PlusK_Vol.30
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20+K 2016 Summer 平成28年4月、九産大芸術学部エリアにキャンパスを移転した造形短大。新たな環境で学生生活を送る学生の中には、旧短大校舎に名残を感じる人もいるようです。 そんな学生たちが旧短大2号館の教室や廊下などをキャンバスにして、絵画や現代アートを制作しました。 この活動は、5月から6月までのおよそ1カ月間、造形芸術学科2年の杉本鈴佳さん(八幡中央高校)を中心に14人の学生が行いました。メンバーには九州産業大学芸術学部の学生7人も参画し、キャンパス移転によって短大生と大学生との交流が深まりました。 この作品は、6月4日(土)・5日(日)に公開され、短大卒業生をはじめ多くの方が興味深く見入っていました。 造形短大の学生4人が、5月2日(月)〜8日(日)に、福岡市中央区のギャラリー風で、展覧会を開きました。「はにわ」をテーマに、イラスト、写真、油絵、陶芸など、多彩なジャンルの作品がそろった楽しい展覧会となりました。 また、開催の1カ月前に発生した熊本地震を受け、熊本出身でもあるメンバーの一人、造形芸術学科2年の内田知花さん(慶誠高校)が、チャリティーグッズの販売を提案。趣旨に賛同した学生も協力し、アート書道の作品や缶バッジ、ブックカバーなど多彩なグッズも用意しました。 期間中は多くの人が訪れ、作品を鑑賞するとともに、チャリティーにも協力していただきました。 グループ展を終え、同学科2年の梅﨑優実さん(西陵高校)は、「多くの方に見ていただき満足しています」、内田さんは「作品は人に見てもらい評価されることが大切だと思うので、グループ展は良い経験になりました」と語りました。 二人は、「今度はもっと準備に時間をかけ、それぞれの専攻を生かした作品でグループ展を開催したい」と意欲的に話しました。学生有志が「はにわ」展を開催旧短大キャンパスにペイント多くの来場者から好評だった、かわいいはにわのオブジェ1年生の時に博物館で出会った、はにわの愛らしさのとりこになったのが、グループ展のきっかけチャリティーのために制作したグッズ造形芸術学科2年杉本鈴佳さん(八幡中央高校)壁画 「走馬灯」造形芸術学科2年 稻留ひびきさん(宮崎日本大学高校)壁画 「capriccio」造形芸術学科2年梅﨑優実さん(西陵高校)造形芸術学科2年内田知花さん(慶誠高校)芸術学部美術学科4年 浦川大志さん(光陵高校)インスタレーション 「在るもの」大学院芸術研究科3年 山科拓さん(水俣高校)インスタレーション・壁画 「No title」

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