砂像彫刻家も参加しており、他の参加者の制作過程を見学することも貴重な経験になりました。「12星座」をテーマに砂のアートを制作砂と水だけで作るため、良く混ぜてしっかりと固めることがポイントです「市内見学もしましたが、完全復興まではまだまだ時間が必要だと感じました。今後も応援を続けたいです」と横手さんみんなの心を一つにして協力し合いながら、一生懸命準備しています昨年の香椎祭造形フェスティバルの様子第48回香椎祭造形フェスティバル,16香椎祭開催日:11月4日(金)〜6日(日)「大学との相乗効果で、香椎祭を成功させます!」と意気込みを語る山之口さん

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