PlusK_Vol.29
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九州産業大学美術館は、九州で初めての大学美術館。約700点の所蔵品は、学生の皆さんに役立ててもらいたいと、昭和41年の芸術学部の開設時より、一つひとつ思いを込めて集められたもの。美術館は芸術学部15号館の1階にあります。ぜひ美術館に足を運んで、気軽にアートを楽しんでください。開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)休館日:月曜日、展示替え期間野見山暁治《花と骸骨など》(昭和23年頃)大正9年、福岡県生まれ。本学芸術学部で非常勤講師として教鞭を取ったことも。一昨年、文化勲章受章。《花と骸骨など》は20代の頃の作品。十四代酒井田柿右衛門《濁手桜花文花瓶》(平成14年)昭和9年、佐賀県生まれ。濁手と呼ばれる乳白色の素地に赤で描かれた優美な文様が特徴的。人間国宝(重要無形文化財「色絵磁器」保持者)。※中央会館横の柿右衛門様式窯は、故・十四代柿右衛門氏が平成11年に本学の大学院教授に就任されたのを記念して、平成12年10月に設置。高田博厚《フーロン夫人》(昭和6年)明治33年、石川県生まれ。日本近代の代表的彫刻家の一人。《フーロン夫人》は、31歳の時にフランスで制作したもの。帰国後、本学芸術学部の創設に尽力。坂本繫二郎《放牧》(木版画集『阿蘇五景』より)(昭和25年)明治15年、福岡県生まれ。近代洋画の巨匠の一人。フランス留学から帰国後は福岡に戻って制作。木版画集『阿蘇五景』は68歳の時に制作。アルヴァ・アアルト《アームチェア41(パイミオ)》(1930-31年設計)アルヴァ・アアルトはフィンランドを代表する建築家。この作品は、一枚の合板からできており、ゆるやかな曲線で椅子を形づくっています。学生教育のために収集されてきた本学の700点におよぶコレクション。今回の所蔵品展では、本学の教育に対する思いが込められたコレクションの50年の歩みを振り返ります。本学客員教授で写真家・エッセイストのハービー・山口先生の写真展。二十歳の頃の作品をはじめ、ロンドン時代のもの、若い人々の日常を撮ったHOPEシリーズなどを一堂に展示します。大辻清司《無言歌Ⅰ》(1956(1994)年)©Herbie Yamaguchiフランス語で「美術のカフェ」の意。自慢の自家焙煎のコーヒーを、芸術学部の教員や学生たちがつくったコーヒーカップで飲めば、気分はアート!美術館来館時に配布する割引券を持参の方のみ下記3品がなんと100円引き!上野彦馬《傘をさす西洋婦人》(明治23年-28年頃)幕末から明治にかけて活躍した日本の写真家(写真師)。長崎県生まれ。長崎などに写真館を開き、肖像写真や風景写真を多く撮影。※本学では、平成12年より「上野彦馬賞-九州産業大学フォトコンテスト-」を実施しています。18+K 2016 Spring

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